はまちょの株式投資物語 -2ページ目

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05Jul
- 日経平均株価の新高値を喜ぶべきか？
  　後場が始まったが、前場で日経平均が新高値を更新した。ここのところの株価上昇はスピード違反だろう。円安が理由になっているのは判っている。　日米金利差が縮小しないまま、利上げできない日本の足元を見透かされており、その上新NISAが円安に拍車をかけている。今回の株高は、ブラックロックを始めとする世界的なファンドに仕掛けられていると思うのは考え過ぎだろうか？。　NET情報で11月大変動説が多くなった。もしトラ・ほぼトラで世情を賑わす大統領選挙を11月に控えている。トランプが大統領に成ったら、円高方向に為替が動いて株価が下がると思われているようだが、先のことは判らない。　私の持ち株についてだが、逆張りを止めて順張りに変えてから、順調にパフォーマンスが改善されている。銀行にお金を預金していても目減りが厳しいので、少しだが株式投資を増やす事にした。　トランプが勝てば、円高・株高も多少は期待が持てそう・・・。ウクライナ戦争で、トランプvsプーチンの話が纏まったりしたら、世界経済はグレートリセットの方向に動きかねないと感じている。　国際政治の場で金しか出せない日本に、どんな幸運？がもたらされるか興味が尽きない。みつぐ君・アッシー君の立場は変わらないと思うが、国内政治にも目を向けて欲しいと思う。
02Jul
- 目的を持って株式投資しているか？。
  　新NISA が導入され、半年が過ぎた。『貯蓄から投資へ』政府の思惑通り、投資に興味を持って多くの人が株式投資に新規参入した。　インフレ加速⇒預金の超低金利⇒円安⇒減る貨幣価値⇒低リスク配当重視の投資⇒非課税⇒投資を煽るメディア。株式投資をしたくなる条件がそろっている。　投資信託ですら元本割れするのに、リスクは取らずに高配当を得たい・・・。こんな想いで株式投資に参入したとしたら？、乱高下する株価大変動に耐えられる訳がない。　株で大儲けした人の情報がネットに溢れ、誰もが簡単に儲けられる雰囲気が作られる。NISAで買われたランキングを見れば・・・、低リスク高配当を期待している事が一目瞭然。　また『噂で買って、現実を知って売る』なんて言葉も聴くが、積み立てNISAで、S＆P500やオールカントリーなどのインデックス投資する人も多い。これに依り、確実に円が売られドルが買われる。日米金利差もさる事ながら、円安に拍車がかかるのは当たり前だ。　儲けたい気持ちが先走り、噂に近いような情報を真に受け、安易に株を売買する人が増えたような気がする。少なくとも買おうとしている銘柄がどんな事業内容なのか？、知っておく必要は有るだろう。企業の決算短信を見れば、大概のことは判るようになっている筈。　新NISAを推進したい人々は、長期投資が安全確実だと推奨する。30年とかの長期チャートを例にして、右肩上がりの結果だけを例示する。　過去を振り返れば、10年～15年に1度、○○ショックと言われるような株価暴落に見舞われている。平均すれば30％程度の下落だが、時には、50％以上の下落もあった。こんな時、人々は下落に耐えられず、殆どの人は持ち株を手放すのが常であった。　○○ショックで多くの人が損するのだが、損の分だけ誰かが得しているのも事実だ。リーマンショックの時もそうだった。この時、大儲けした大口投資家が誰だったのか？調べれば直にわかる。　現在NISAで株式を保有している人で、10年後同じ銘柄を持ち続けられる人がどれ程いるだろうか？、懐疑的にならざるを得ない。普通の人は、目先の利益を追いがちになるのが当たり前だから・・・。私も勿論そうだ！。
28Jun
- 変わる株価分析
