雨ばかり降っている(今も埼玉東部は雷と豪雨)
今回の集中豪雨は報道を見ても突発的に洪水となるくらいの集中降雨。愛知や静岡などの被害にあった方へお見舞い申し上げる。
で、こんな天気でクルマもなかなかいじれない、
なのでBS2で放映した映画(ビデオ撮りも含めて)を集中的に観た。
一つ目は、「トスカーナの休日」、
フランシス(ダイアン・レイン)が離婚で傷ついた心を癒すためのイタリア・トスカーナへの旅行中に見つけた家を衝動買いしてリフォーム等の期間に係わる人たちとの交流やらなにやらを描いたストーリだが、不動産業者マルティーニ(ヴィンセント・リオッタ:既婚者)や、大工の棟梁、たまたま行き会ったマルチェロ(ラウル・ボーヴィア)などとの関係を描いていた。
どちらかというと女性好み映画だが最後のオチ(?)であるマルティーニとの会話で主人公の台詞から流れが面白く楽しめた。
そうそう、AlfaRomeoのDuetto(かな?)をマルチェロが乗っていた。
二つ目は「地下室のメロディ」、
これは自分の好きなフランスのモノクロ映画。
強盗ものの映画だがジャン・ギャバンが渋い、また若き日のアラン・ドロン(これはこの後のボルサリーノでも思うのだが)のかみそりのような雰囲気と危うさが良く出た面白い映画、この頃のフランス映画(死刑台のエレベーターもそう思えるのだが)の特徴かもしれないが全体的にゆったりした静かな感じのストーリー展開が面白かった。
これもまた、アラン・ドロンがAlfaRomeoのDuetto(かな?)に乗っている場面があった。
三つ目は「冒険者たち」、
これは男(友情で結ばれた)二人(アラン・ドロン、リノ・バンチュラ)とひょんなことで工場に迷い込んできた芸術家の女(ジョアンナ・シムカス)がアフリカ沖に宝探しに行きその結果・・・、のストーリーだが最後まで三人の(友情または愛情なのかどうか)絆を描いた作品、男二人と女一人のストーリは「明日に向かって撃て」があるが自分としてはこの冒険者のラストシーンが見ごたえを感じさせるいい映画であった。
四つ目(ずいぶん立て続けに見ている)は「ボルサリーノ」、五つ目は「ボルサリーノ2」、
これはずいぶん昔に映画館でも見たのだが、アラン・ドロンとジャン・ポール・ベルモントの映画。
内容的には若き日の二人がマルセーユの利権を獲得していく映画。
ストーリー仕立てはゴッド・ファーザーの何作目かは忘れたが若き日のドン・コルレオーネ(ロバート・デ・ニーロ)がマフィアの勢力争いで自分たちの縄張りを拡大をしていくストーリーと似ている。
但しカペラ(ジャン・ポール・ベルモント)の味なのか全体にゆっくりでほんわかとしたストーリー展開。
この続作である「ボルサリーノ2」はアラン・ドロンが一人主役となるストーリーだが自分としては一作目のほうが好みだ。
ちなみに「ボルサリーノ」は帽子のブランドだが主役二人を含めた出演者のファッションがすばらしい(粋?)。
今日の夜中は「暗殺者のメロディ」(主演:アラン・ドロン)を放映する。
BSでは今後黒澤明監督作品等も連続して放映するとの事、楽しみだ。