リハビリ室へ行くと、珍しく誰もいなかった。
先生もいない。
静かなリハビリ室で車椅子に座りながら、前日にリハビリの先生から言われた言葉を思い出した。
「自主練習が一番大事ですよ。今は私たちが付いていますが、退院したら自分一人でやることになります。だから今のうちに、自主練習をする習慣を身につけましょう。」
その言葉が胸に深く刺さった。
今までの自分は、体が硬いことを理由にして、ストレッチや体を動かすことから逃げ続けてきた。
その積み重ねが、今の体の硬さにつながり、リハビリでも苦戦している。
「もっと早くやっておけばよかった。」
そんな後悔が頭をよぎった。
でも、過去は変えられない。
変えられるのは、これからの自分だけだ。
先生がいなくても、自分から体を動かす。
退院したら、誰かに言われるのを待つのではなく、自分の意思で続けなければならない。
静かなリハビリ室で、自分の甘さと向き合い、自分で続けることの大切さを学んだ。