  　株価分析の代表として、チャート分析やテクニカル分析があげられる。チャート分析が分かり易く、株初心者の多くがチャートを眺め、未来の株価を空想する。過去の私もそうであった。　だがAI の登場で、株価分析も様変わりしつつ有るように思う。従来から『株価は半年から1年先の経済状況を先読みして動く』と言われてきた。　私はこの言説を疑問に感じ始めていた。嘗てのように、時間の流れがゆったりしていた時代には、各種指数に示された通りに、経済が動いていたように思う。ファンダメンタルズ分析が、有効に機能した所以でもある。　指数そのものは過去のデータであり、それでも過去の類推から半年程度の先読みは可能だったのだろう。でも現在は違う。時間の流れが加速度的に速くなっていて、半年先など読める筈が無い時代になった。テクノロジーの進化も恐ろしい程に速い。　AIが30分先の変化を、何千何万通りの分析を行い、瞬時に売買行動を判断する。半年先の予測では無しに、売買行動を起こす30分先を予測するのである。この連続が未来予測に繋がると言う。　真の意味で、AI による自動売買が誰にでも可能になったら、市場の姿は別物に変化するだろう。微分・積分の応用とでも言える、この分野でのAIは強い。微分・積分は、未来を予測する数字の学問だと言われているのだが・・・。　日経平均株価がまた大台に近づいてきた。上がり下がりの値幅も大きくなり、波乱の予感がする。ギャンブル相場の臭いがしてきた。
25Jun
- 私の悪癖が疼く。
  　先月からNISAを使って金のETFを始めた。一ヶ月様子見の後、週一回程度で安値更新ごとに、当面10株ずつ買い増しして見ようと決めた。　金価格は為替の影響をもろに受ける商品だが、昨今の様子は少し違うようだ。　円安になれば、円建てでの金価格は上がる。円高になれば、その反対で価格は下がる・・・筈だった。だが実際は、円安でも円高でも、金価格が上昇するイメージが強くなりつつある。　原因は、実物円の価値の低下だ。為替の上では、ドル一強のように見えるが、ドルの価値が減り続けているのは現実だろう。その上で、多少の円高では金価格が下がる事は無いと思っている。　こうなると、私の悪癖が疼き始める。暫くはキャッシュを維持する予定だったが、金ETFに手を出してしまった。はなから10％程度の調整は覚悟している。NISAで金ETFを買ったと言うのは、損切しない覚悟でいるからだ。これも私なりのチャレンジ？。　金価格上昇イメージの根底には、以前からのドル不信感がある。基軸通貨を良いことに、米国債を刷りまくって米国の赤字を垂れ流す現行システムに疑問を持っているからだ。　円にも言える事だが、現行通貨の仕組みでは、自国建て通貨を無制限に発行できる。通貨量が増えれば貨幣価値が減り、それがコストアップインフレを招く。だから金価格が上昇する。　実際の米国は、政策金利を高止まりさせる一方で、景気悪化を防ぐために、多くのお金を企業にばらまき続けた。大統領選挙が有る為、目先の景気悪化を防ぎたいのだろう。　アクセルとブレーキを同時に踏んでも、エネルギーロスが増え、負債は右肩上がりに増え続けるだろう。バイデンになってからの米国負債の急拡大に驚いている。
21Jun
- 米国テック企業、成長の限界？
  　TESLAの時もそうであったが、NVIDIAも時価総額が驚異的な伸びを示している。一昨年ChatGPTを耳にしたと思っていたら、生成ＡＩ無くしてビジネスを語れない程の進化を遂げた。　リスクを推して実体経済に投資するより、成長が確実に見込めるベンチャー企業の株式に投資した方が、投資効率が高いことをファンドの連中は知っている。シークレット情報を、如何に早くキャッチできるかで勝負が決まる。　信用創造から生まれる安定マネーが、永久に供給されているなら問題ないのだが、ドルの信任に揺らぎを生じた瞬間、為替を含めた投資への安心感が吹き飛ぶ事態は想定できる。　企業活動の利益を出資者だけで独占する現在の経済システムが、今の儘で継続できる筈が無い。それは富の偏在により、豊かさを享受できない人々が増え、需要が拡大しない事を意味するからだ。　本来の資本主義は、人々を豊かにする事で、資本の拡大再生産を可能にしてきた。　豊かな中間層の拡大が経済成長を支えてきたのに、その中間層が衰退する現象は日本だけではないようだ。先進国と言われる国は、何処も似たり寄ったりで、確実に中間層が減り続けている。　時価総額を伸ばし続ける巨大テック企業と言えど、経済成長の陰りとともに、成長の限界点に辿り着く・・・それがいつか？。　こんな事を考えながら、興味を持った企業の決算短信関連書類を少しづつ読み続ける日々を過ごしている。
