♪C Jam Blues♪
ジャズ・ファンなら、おそらく知っているであろう、
デューク・エリントンの有名な楽曲。
私、楽器が全くダメ、楽譜・音符が全くダメなんですが、
テーマのメロディが♪ソソ、ソソ、ソソ、ソド♪と、
♪ドとソ♪しかない超シンプルな♪Cのブルース♪らしい。
いろいろな人が取り上げていますが、
私が初めて♪C Jam Blues♪を知ったのは、
実は【Deep Purple】なんです。
『 Deep Purple Live In Japan 』rec:1972.8.15&16&17
云わずと知れたDeep Purpleの作品であると同時に、
ロックのライブ盤、なかでも『Live In Japanモノ』としても傑作な2枚組の1枚。
それでは、何故この盤と、♪C Jam Blues♪が結びつくのか・・・
アルバム『Machin Head』にも収録されている曲なんですが、
『Live In Japan 』LPではC面(2枚目のA面)2曲目の♪Lazy♪なんです。
「前半のジョン・ロードのオルガンのソロパートに、♪C Jam Blues♪のテーマが飛び出してくる」
とかいうのが、音楽雑誌の「ミュージック・ライフ」か「音楽専科」のアルバム紹介の記事に記されていたからなんです。
当時はジャズ開眼前のロック少年で、この盤がリリースされてリアルタイムで即ゲットしたのですが、
♪C Jam Blues♪・・・?
まだジャズ開眼前の私には???でした。
どこのパートが♪C Jam Blues♪なのかも知らずに聴いておりました。
♪C Jam Blues♪という名前だけを知ったのです。
高校卒業後の春休みに、地元のレコード店でバイトしていた時にオーナーにジャズライブに連れていってもらい、大学入学後は近くにジャズ喫茶が数軒あったこともありジャズ喫茶に通うようになってから、ジャズに興味を持ち出したのが1974年。
当時は今と違い、インターネットもユーチューブなども無い時代。
情報源は、スイングジャーナル、ジャズ批評の雑誌か、ジャズ喫茶しかない時代。
スイングジャーナルに、レッド・ガーランドの『Groovy』がピアノトリオ作品としては初心者にお奨めの1枚云々と紹介されておりました。
『Groovy』Red Garland rec:1956.12.14、1957.8.9
ならば是非、聴いてみたい!
駿河台下のジャズ喫茶『スマイル』のママさんに、
レッド・ガーランドの『Groovy』をリクエストして聴かせてもらった。
当時はLPの片面をリクエストするのが普通だったので、
迷わず♪C Jam Blues♪が収録されているA面。
♪C Jam Blues♪が凄くいい!!
その帰り道に、お茶の水disk unionで『Groovy』をゲット。
それから毎日のように、自分のおんぼろステレオで『Groovy』を聴いていた。
当時ジャズ喫茶では、神保町「コンボ」「響」、御茶ノ水「NARU」がホームグラウンドでしたが、
他のジャズ喫茶でも♪C Jam Blues♪が聴きたくて、リクエスト可能な店では『Groovy』をリクエストして再生音の違いを楽しんでおりました。
先日ブロ友のKKD_FMさんが、♪C Jam Blues♪を記事に取り上げていたので、こんなことを想い出してしまいました。
それでは、
♪ソソ、ソソ、ソソ、ソド♪のテーマメロディの、
♪C Jam Blues♪
ジャズファンの方には耳ダコで御馴染みの・・・
レッド・ガーランド
Red Garland Trio - C Jam Blues
元祖・本家のデューク・エリントン
Duke Ellington - C Jam Blues (1942)
私が初めて♪C Jam Blues♪を知るきっかけとなった・・・
ディープ・パープル♪Lazy♪
(2:55あたりが♪C Jam Blues♪)
Lazy (Live in Japan, 17aug, 1972) - Deep Purple
ジョン・ロードも自然に♪C Jam Blues♪のフレーズが出てきたのだろうか・・・?
こうして改めて感じることは、
音楽ジャンル・カテゴリーに変に拘っているのはリスナー側で、プレイヤー側は影響を受けたもの、リスペクトしているものはジャンルに関係なく自分なりに解釈消化していくんだなと・・・
お付き合い、ありがとうございました。