ランキングと力の差 | ボクシングのこと~好き勝手に語るブログ~

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ボクシングについて自分の考えを好き勝手に書いてます。人は人、自分は自分。何事も考え方は人それぞれというのが私のスタンス。自分の考えを人に押し付けたり、自分こそが正しいという変な勘違いをされている方はご遠慮ください。よろしくお願いいたします

日曜日に行われた世界フェザー級の2試合。


IBF世界フェザー級タイトルマッチ

王者ロペスvsランキング1位阿部

初回から一方的な展開。素人目にも完全に力の差があり過ぎ。これが王者とトップコンテンダーの戦いとはとても思えなかった。王者は初回から余裕綽々でフットワークも殆ど使わずにベタ足、ノーガードで飛び込んでラフに攻める場面が何回も見られた。そしてそんなパンチが見事に当たってた。端っからランキング1位を格下扱いというか、悪い言い方をするとまるで子供扱い。解説の西岡氏が何度か口にしていたけど、完全に舐められていたような感じにしか見えなかった。この試合に限ったことではないけど、世界ランキングってホント不思議だよなぁ。どうなってんのって感じ。


WBAフェザー級王者決定戦

1位ホルマトフvs2位フォード

共に無敗の強打者vsアマエリート

この階級では注目度の高い一戦です。

こちらは前評判通りの実力が拮抗した激しい戦いとなった。結果はフォードが残り7秒で劇的なTKO勝ち。戦前の期待値を裏切らないランキングに見合った実力者同士による凄い試合になった。


正直、私的にはこの2試合が同じ世界フェザー級、しかもトップ対次点トップランカー同士のタイトルマッチとは思えませんでした。片や楽勝、片や接戦。まぁ結果論と言われてしまえばそれまでだけど、共にトップ同士の戦いでこんなに内容が違っちゃうのって、どうなんだろ。


井上スーパーチャンピオンは既に天下統一した無人の野を行く感のあるスーパーバンタム級はさっさと卒業して、日本人にとってはハードルが高い世界フェザー級戦線に挑んでほしい。


その方がボクシングという競技が持つ、本当の意味での面白さが感じられそうだと思うのは私だけなのだろうか。


勝てる相手に勝つべくして勝つ。

勝つか負けるかやってみなければわからない、実力が拮抗する強豪相手の戦いに勝つ。


どっちが見る者に興奮と感動を与えるか。

言わないでも答えははっきりしてると思うよ。