15Jun
- NTTむかし話。
  　結婚して三人目の子供が生まれた頃だったと思う。勤めていた会社の専務が銀行出身者で、NTTの公開株が欲しいだけ買えると言うのだ。公募価格は119万７千円だった。多くの社員がこの株を買った。　当時、安月給だった私にはそんな大金は出せない。諦められず、妻に話したら『買っても良いよ』と言われた。独身時代に貯めたへそくりを気前よく出してくれた。　照れ隠しに、『君のものは俺のもの、俺のものも俺のもの』なんて言ってたな。40年も前の出来事だ。　公開初日に値がつかず、翌日160万円の初値が付いた。何と公開から2ヶ月で318万円の最高値を記録した。日の出の勢いのNTTを保持し続けていたら、以後じり貧となり、初値以下まで値を下げた。　株価を下げた理由は、政府の2回目のNTT 株放出だった。それでも我慢して10年間持ち続けたが、報われる事は無かった。家を建てる時の頭金の一部にする為に株を売却したら、150万円くらいだったと記憶している。　その家を建てる時、500万を頭金に入れたのだが、300万円は妻のへそくりだった。その後、使った頭金は妻に返すつもりだったが、返せずじまいに終わってしまった。　途中、脱サラして貧乏会社の社長になった。経理担当の妻は会社も家庭も支えてくれた。無借金ではあったが、お金には縁のない人生を過ごさせてしまい、それが心残りではある。　そんな妻も脳の難病を患い、10年間の闘病生活の末、5年前に亡くなった。私は？と言えば、目下終活の真っ最中！。　
12Jun
- NTTやっぱりね。
  　本日前場でNISA人気のNTT株、150円の壁が破れたと思ったら、あっとの間に下がったね。高配当・安定株だと思って新規参入した人たちの狼狽売りのような気がする。　たぶん180円台で買った人が、高値から２0％の値下がりに耐えられずに売った感じかな？。私的に言えば、180円で千株買って、それが145円になったって、たった3.5万円の含み損ではないか？と思えるのだが・・・。　冷静に考えれば、なぜJTがNISAで人気が1位になっているか？。理由は高配当安定銘柄だと誰もが考えるから・・・。NTTだって同じ理由だった筈だ。有線電話の維持コストが重く、来期決算予想がネガティブだっただけで、売り浴びせられている。　最初に売った人は大口で、今は新規参入者がパニックの投げ売り、と言ったところか？。　潜在的なポテンシャルは、JTよりNTT の方が遥かに大きい。ここは黙って、日々の値動きを見ないに限る。NISA投資とはそんなものだと思うのだ。
08Jun
- 米国の雇用統計から見えたもの
  　6月7日に5月分の雇用統計が発表された。非農業部門雇用者数が、27万人余り増加し、賃金もアップした。だから雇用は堅調で、6月のFOMCでの利上げ観測が遠のいている。　この発表を受けて円安が加速した。日米の金利差が縮じまらない、と判断したからだろう。米国の景気後退が懸念されているが、日本株は堅調に推移するかも知れない。　雇用統計で気になったのは、正社員が大幅に減っている事だ。パートタイム社員や掛け持ち社員が、大幅に増えた事で非農業部門雇用者数が増加している。　正社員が大幅に減って、パート社員が増えれば、賃金は下がる筈なのに、実際には賃金が増えている。賃金上昇がインフレ圧力を増加させ、利下げできない状況に在る。　ここから見える景色は、リストラされた正社員が移民と職を奪い合い、パートを掛け持ちして家計を支える姿が垣間見れる。この上、賃金が減るような事態になれば、消費大国のアメリカを維持できなくなるだろう。　来月の雇用統計では、賃金の増減に注目したい。賃金が減ると言うことは、労働力への需要が減ることを意味している。　大統領選挙を前に、バイデンは不法移民の流入を抑え込む政策へと、移民政策を変更した。不法移民を賄う職が無くなりつつある現実を理解したからかも知れない。職にあぶれた不法移民は、犯罪者になる確率が高く、その分社会は不安定化する。　バイデンは再選目指して、国民受けする政策を維持するのだろうが、景気後退が見えた現状での打つ手は多くない。やはり、大統領選挙と株価の動向には興味が尽きない。株をやっていなければ、米国の雇用統計などに目もくれなかったと思う。
