昨日は、おとといの原爆投下事前察知ネタが大ヒットしたみたいで、１５００アクセスもいただきました。ありがとうございました。
さて、先日、ソウルメイトさんより、今回の「ゴジラ」について、「国家戦略特区」というブログ（アメブロ）の８月７日の記事で、熱いレビューを書いていらっしゃるとのことで、ヒークンさん的にはどうですか？ とのコメントをいただきました。
ソウルメイトさんは、「国家戦略特区」については、「ヒークンさんとは政治的思想信条を異に擦るとは思いますが」と書かれていたんですが、うーむ、たしかに、新自由主義に反対するのはいいんですが、なんとなく排外系だし、ｃｈ桜応援みたいなことも書いてあるし、自虐史観・サヨクけしからんみたいなことも書いてあるし、まあ、正直、右なのは結構なんですが、ステレオタイプな感なきにしもあらず…。
ともあれ、今回は、ゴジラに的を絞って、実際に作品を見てみましたよ。
昨日会った、弟も見たそうですが、同意見でした。
でも、上の画像にあるように、アメリカではとんでもない興行成績を上げたとか。
アメリカ人頭おかしいんでしょうか？？？
実は、ゴジラに関しては、言いたいことが山ほどあるんですが、簡単に言うと、オタク左派であるボクから見ると、ゴジラやウルトラマンは最早保守本流であり、仮面ライダーはまだ冒険しようとしているのでまし、と言ったとこですか。
話し戻して、今回の映画は、実は、ゴジラの「黒歴史」とされた、１９９８年のエメリッヒ監督バージョン（覚えてますか？）のリベンジ的な趣旨があると。
それは、日本のゴジラをみたこともなかったエメリッヒ監督（「インディペンデンス・デイ」などでおなじみ）が、思いっきり、ジュラシックパークのラプターみたいな、ピョンピョン飛び跳ね系のゴジラにしちゃったのに対して、今回のイギリス人の監督は、ちゃんと「ズシンズシン」と歩くゴジラにしたと。
でもって、エメリッヒは「ゴジラｖｓアメリカ軍」だったけど、今回は「悪者」の怪獣が出てきて、ちゃんと「怪獣決戦」をやると。
それ以上でもそれ以下でもない作品でした。
渡辺謙も何しに出てきてるんだかさっぱりわからない。
あと、重要なことですが、笑いがひとつもない。
本当に書いてて腹が立ってしょうがないんですが、皆さんはなぜ、日本のゴジラシリーズが終焉を迎えたかご存知でしょうか？
実は、業界関係者（某製造元）から聞いたんで、確かだと思うんですが、２００４年をもって、国内シリーズは終わります。
はっきりゆって、それは、ゴジラヲタ向けのゴジラを作る事しか許されず、ヲタ以外のファンを獲得できなかったから、回を重ねるごとに、客が減っていったからだそうです。
ボクは、幼稚園の「サンダーバード」から、最近の「コードギアス」やら「アルドノア・ゼロ」まで、アニメ・特撮の区別なく、ラジカルな表現手段による、ラジカルな内容のものを面白がって見てきたクチなんで、もう、あの伊福部さんの「ジャ～～～～～～ン、ジャジャジャジャ～ン」を聞いただけで、「いいかげんやめてくれ！！」と叫んじゃう、困った年寄りなんですよｗ。
一時期、特撮ヲタの人々ともかかわったけど、ほんと、保守的なんだよね。
とにかく、ゴジラが出てくればうれしいとｗ。
ちなみに、自分の家に特撮お宝倉庫があるという、かの有名な京本政樹さんは、アニメを一切受け付けない人です。そういう人って、特撮ヲタにはけっこういました。信じられない。
ボクなんかもう、小学校のときに、「ウルトラマンタロウ」で怪獣が餅つきやりだした頃から円谷が許せなかった。そして、高校のとき「ガンダム革命」に驚愕した人間ですよ。円谷もいろいろ作ったけど、基本、過去のウルトラの版権で食ってるだけ。いいかげん廃業しろと言いたくなる。もうすでに７０年代でウルトラマンのあの「『○○隊』と協力して毎回怪獣を倒す」、というフォーマットはオワコンになってたんですよ。でもいまだにやってるしｗ。
ゴジラも第一作は面白いけど、「子供の味方」になってからは、ぜんぜんつまらなくなった。
それはまるで、赤ジャケットになって、毒が抜けたルパンみたいなもんかｗ。なんか実写やるみたいですけどｗ。
ってまあ、なんかルサンチマンの羅列になっちゃいましたね。
でも今回のゴジラを絶賛されている「国家戦略特区」の方が、失礼ながら、ＮＵな方なのも、もしかしたらそうなのかな、と思っちゃいますよ。
ほんと、サブカルは、人を映す鏡かもしれません。
しかし、あんな駄作に何十億もカネ出すなんて、ハリウッドもヤキが回ったかな。
それを観るやつも観るやつだけどｗ。
ボクに１０億出してくれれば…遊んで暮らします('-^*)/
ソウルメイトさん、せっかく紹介していただいたのにすいません！！