梅雨明けが待たれるここ数日間ですが、先日は岐阜労働局へ行ってきました。
全国各地から、ご相談・ご依頼を頂いていますが、
事務所のある三重県からはどうしても直接出向くことができない遠方の
ご依頼もあります。
現状、三重県に加え、愛知県、岐阜県の東海3県。
奈良県、滋賀県、京都府、大阪府の近畿圏。
この辺りまでが(状況にもよりますが)直接出向くことができる労働局です。
岐阜労働局へは、鉄道を使って事務所から2時間ほどの場所にあります。
久しぶりに岐阜労働局管轄の依頼を頂いて、約2年ぶりの訪問となりました。
実はこの近いわけではありませんが、遠すぎない距離感が嫌いではありません。
なんとなく、仕事中の平日に味わう非日常感が好きです。
この日はあいにく朝から雨模様で、特に事務所の最寄り駅近くの駐車場から
駅までの徒歩での時間帯が土砂降り。
側溝から、水がポコポコと音を立ててあふれるほどの大雨には焦りましたが、
なんとか近鉄特急に乗り込んで、まずは名古屋へ。
名古屋からは、名鉄(名古屋鉄道)の特急に乗り換えて終点の岐阜へ。
この名鉄名古屋駅、他県の人間からは実に超難関。
いつかこの名鉄名古屋駅の複雑さだけで、ブログのテーマにしたいくらいです。
多分、名鉄の1日あたりの乗降客数ナンバー1だと思いますが、
上下線共通の降車専用の島型ホームが1本。
それを挟むように、乗車用ホームが上下各1本の合計3本しかホームがありません。
その1本のホームに次々と列車が入ってくるので、行き先別、急行など種類別に、
乗客は予め所定の位置に列を作って待っていなければなりません。
いくつもある列のどこに並ぶかを、上方の表示板の点灯を確認して、
判断しなければなりません。
これが滅多に利用しない人間からすると、ドキドキなのです。
この日もスマホで乗る予定の列車の時間と種類を確認して、
なんとか乗り込むことができました。
しかしスマホがなかった頃は、もっと苦労しました。
名鉄名古屋駅から名鉄岐阜駅までは、特急を使うと約30分で到着です。
岐阜駅から労働局までは、徒歩で20分かかります。
所長と上司からは、「雨が降っているから絶対タクシーを使いなさい」と
言っていただいていたので、お言葉に甘えるつもりでしたが、
岐阜駅に到着すると雨は上がり、薄日もさしていました。
実は、駅からのこの徒歩の行程も好きなのです。
いい雰囲気の商店街を抜けて大通りに出て、歩道をゆっくり歩いていきます。
2年前は工事中だった建物がすっかり完成していたり、
あまり見かけない「ハチミツ専門店」が健在であることを確認したり。
街並みを眺めながら歩いていると、あっという間に到着してしまいます。
建物の後ろに少し見切れているのは、金華山の端と思われます。
確認したわけではないので、間違っていたらすみません。
織田信長公の居城であった岐阜城がある金華山、
大学生の頃、ゼミの先輩に車で連れて行ってもらったのを思い出します。
山頂に行くのを楽しみにしていたのですが、到着が遅れてロープウェイが
終了して上まで行けなかったこと。
仕方なくふもとで休憩しながら、
「そういえば、キンカ(金華)キッズっていう、肩にリスを乗せて漫談をする
芸人がいるって聞いたんやけど知ってる?」
などという、よく分からない話を私がした記憶があります。
岐阜労働局は合同庁舎の中にあり、派遣事業の許可申請を扱う
需給調整事業室は4階にあります。
岐阜労働局で便利なのは、法務局が同じ庁舎にあることです。
許可申請や更新では、法定費用を収入印紙で納めるのですが、
1階で購入してから申請に行けるので、本当に助かります。
この労働局と法務局の組み合わせ、なかなか他ではありません。
さて、申請も無事に完了して帰路につきました。
再び、名鉄特急で名古屋に戻ります。
この名鉄岐阜ー名古屋間には、個人的に胸躍るスポットがあります。
そう。笠松競馬場です。
決して、降りて立ち寄ったわけではありません。
車窓からの撮影です。
ちょうど発走の直前だったらしく、返し馬をしている競走馬が見えました。
あの名馬オグリキャップのデビューの地、笠松です。
雨もすっかりあがり、申請も無事完了し、馬も見れたし、
いい感じの非日常な1日でした。