05Jun
- ジャイアニズムと株価(トランプが大統領に・・・）
  　ジャイアニズムと言う言葉をご存知だろうか？。漫画ドラえもんに登場するガキ大将ジャイアンのふるまいをもじった言葉だ。　ジャイアニズと言えば、トランプを想起させる。もしトラがほぼトラに変化しつつある中、トランプが抱える裁判の一つ、口止め料不正支払い疑惑の裁判で、NY連邦地裁から有罪の評決が出た。一審であり、控訴するのだろうが、何とも下世話な裁判だ。　とは言うものの、トランプが大統領に当選したら、株価にどのような影響が出るか？興味が尽きない。株価が上昇すると考えるのが普通だろう。過去のトランプがそうであったから・・・。　前回のブログにも書いたが、株価は市場の原理だけで決まるものでは無く、恣意的に株価形成される場面を何回も経験している。政治と経済（株価）が密接に繋がっていることを考えれば、むしろ株価は恣意的に決まる事の方が多いのかも知れない。　マーケットメーカー的に考えた時、利益を出しやすい方向に誘導するのが人間の常だと考えている。米国で株価が暴落すれば、日本の株価も下げ易い。東商取引の70％が外国人だと言われる現状を見れば、株価決定権は外国人に握られている。　だとしたら、今回は日米共に、株価を下げた方が利益を出し易いのでは？との考えになっている。　　その理由の一つ目は、インフレ懸念が払しょくできないFRBが、政策金利を高止まりさせ、米国の実体経済が傷んできている事。　二つ目は、株式市場より大きな金の動く債券市場が、米国金利の高止まりで債券価格が下落した事。米金融機関が、多くの含み損をかかえている現状が有る。日本の農林中金も含み損を抱え、かなりの影響が出ているらしい。　三つ目は、トランプのドル安政策だ。仮に日本市場を例にとれば、短期円高方向に動くことは間違いないだろう。安い円を借りて優良株を売り浴びせ、日銀が乗り出す前に利益確定。高くなった円を安いドルに交換する。と言ったような妄想が浮かぶ。　裏の裏をかくことが得意の国際金融資本が、どんな手に出るか？興味津々だ。でも世の中は思ったように動かない。それがトランプ大統領であったとしても同じ事。しょせんジャイアンはドラえもんには勝てないのだから・・・。
01Jun
- ド素人の景気見通し
  　世の中、デフレが終わりインフレに変化した。本来のインフレは景気が良い筈なのに、日本のインフレは様相が違う。物価の上昇分を差し引いた実質賃金は下落の一途なのである。　庶民生活は、コストアップインフレの物価高で、苦しい生活が続いている。資産を持つ者は、株でも債券でも金でも・・・自由自在に投資ができ、それなりの利益を上げている。　しかし、24年度の景気見通しは前途多難のようだ。貿易相手国の1位と2位の経済状況が不安定化しているからだ。言わずと知れた、1位は中国・2位は米国である。　上記２国の経済が益々悪化すれば、日本経済への影響は甚大な物になるだろう。残念ながらド素人の私には、この2国の本当の痛み具合が判らない。　株価が大きく下落した場面では、普段買えない優良銘柄を是非買いたいと、密かに狙っている。問題は下落の深さ・期間が皆目見当つかない事だ。経済状況の肌感覚と実際の株価には大きな開きがあって、買う判断のタイミングが難しい。　直近の日本の景気を推測するに、輸入物価の高騰と円安のダブル効果で、消費者物価の値上げが止まらない。なので、景気悪化は避けられないと感じている。家計収入が目減りすれば、物が売れないのは道理。　経済実態が株価に反映すると思っている人は多いだろう。長期で見れば、私もそう思う。