この政府の国家戦略的意識はなんだろう?
領土問題でロシアと中国に揺さぶられ続けている。
今回のG20での両国とのTOP会談についてもロシアのメドヴェージェフ大統領
との会談は決まったようだが何をどう交渉しようというのだろう。
中国の胡錦濤
国家主席
との会談は未定のようだ、会談(の事実だけ)を目的の自尊心のかけらも無いラブコール。
(こんなことでは『踏まれてもついていきます下駄の雪』の都々逸?のようだ)
何を交渉しようと言うのか!
双方とも先月のロシア中国のTOP会談で日本との領土問題(両方とも歴史的事実として日本固有の領土は明確ではあるが)で連携して(このろくでもない)日本政府を揺さぶり続けている。
双方とも近代的国家として疑問点だらけ、あれだけ国土はでかいのに領土に対しての執着心は異様ともいえる覇権主義の塊のような国、内政的に強い国を目指さなければいけない事情がある。
それは両国とも超他民族構成国家であり近代的資本主義を経ないで社会主義国家から逆戻りともいえる急進的経済成長の結果創造を絶する経済格差が生まれて内政的には非常に不安定な状況にあると見える。
それゆえに国民の目を国内から外国に向けさせてガス抜きをしなければ分裂するような危うい状態を続けているように見える。
要するに『敵の敵は味方』の外交的論法での日本に対しての行動と見える。
中国が一方的に尖閣諸島の領有権 を主張するのは『歴史的事実』として今の与党である政府も日本としても正しい主張ではあるが’70年代に「石油資源が埋蔵されている」との調査結果を約40年も経た今頃になって中国が(事実誤認で根拠も無い)領有権を主張しているのは異常なまでの経済発展によるエネルギー不足の手当てとしてもあるし対米戦略としての太平洋防衛ラインの軍事前略もあるのだろう。
ロシアにしてもサンフランシスコ条約以降北方領土問題 の返還交渉はエリツィン大統領 の時代に進展が(少し)あったがその後のドサクサ(参院選大敗を受けての橋本首相の辞任)で何の進展も無いまま今日に至っている。
なぜこの次期にロシア大統領がそれまでの国家最高責任者(書記長や大統領)が行かなかった北方領土に行ったか?
これはロシア中国の連携プレーで日本の政府
・菅首相は外交無知で経済音痴
・仙石官房長官は訳がわからないことばかり言って内閣(日本ではなく)を守ることが最優先
・前原外務大臣は方向性が良く分からない思いつき発言ばかりのトンガリ方
・前首相の鳩山さんは国際的にも日米関係でも無責任な発言で日本の国際的信用度を失墜
のガタガタ状態を突いて揺さぶりをかけてきている外交戦略での連携プレーと見える。
こんな体たらくだから国益を損なうことばかりおきる。
この内閣中枢の首相と官房長官が中道左派なのは彼らの今までの政治行動を見れば分かるが、彼らが(とんちんかんな)行動を起こすごとに(聡明な)日本国民は思想的に右傾化していくような気がする。
こんなことでどうする?
だから武力行使が可能な国家公務員が(意味の無いことまでもポリシーもなく機密とした)衝突画像を露漏させる行動に追い込んだのでないか?
こんなことがエスカレートしていくとふがいない政府に対してクーデターが起きてもおかしくない。
歴史を見ても政府が無能(シビリアンコントロールが効かない)だった時に軍部が暴走したことをもう忘れたのか?
危険なことだ。
一刻も早く思想信条が同じもの同士が集まり新しい政党を設立して明確な国家戦略を掲げて解散総選挙して新しい日本を導くよう機体をしたい。
政党設立についてのKeywordは
・憲法改正の是非
・外交的情報戦略
・安全保障
・福祉問題
・中央集権/地方分権(道州制)
・選挙制度(小選挙区or中選挙区)
・二院制の是非
等々で明確に主張して複数政党が出来てもらいたい。
要するに日本の国益(国民の安全と財産の保全)を守るために存在するのが政府の存在価値、これを第一義の目的として欲しい。
そのための主義主張で複数政党が出来ることは近代国家では当たり前の事だ。
(日本を揺さぶり続ける両国はその意味でも異常な国家と思える)
おじさんとしては日本人の民族性として二大政党性は違和感があるので3~4政党ぐらいで連立政権で行き過ぎの無いような国政を行ってもらいたい。
な~んてね(休日の朝の記事にしては重いテーマだね。)