※記事内の写真は2020年10月に撮影したものです。
東中山駅は北西~南東(だいたい東西)方向に伸びる駅です。橋上駅舎で、駅出入口は東寄りの南北両側にあります。
1日乗降客数=約6300人(2022年度 ※2019年度は約6800人)
周辺にある他路線の駅(概ね1km以内)→JR総武線下総中山駅、JR総武線、武蔵野線、京葉線、東京メトロ東西線、東葉高速鉄道西船橋駅
観察時の状況:平日、午後
~駅東、北側~
①↓駅東側の踏切を南に望む。右が北口出入口です。南口は右奥にあり、北口とは違い駅に背を向けています。
②↓上写真左を望む。広いロータリーがあります。左がタクシー乗り場で、写真中央奥がバス乗り場になっていますが、バスは中山競馬開催日と場外発売日のみ臨時バスが運行されます。
↑右奥の坂を上った先を横切る県道上に東中山駅入口バス停があり、ちばレインボーバス白井線(西船橋駅~白井駅)が通ります。途中、JR武蔵野線船橋法典駅、東武野田線馬込沢駅、新京成線鎌ヶ谷大仏駅を経由し、地味に色んな路線を短絡していますが、いかんせん駅が地味な駅ばかりなので利用者はあまり多くないようです。それに加え渋滞が激しい道路を延々走るので収益性はかなり悪いと思われます。運行頻度はほぼ終日毎時1本と少ないです。
③↓上写真左(北)を望む。基本的に住宅街ですが、結構な割合で畑も混在しています。
④↓上写真左を望む。こちら側もただただ住宅街。駅前の商店は右のコンビニと少し先にあるクリーニング店だけです。
~駅南側~
⑤↓南口出入口。前述のように駅に背を向けています。こちらは土地が高くなっているので改札への階段が短いです。
⑥↓左奥が南口出入口。商店に乏しかった北口、一方こちらは駅前感すら皆無w右奥の道路はすぐに左に折れ、駅東側の踏切に続いています。
⑦↓上写真背後(南)を望む。左には神社があります。マンションも見られた駅北側に対し、こちらに建つのはほとんど戸建て。近くを千葉街道が通っていることもあって、昔からあるであろうお宅も見受けられます。
~駅西側~
⑧↓駅西側の踏切を南に望む。東側の踏切同様、ホームに近接しています。向こう側の道路が不自然に曲がっているので、ホーム延長に際して踏切を移設したことが容易に想像できます。
⑨↓上写真左を望む。上下線に待避列車がいます。京成線は基本的に柵が低いので電車が身近に感じられます。
東中山では日中はすべての普通電車が待避を行います。駅前は静かながら運行上は非常に重要な駅です。隣の京成西船駅より利用者数が少ないにもかかわらず快速が停車するのは普通電車と緩急接続ができるからです。
⑩↓上写真背後(北西)を望む。右には東中山には似つかわしくない大きなマンションが建っています。ここの住人で東中山駅を利用している方はどれだけいるでしょう。
⑪↓上写真左奥に進むと跨線橋があります。線路は掘割になっているので階段数段で線路を渡れます。
⑫↓跨線橋上から西(京成上野方向)を望む。すぐ先で線路は掘割から急に築堤になります。ここら辺は結構複雑な地形で坂も多いです。右奥の大きな建物は3つ先の京成八幡駅前、JR総武線本八幡駅前に建つタワマンです。
↑背後には東中山駅を見下ろせますが、それは後ほど。
⑬↓跨線橋を渡った先には恐ろしく急な坂道があります。坂を下りた先を千葉街道が通っています。その先は坂が緩くなり、総武線から先は真っ平になります。
~駅構内等~
(プチbefore→after、2020年→2024年)
⑭↓(before)訪問時はちょうど駅のリニューアル工事中でした。仮設でも中山競馬場アクセス駅ということをアピール。
競馬場までは1㎞以上ありますが、JR武蔵野線船橋法典駅開業までは最寄り駅でした。現在は競馬場利用者の大半は船橋法典駅利用となっていますが、今でも競馬開催日には一部の特急や快速特急の臨時停車が行われているようです。
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(after)シックな感じに仕上がっております。
上写真左に進むと壁面にはちゃんとした競馬場のインフォメーションコーナーが。
⑮↓(before)工事中の改札口。間を開けて置かれている自動改札機の間は臨時改札として利用できるようです。
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(after)
リニューアル工事は2021年に完了しました。
⑯↓駅東側の踏切から東(成田空港方向)を望む。上下線を結ぶ渡り線があり、非常時には東中山での折り返しも行われますが、定期の折り返し列車は設定されていません。また、写真左奥の下り線脇には引上線があります。ただ、上り線に直接つながっていない中途半端な構造なのでほとんど使われていないようです。
⑰↓駅西側の跨線橋から駅を望む。こちら側にも上下線を結ぶ渡り線があります。駅の両側に渡り線、そして引上線があるにもかかわらず、基本的に下り本線の3番線しか折り返しに使えません。随分と中途半端な配線ですね。駅の前後が勾配になっているからかもしれません。
おわり