年初に 日本老年学会等による「高齢者の定義」を引き上げる次の提言が話題になった。
提 言 現 行
65歳~74歳 准高齢者 65歳~74歳 前期高齢者
75歳~89歳 高齢者 75歳~ 後期高齢者
90歳~ 超高齢者
今回の提言は 近年の高齢者は 心身とも5~10年の「若返り」現象がみられ 特に 65~74歳の前期高齢者には 活発な社会活動が可能な人が大多数を占めているという医学的な視点からのものとのことだが これを受けて 今後 「年金制度」「働き方改革」「医療・介護費の圧縮」といった視点での論議に 発展していくものと予想される。
この新しい定義が 実行に移されるのが3年後と想定すれば 75歳の高齢者に認定されるのは 現在72歳の人達からとなる。奇しくも 小生は その年齢に該当する。
高齢者といえば 定年がそのスタートと考えられるが 小生が就職してすぐ(約50年前) 父親が55歳の定年を迎えた。その時の実感として 父親は正しく高齢者であったが その後 約20年を生き抜き75歳であの世に旅立った。定年は その後 60歳に引き上げられ 現在は 「高年齢者雇用安定法」により 希望すれば65歳まで働くことができる。
現行の前期高齢者が65歳から始まるのに符合しているが 今後は 会社の定年が引き上げられるのはもちろん 会社以外でも 高齢者の活躍の場が広がり 正しく 明るく生産的な健康長寿社会が構築されていくことが期待される。
小生は 65歳まで働き 定年を迎えた。その直後 頸椎の大手術を経験するも 幸いにして 趣味や人との繋がりに守られて 元気に過ごすことができているが 周りには 感心するほど生き生きと活動している人が沢山いる。会社、団体、自治会等活躍する分野はいろいろだが その存在感はそれぞれ大きい。
高齢者の活動の場が広がれば広がるほど その「ライフプラン」も多様化する。この流れを FP活動に どのように取り込んでいくか 課題も大きい。
GBIT
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