だが短期で見れば、裏をかかれる事の方が多いと感じている。　2020年のパンデミックはまさにそうだった。経済活動が急激に収縮し、サプライチェーンも寸断された。東証の決算報告提出期限に報告書を提出できない企業が相次いだ。　企業活動は停滞し、株価下落が当面続く筈？だったのだが・・・、パンデミックの収束を待たずに株価はV字回復を見せた。なぜ？、日銀が株価を買い支えたからだ。しかもその事実を後になって公表した。　当時の日銀総裁によれば、『株価の安定を図るのは日銀の務め』とアナウンスした。国家が株価をコントロールするなら、株式市場は成立しない。一種のインサイダー取引に近いものになってしまうからだ。情報の伝達が不公平だった、と今でも思っている。　また長くなってしまった。年寄りに免じ、ご容赦願いたい。
28May
- 株式投資ビギナーへの不安
  　自分の頭のハエも追えないと言うのに、新NISAで投資熱旺盛な状況を見て、一抹の不安を感じる私が居る。　円安で目減りする一方の円の価値。輸入物価が国内物価に転嫁され、前年比で10％を軽く超える商品・サービスも多くなった。『デフレマインドからインフレマインドへの切り替えが必要だ！』とメディアが煽る。　物価上昇に給料が追い付かないのが現状の姿。本来のインフレは需要が供給を上回り、物不足から物価が高騰するもの。可処分所得が増えない現状で、庶民の需要が増える訳が無いのだ。　インフレと株式投資はセットになっていて、新NISAの人気の高まりは必然だろう。だが政府の意図は、高齢者が貯めこんだ預金を吐き出させるのが目的であり、国民の為とは言い難い。　預金から投資への転換は正しいと思っているが、プラスの面のみ強調されて、マイナスの面は積極的に語ろうとしない。しかも、投資は自己責任で・・・の枕詞が付く。　新NISAのプラス面に触発され新規参入した人々が、当初の目的を達成できるか？不安が募る。特に、株式投資の知識が少ない人々が、株価の乱高下や暴落する状況に耐えられるか疑問を持っている。　もっと疑問を持っているのは、米株への投資だ。現状の利回りの高さにだけに注目し、長期的視点に欠けていると言わざるを得ない。基軸通貨ドルの信任が永遠のものとは言い難いからだ。　充分な知識を持って、自己責任で投資する人に比べ、他人の意見に付和雷同する人の数は意外と多い。　若い人はやり直しができるので、リスクを取ってチャレンジすれば良いと思う。でも高齢者はそうは行かない。　『株を買ったら株価が下がり、持ち株を売ったら株価が上がる』こんな経験をしながら、投資経験を積み重ねて投資家として生き残れる人がどれだけいるか？・・・不安は尽きない。
24May
- 麻雀で確実に勝つ方法とは？
  　最早マージャンは時代遅れの遊びとなっている。学生時代に講義と講義の間や、バイト休みに雀荘に籠っていた時代が懐かしい。　ある時、仲間から『麻雀で確実に勝つ方法が有る』と言われた。答えは簡単、自分より弱い人間3人を集めれば良いとの事だった。コツは大勝せずに程よく勝ち続ける事なんだそうな。　この手の話は以前にも当ブログに載せたような記憶が有るが、なにせ忘れっぽいのでご容赦を・・・。　卒業して社会人に成った頃、社内で麻雀が流行っていた。学生麻雀と違って、かなりの猛者が居り、当時の私は手も足も出せなかった。　いつしか定期的に上司に誘われ、カモとして麻雀グループに加わった。毎月確実に給料の3割程の負けが続いたある日、上等の背広を着こなした上司が言った。『この背広君からのプレゼントだよ、有難う！』私から巻き上げたお金で背広を買ったと言われた。　その上司は、かなりの頻度で酒を飲ませてくれて、私はお金を払う事なくクラブ通いを経験させて頂いた。新宿・銀座が多かったな。若造の私は金魚の糞の扱いだったが・・・、それでも分不相応な経験をさせて頂き感謝している。　これからが本題。株式投資の世界ではプロとアマチュアが混在していて、情報に於いてアマチュアは常にハンデを負っている。普通に考えれば、どんなにあがいても勝てる訳がないのだ。　唯一勝機が有るとすれば、超長期で安定株に投資するか、年に数回訪れる買いチャンスに買う勇気を持てるかだと思う。売るチャンスに売れるかどうかも問題だ。　『もうはまだなり、まだはもうなり』、少ないチャンスを確実にとらえる見識眼が私に有るか？と問われれば、何とも心もとないと言うのが現実だ。
