妄想劇場 謎多き隣人 | こもれびの丘

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自然に...ありのままに...

 

 

   第1話 妄想劇場 始まります

   第2話 妄想劇場 美しい人

 

 

   お送りしているのは入院していた時の話です

   (現在は通院治療となり自宅です^^)

   

 

 

 

       第3話

 

 

 

   4人部屋の病室

   閉ざされたカーテンの向こうで繰り広げられる物語

   時には、妄想が暴走

   私の全くもって勝手な妄想劇場でございます

   あしからず^^;

 

 

   前回までに同室の人をお二人ご紹介しました

   そして、3人目のお方は〜

 

 

 

 

   同室の人 その3

   私のベッドの横のベットにいらっしゃる

   私の方のカーテンとあちらのカーテンで2枚重ねで仕切られてはいるものの

   ・・・う〜ん・・・かなり近いぞ

 

   私が初めてこの部屋に来た時

   昼間だけど、隣の人は寝ていらした

   軽いいびきがずっと聞こえていたので

   夜に眠れない方なのかも、気の毒に・・・そう思っていた

   静かな部屋

   ん?何か聞こえる

   「グフッ」

   「ドュフッ」

   「ブホッ」

   「ンッポー」

     ・

     ・

     ・

   一言寝言とでも言いましょうか・・・

   憎めないw

 

 

   それとも、もしかして・・・もしかしたら・・・

   宇宙人???

   UFOUFOUFO

 

   で、私が勝手に付けたニックネームは

   「宇宙人さん」

 

 

 

 

   

   想像画

 

   宇宙人さんは、ナースコールを押して

   「どうされましたか」の問いにいつも無言

   なので、その後に必ず看護師さんがやってくる

   要望は、リモコンでTVをつける・消すの2択のことが多いようだ

   食事の介助もされてるようなので、ほぼ寝たきりに近いのかもしれない

 

   歳を重ね、いずれは私だってその道を歩むかもしれない

   宇宙人さん、大丈夫かな〜

   少し切なくなった

 

 

   ある日の夕食

   いつものように係りの人が配膳をする

   宇宙人さんのところに食事を持って来たその人が

   「もう少し待っててくださいね。あと5人分配らなくちゃならないので

    それからお手伝いしますから〜」

   そういって出ていった

   すると少し経ってからカチャカチャとプラスチックの食器の音がする

   ものすごい勢いでカチャカチャカチャカチャ

   え?宇宙人さん、自分で食べれるの?

   ・・・・・・・・・

   5人分の配膳にしては時間が掛かり過ぎると思った頃

   係りの人が戻って来た

   「あら、食べられたのね、よかったぁ」とあっさりと膳を下げていった

   なんかおかしいぞ

   もしかして「自分で食べてみよう作戦」?

   それ以後、確かに食事介助の回数は減っていた

   リハビリといえばリハビリなのか・・・

   

   宇宙人さん、どんな方なのだろう〜

 

    そして、更に妄想を掻き立てられたのが、看護師さんが何気に呟いた一言

   「どうして下がっちゃうんだろう・・・」
 
    看護師さんが宇宙人さんのところに来ると、まず言うのが
   「お身体、元に戻しますね〜」と助っ人の看護師さんを呼んで
     2人がかりでよいしょ!と1日に4、5回はやっている
 
   わ〜ぉ、いったいどんな格好してるというの??
 
 
 
 
 
   
 
 
   
 
 
   
 
   でも、自分で動けるんだね、それだけでも良かったと思える
 
 
   
 
   宇宙人さん、早く元気にな〜れUFO
 
 
 
   多々
   勝手すぎる妄想はどうかと自分を責め始めながらも・・・・・
   ホワ〜ンと頭に浮かんでくる画を消すことは出来ず・・・ゴメーン^^;
 
 
   次回は、男子登場!
 
 
   妄想劇場 続きます
 
 
   chacha