データ分析の結果を項目ごとに少しずつ紹介していきます。
今回は価格編。
キャロットは価格通りというか高額馬の方が低額馬より安定した成績が出ています。
特に好成績なのは5000万台です。5勝馬率が12.5%と唯一2桁をマークしていますし、平均が30%前後の募集額超過馬率が40%を超えており、重賞勝ちも、募集額回収もできる可能性が高いという、かなり楽しみのある金額帯と言えます。MY厩舎のバーデンヴァイラーもその内の1頭となります。
今年は12頭いますので、迷ったらこの金額帯から探してみるのもいいかもしれません。
では全頭評価3回目です。
母優先
得点 59 順位 55位 評価 C
母は16戦3勝。水準以上の競走能力はありそうです。繁殖成績は芳しくなく、4才の初子は9戦未勝利で引退、3才馬は未出走で、産駒から勝ち馬は出ていません。
左後一白のフォルムのいい馬体で期待しましたが、歩様は踏み込みが浅くて、馬体も頼りなく見えますし、何より尻尾の振りが多くガッカリでした。
母優先
得点 50 順位 73位 評価 C
母は16戦3勝。ディープ牝馬で期待が大きく私もPOGで指名していましたが、馬体が小さいのが影響したのか、思うような活躍はできませんでした。
繁殖成績も今のところ芳しくなく、出走した2頭はいずれも4戦未勝利で馬券に絡むこともなく引退しています。3番子の本馬で巻き返したいところですが、馬体重413㌔は気になります。歩きは前肢の出が大きくていいと思うので、体力を付ければ勝ち負けに加われるのではと思えます。
得点 49 順位 77位 評価 D
セレクションセールで3300万で落札した子です。母は3戦1勝で成績は平凡ですがディープインパクト産駒です。ここまでの勝ち上がりは4/6とまずまず堅実ですが良くても2勝止まりです。これくらいのレベルなら、
2000万台が相当と思いますが、セリ購入のため倍に近い4000万となってますから、手は出しにくいです。好馬体で前肢がよく出ている歩様はかなりいいと思いますが⋯
母優先
得点 56 順位 64位 評価 C
母は23戦3勝で1000万クラスではほとんど通用しておらず能力は低めと見ます。
ここまでの産駒の勝ち上がりは1/2。初子は勝ち上がって2勝クラスにいますが、2番子はデビューが遅れて、2戦しましたがどちらもタイムオーバーとなる2桁着順で未勝利引退しています。
母父ゴールドアリュールにナダルなので、これはもうダート路線になるでしょう。
力強い馬体で、前進気勢に溢れた大きい歩きをしており、動画だとかなりやれそうな雰囲気を感じます。
厩舎は16年目で通算257勝なので中堅以下だと思います。
母優先
得点 75 順位 5位 評価 A
母は16戦6勝、マーメイドS、府中牝馬S、愛知杯の牝馬限定重賞を3勝しており、申し分のない実績です。
初子のクラヴェルがいきなりオープンまで上がりるなど、勝ち上がりも2/3とまずまずです。宮田厩舎は勝ち上がり率3/7で入ってる馬質を考えると物足りません。
3勝以上馬を出せていません。
可動域広くキビキビした歩きで好印象ですが、尻尾振りは多めです。
いい馬だと思いますが牝馬で5000万は腰が引けます。いい価格帯なんですけどね⋯
母優先
母は米国でG3勝ちがあります。初子はロードカナロア産駒でセレクトセールで7720万で藤田晋氏が購入。7月にデビューし2戦目の8/13に初勝利を飾ったばかりです。
肩の筋肉が発達した馬体で、歩きも踏み込みは浅いものの、前の可動域は広く悪くありません。
~つづく~