20May
- 直近株価最高値がピークに？。
  　つい最近米国でもダウ平均株価が4万ドルを超え最高値を更新した。山が高ければ、その分谷もまた深い。逆イールドが解消され、政策金利が下げ始まれば、株暴落のサインなのだとか？。　こんな情報に影響を受け、もう1年以上が経った。だから暴落期待で株取引を続けた。自分では知見が無い癖に、YouTubeから集めた情報に踊らされている自覚だけは有ったのだが・・・。　日経新聞や株式新聞だけが頼りだった時代から、株取引を取り巻く環境も大きく変わった。AIの時代に過去のアノマリーが機能するのかは判らない。　私も無料のChat GPTを利用して情報集めをしている。無料の情報は、誰もがＮＥＴで集められるレベルで、いまのところ参考に成っていない。なので有料にする事も考えている。　私の株式研究は儲ける事ではなく、株価の将来予測と結果とのプロセスを愉しむ事だから、遊びと言い切れるのだ。　　私の頭の中は、○○一本リーマンさん(YouTube動画)に侵されているが、岡崎良助氏がYouTubeで発言される情報が今のところ最良だと思っている。　米国の景気は確実に後退傾向にあり、金融政策が後退を押しとどめているのが現状だと判断する。それもバイデンが選挙に勝ちたい為、金融引き締めとバラマキを同時に行う愚策を続けている。ブレーキとアクセルを同時に踏むようなものだ。　この程度は素人の私でもNET情報からすぐに理解できるレベルだが、6月のFOMCで利下げが有るのか？が判らない。なぜなら、利下げが有れば逆イールド解消に期待が持てるし、株価暴落推理の答えを前に進めることが出来るから・・・。　いづれにせよ、今年の株価の動向には興味が尽きない。新NISAで株式投資に参入された多くのご同輩が、株価の乱高下を経験し、生き残れるかどうか不安が残る。　私が言うのもおこがましいが、NET情報に振り回される事なく、株式投資の基本から学ぶくらいの余裕を持って投資に臨みたいものだ。新NISAにつぎ込むのはそれからでも遅くないと思う。
17May
- 円安に想う（２）
  　1ドル360円、安かろう悪かろうのMade in Japanが朝鮮戦争の特需をきっかけに、日本経済復興へと歩みを始める事ができた。　先人達の努力で奇跡の戦後復興を成し遂げた日本は、気が付けばJapan us number１と称され、Made in Japanが世界を席巻するに至る。想い返せば夢の中の出来事みたいだ。円の最高値は、以外にもバブル絶頂期ではなく、東日本大震災後の2011年10月に75円32銭を付けた。復興マネーが動いた時であったが、巨大な日本の経常黒字に裏付けられた円高であった。　10年余りで円の価値が半減してしまったが、この事実は重い。コロナ対策費を各国でばらまいた結果、世界的にインフレが高進し、その対策としての金融引き締め政策で、政策金利の高止まり状態が続く。　日米の金利差が拡大して円安を後押しした形だ。政府・日銀は有効な利上げ策を示せず、円安が止まらない。利上げが最善策なのだが・・・判っちゃいるけどできないようだ。　国民生活を考えれば、1ドル120～130円程度を期待したいが、財務省・日銀を始め日本を動かす人々の考えは、国民そっちのけで円安を維持したいのだろう。　なけなしの預金を円安から守る為には、『ヘッジする考え方』が必要だと思う。株でも良いし、金でも不動産でも良いと思う。インフレ時代の資産防衛策としては、投資から逃げる訳にはいかない。　ハイリスクを狙わず、インフレの目減り分を補えれば良しとする思考なら、資産3分割法を忠実に実践するだけで、ローリスクの投資は可能だろう。　気懸りなのは、インターネットの普及で、情報の正確性が見えにくくなっている事だ。夜空の星を眺めて、何処が北の方角かを自信を持って見定められる心眼を養いたいと思う。
