ブランディング(GTーRについて一言) | 酔眼(酔った眼でのあれやこれや)

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マルチチャンネルアンプSR機器でJAZZなど、CinelliとKonaの2×2輪生活、最近は運転していないAlfaRomeoMiTo結局は妻専用スーパー(買い物用)カーとなり果てる、チワワの『らぶ』とPentaxKPなどで撮るへぼ写真、酔った眼でのだらだら・ぐずぐずな年金生活の日々

世間で一時(今もか?)騒がれていたGT-Rを最近はよく見かけるようになった。




あの爆発的な性能(ポルシェカレラよりも性能で上回るとの事)で、800万円前後の価格設定。

単一モデル(他車流用のパーツはほとんど無いらしい)での価格を考えるとかなり安いそうだ。

(といっても自分に買える金額ではないが・・)



S-54B


C10


R32

今度のGT-Rは、プリンス時代のスカイラインGT-B(S54B)や、

日産に吸収されてからのR380エンジンのディチューン版を載せた初代スカイラインGTR(C10)、

その次のR32GT-R(これはいまだに従弟が大事に乗っている)、R33、34・・・へ、

面々と続くGT(-R)の集大成なのかも知れない。


しかし、歴史、開発の頃からの話題性(最近では珍しいティザーキャンペーンでのCMもやっていた)とスペックを持った商品ブランドとして考えた場合、日産のブランディングとしては?がつく。


これだけステータス(性能、話題性)をもたせたマシンを800万程度で売るのはどうかと思う、アルファの8Cや跳ね馬の”エンツォ”みたいに売る側が買う人を選別しなくても良いとは思うが、少なくとも1千万円の大台をオーバーする価格(日産のマーケティングと原価計算から割り出した売価かも知れないが)を設定すべき気がする。


一部には「メンテナンスは指定のファクトリー以外では出来ないようにしてあるのでそれで儲けを出す?」との眉唾(?)の記事もあったが。


しかし、日本車としては珍しくプリンスの時代から脈々と続いたレース神話や初期の頃からの開発者である桜井真一郎氏のメディア露出など,

また以前放送されたテレビ東京の番組中の、現GT-R開発者の方の思い入れなどは理解できるが、この価格設定ではブランドの確立は出来ないような気がする。


私の年齢では「いつかはクラウン」・・・ではなく、

スカGに乗ってみたいなどの夢をもったものだ。


だからこそ、今度のGTーRは若干の無理で手が届く価格帯では駄目で、

よっぽどの思い込みでやっと手が届く価格帯で販売して欲しかった。


我々の永遠(?)の夢として・・・・


それでこそブランドの確立であり、製造している日産のブランド力も上がると思うが・・・・。


異論反論を承知で言わせてもらうと、ジャパニメーション的無機質なイメージが強すぎて、せっかくの歴史に裏づけされた味が無く、これまでのGT(-R)との関連性や連続性が自分には感じられないので、個人的には今のGT-Rは(価格的に見ても買えないが)好きになれない。