チョコザップのオファー戦略(2) | 景表法ニュースレター バックナンバー

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弁護士出身の実業家・林田です。


会員数が100万人を超えるチョコザップ。

急成長を支える一つの要因は巧みなオファー戦

略にあります。

みなさまにもそのノウハウを学んでもらいまし

ょう。

 

チョコザップ入会→初回支払い3000円に2万

円相当のプレゼントを付ける、という企画を検

討しています。

KEYは「支払額のMAX20%」とする「総付景

品規制」を外すこと。

前回はその第一段として、「抽選」戦略を検討

しましたが、1万人集めても30人にしかプレ

ゼントできず、イマイチでした。

 

今日は第2の戦略「報酬化」を検討しましょう。

再度、私が作った「プレゼントの考え方フロー

図」(>ルール集12-A)をご覧下さい。

与えるものに対価性があればそれは「報酬」で

あり、「プレゼント」ではないので、フローか

ら外れ「総付景品規制」は適用されません。

そこで顧客に何かをしてもらうことになります

が、注意を要するのが「対価性」=バランスです。


以前、こういう例がありました。

アンケートに対しYESかNOかを答えること

に対して4000円相当の化粧品を提供しようと

したところ、それは対価性がない、つまり、

too muchだからその化粧品は景品として扱わ

れる、と行政から指摘を受けたのです。

 

なので、too muchと言われないようなことを

要求する必要があります。

本件は2万円相当の提供なので、2万円相当の

要求が必要。

メアド提供だと1万円相当にはなりますがそ

れでも足りません。

アンケートなら記述式の詳しいものを要求する

必要がありますが、これはリクエストがtoo

muchの感があります。

 

では、どうしたらよいのか?

続きは次回。