15May
- 円安に想う（１）
  　ゴールデンウィーク中に2度の為替介入を行い、一時は160円を超えた為替が152円台にまで円高に振れた。現在は156円半ばまで円安に戻ったが、年単位で考えれば200円の大台に乗っても不思議ではない。　良い円安だの悪い円安だのと、評論家の意見もかまびすしい。それぞれの見る視点で、正反対に円安を捉えている事が分かる。　輸出関連やグローバルな企業にとって、円安が追風となっているのは間違いない。他方輸入関連企業や、中流以下の国民にとっては、物価の高騰が重くのしかかり、悪い円安と言える。　問題なのは、国全体として豊かになっていない事だ。赤字国債を垂れ流した挙句、建設国債と言う名の赤字国債で軍備を拡張すると言う。　国民の為に資する国費投入なら理解できるが、利権の臭いを感じているのは私だけではないだろう。割高な軍備を米国から買い入れるのは毎度の事だ。　ビジネスで儲けている連中は、利益を海外に持ち出し、国内に利益を還流しない風潮に拍車がかかる。　稼ぐ力を持っている人々は国外で稼ぎ、それを国外に再投資し、富の蓄積を目論む。一方、老人と子供、スキルを持たない人々は、生活の質を落としても国内に留まらざるを得ない。　1ドル200円の生活がイメージできるだろうか？。エネルギー・食料を輸入に頼る日本での暮らしが・・・。私の年代は、1ドル360円の生活を知っている。　この時代の日本は貧しく、輸出で稼ぐ国だったのである。当時先進国からは、安かろう悪かろうがMade in Japan のイメージとなっていた。　　　－－次回に続きますーー
11May
- 愛知県に移住して一年が過ぎた。
  　東京から愛知県に移住し、娘家族と同居して１年が過ぎた。色々あって見知らぬ土地に引っ越してきた訳だが、１日中パソコンの前に座り続ける生活は、健康的とは言えない。　移住前の生活イメージとは随分と異なってしまっ環境たが、株式投資も継続できているし、ユーチューブミュージックのコレクションも増えた。欲を言えば、小さなコミュニティーに参加して、茶飲み友達でも作れれば良いかな？。　こちらに移住して良かった事は、空気がきれいな事と地震の少なさ。東京とほぼ同じ生活環境なのに、ベランダの物干し竿の汚れが少ないし、砂利敷の駐車場に止めている車の汚れ込みも少ない気がする。　電気は中部電力で、東京電力に比べ電気代が安いし、物価も安い。総じて生活し易い環境だと思う。　ラッキーだったのは、心臓のケアが必要な私にとって、心臓専門病院(俗称ハートセンター）に通うことが出来た事。心筋梗塞経験者としては、継続的なケアは絶対的に必要だったから。　健康維持に必要な事は、運動不足の解消と、間食を減らす事・・・これが出来なくて困っている。ついついお菓子に手が出てしまうのだ。　今年に入って、3キロ体重が増えてしまった。これは心臓に悪影響を及ぼす。加齢とともに代謝が悪くなるので、過食は慎まないと、とは判ってはいるのだが・・・。　身体が弱れば、大好きな株式投資もできなくなる。自分の自由意思で行動できなくなった時は、死んだも同然だと考えているので、ねばって最低限の健康は維持したい。　生き続ける目標って何だろう？。今の私は、予想外に早く亡くなった妻の分まで長生きする事なのだが・・・、何かの為に役立つ自分でも在りたいと願っている・・・。
08May
- 空想・・・逆説的思考
  　長年に亘り株式研究を続けて、今なお成果が上がらない。せっかく宝の山を見つけても、売買タイミングが合わずにパフォーマンスが改善しない。　理由は自覚している。決断する際の判断力の甘さに有ると考えている。　なので最近は、買おうと思った時に買わず、売ろうと思った時に売らず、結果塩漬け状態を継続中なのだ。　株価にとって、今年は数十年に一度の大波乱の年と言われている。最大の要因は『もしトラ』に尽きるだろう。　今年は、やせ細った資金の復活と、5年計画の中間地点を迎える大切な年と位置付けている。趣味としての株式投資を、人生を通した通算でプラスで終わらせたいと思っているからだ。　その為のリベンジマッチ5年計画なので・・・、空想だけの逆説的思考の継続はできない。その時が来たら、リアルに動く必要が有るだろう。直近のリアルは、米国の大統領選挙。　余談になるが、米国の大統領選挙はどう考えてもおかし過ぎる。81歳のバイデン VS 77歳のトランプ、任期満了時点で85歳と82歳だなんて・・・。
