最終回
主治医の先生は
優しい顔にウェーブヘア(癖毛?)がとてもマッチしてて、いつもニコニコしてる先生
お世話になっています
退院後の初めての外来の時のこと
先ずは、検尿と採血をして、腎臓の詳しい状態を調べます
入院していた時と変わらない量のステロイドを服用しているので
ここに来て副作用のステロイド糖尿病が出てしまい、血糖値を下げる薬が追加されました
（ステロイドの服用が終われば治るとのこと）
食事は、腎臓病食
世の中、高タンパク・低カロリー・糖質オフといった言葉が氾濫していますが
腎臓病食は、全く逆の「低タンパク・減塩・高カロリー」が鉄則なのです
（タンパク質・塩分・カリウム・りんがキーワード)
初めは、高カロリー？？何それ〜と理解できませんでした
しかし、病食の勉強を始め、病院で食べていた食事も参考に実践してみると
これがなかなか大変
タンパク質はほとんどの食材に入っているので、それを制限すると食べられる量がとても少なくなる
よって、カロリーが満たないので、それをタンパク質がない糖と脂で補わなければなりません
なんてこった
（腎臓病のための調整食材や食品を利用するのも手）
また、私の体内のカリウム値が高くなっていて・・・
(カリウムは、野菜や果物に多く含まれていて、
健康な人は、余分なカリウムを腎臓が体外に排出します
それが出来なくなってる状態の腎臓だと体内に溜まり危険な状態に)
野菜と果物にも制限が付いてしまった・・ｶﾞｯｸﾘ
食べるなら、野菜は茹でてカリウムを減らしてから調理、
果物は缶詰なら良し(汁は飲んじゃダメ)
やってられるかー
いえ、はい、ちゃんとやってます
そうだ、カロリーをとるために梅酒を食前酒にするのってどお？と思いつき
ダメ元で聞いてみた
「先生、梅酒は飲んでも大丈夫ですか？」
すると！
あ”〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
先生、PCを鷲掴みにしてうなだれた！
え？なになに？？「酒」なんて言っちゃったから・・叱られる？？
先生、時々オーバーアクションするから驚くのっ！いったい何？？
「梅はカリウムが多いから飲まない方がいいです〜」と、ものすごく申し訳なさそうに仰った
いえいえ、軽い気持ちで聞いた私が間違ってました
それに、ステロイド服用中はアルコールもいけないでしょうし
・・・・・もうビールの味も忘れかけてる
(・・・
魂が抜けそう〜)
魂が抜けそう〜) もう〜〜〜グレてやるーーーと心の片隅で叫んだっ
と心の片隅で叫んだっ 先生、真顔になって
「血清カリウム値が高くなると心臓が止まることがあるので」だって！
えぇーーーーー！←これ以上言葉が出なかった！
後で調べたら、それは冗談ではなく・・・・・(冗談言うわけないか)
カリウムが「5,5」という値を越えると最悪心停止する危険があると分かった
私は「5,4」ある
少し青ざめた
生野菜と果物をやめた
大好きなんだけどな〜やめたよー
この日は、難病申請の書類も受け取った
病院の紹介状とは違って、この診断書は見ることができる
腎臓病にも癌のようにステージがあるのは知っていたけど
先生からは直接言われてなかったので、これを見て現状がはっきりとした
「酒」なんて言ってる場合じゃないぜ！と猛省
長期戦になりそうだけど、やってやろうじゃないかい！w
戦う相手は自分
腎臓は再生しない臓器だそうです
生き残ってる部分を守り抜かなくちゃね
先生、これからもよろしくお願いします
突然のオーバーアクション、次も期待してますww
妄想劇場、ここまでお付き合いくださりありがとうございました
笑ってもらえたらうれしいです＾＾
みなさん、お身体大切に！健康診断には絶対に行ってくださいね！
さぁ、今日も手芸して過ごします♪
ヾ(๑╹◡╹)ﾉ"
ありがとうございました
chacha