05May
- とうとう為替介入したね。
  　ドル円レートが160円手前と、160円を超えてからの2度為替介入したね。急激に5円程度円高に動いたからすぐにわかる。　米国もFOMCで金利据え置きを決めたし、日銀も金利を上げられる状況にもないだろう。為替介入効果は長くは続かず、円安へと戻りそう。　2度の為替介入で、10兆円近い円買いドル売りが有った模様。日銀だか財務省だか知らないが、この介入で大儲けしている筈。　この利益分を物価調整金として、庶民に還元して欲しいよ。国会承認のいらない外為特会とやらがあるそうだが、その辺りにため込まれそうだ。　5月連休で日本の市場が休んでいる間に、NY市場では大きく株価を上げた。利下げ期待で株価が上がったと説明しているが、？？？だらけ・・・。株価を上げては売り抜けの繰り返しで、ファンドの連中は、持ち株を減らしていると聞く。
30Apr
- もしトラが実現したら・・・。
  　8年前トランプ前大統領が当選した時、世界経済の混乱を予測し、私はトランプ売りでダブルインバースを仕込んだ。　当時の記憶も曖昧だが、トランプ当選の当日は、日経平均株価が1,000円以上下がった。喜びもつかの間、翌日は下がった分が帳消しになり、以後は連日の株価上昇。そこでまたもやナンピン、大やけどをしてしまった。　８年経ってまたトランプだ。トランプが当選したら・・・株価が上がると言う。真っ先に浮かぶ政策が移民の制限と大幅減税だ。歳入不足を補うために、他国に無理難題を吹っ掛ける姿が想い起される。　次に見えるのがドル安政策。プラザ合意をご存知の方も多いと思うが、簡単に言えばドル安容認だ。日の出の勢いだった日本も、急な円高で競争力を失い、バブル崩壊も有って現在に至る。　長期展望は円安で、円の弱体化を考えれば、ドル円が200円も有り得ると思っている。だがトランプの政策次第では、短期円高に推移する可能性も有りえるシナリオだろう。　適当な円安と極端な円高では、日本の株価に与える影響は真逆で、それこそ資産の半分を溶かし兼ねない。　もしトランプが大統領になったら、色々な意味で『わくわく』でもそれはタイトロープだ。だが本音を言えば、トランプはあまり好きではない。
27Apr
- ナンピンからの塩漬けの心理
  　人の心理とは面白いもので、『株を買ったら値が下がり、売ったら値が上がる』と感じる場面が時々ある。高速道路の渋滞中、進路変更をした途端に、元の路線の方が動きが良くなったと感じる時があるが、同じような心理なのかも知れない。　保有銘柄の株価下落時に、ナンピンする癖が有り、読みが当たった時には多くの利益が期待できた。逆の場合にはロスが多くなり、塩漬けせざるを得ない。売らなければ実害が無いから・・・、と思ってしまう自分が居る。　資金を固定する事で、機会損失を増やしているのに・・・。株価は上がったり、下がったりしながら、トレンドを形成するのはご存知の通り。　過去の売買を見れば、含み損の重さに耐えかねて、底値近くで売った事は何度も有る。半面、塩漬け銘柄の株価が上昇した時には、含み損解消の時点で売ってしまう。これでは勝てっこない。　同じ轍を性懲りもなく繰り返し、資金を減らし続ける。ここ２年はこんなことを繰り返し、虎の子を溶かしてきたのだ。　新NISAで株式投資を始めた人は、今の株価乱高下で、さぞかし肝を冷やしていると思う。それでも『株価の上下は有っても、長期で考えれば株価は上昇トレンドに乗っている筈』と・・・。　個人的な感覚だが、株価乱高下の後に、株価が暴落するケースが多かった気がする。現下の乱高下で素人は損をし、プロの投資家は得をする構図が見える。今までがそうだったから・・・。