こんにちは。き~です。
皆さんの中には、4月から環境が変わる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
実は私も、カウンセリング以外の仕事で大きな変化があり、わくわくする部分と、少し不安を感じる部分と…まあ…いろいろあるわけですが…。(苦笑)
ということで、今回のブログでは、私がカウンセリング以外でやっている仕事についても触れていきたいと思います。
私は長年販売業をやっており、4月からは店長と兼任で、エリアマネージャーとして、複数店舗の管理や運営の一端を任されることになりました。
そこで私が目指す店舗作りというのが「弱さを出せる環境」を整えてあげることです。
私は以前、知能検査で「軽度の学習障害」と診断されたことがあります。
子どもの頃から計算することが難しく、電卓を愛用しなければ数の計算ができません。
当時は学習障害なんて知りませんでしたから、学校では先生から、友人や家族からもバカにされ、高校受験のために通った塾の先生からも「数学は諦めてください」と言われました。
そのため私はこれを自身の「欠陥」だと思い込み、高校では大好きだった理科の勉強から離れ、文系の道へと進みました。前回のブログは、理科好きが高じて書けた感があります。
私はお店でよく計算ミスをします。電卓があるから大丈夫でしょ!?と思われますが、それ以前に式が出てこないのです。どんな式で計算すれば私が求めたいものが求められるのかがわからないため、例えば売上に対して何かの率を求められても、電卓やExcelを使おうとしても、式が出てこないから計算できない…なんてことはしょっちゅうです。
人によっては「障害」と聞くと「恥」とか「劣っている」と捉える人もいるようで…
「よくそんな恥ずかしいことが言えるね」
「あんまりできないってことを言わない方がいいよ」
と言ってくる人もいます。
そう言われたところで、障害レベルで出来ないものは、努力のしようがないのです。
自分ではどうしようも出来ないから「障害」なのです。
だから私はあえて「障がい」と書かず「障害」と書いています。
当事者として、本当に「害」だと思える時もあるからです。
でも、ハッキリと言いたいことがあります。
それは、周囲の理解度によって「害」なのか、「がい」なのかが変わると私は思っています。
誰にだって、得意不得意があるように、私は計算が苦手なだけです。
障害レベルになってしまうけど、これによって日常生活に大きな影響を受けているわけではありません。暗算ができないことで、命の危険を感じることもありません。仕事においても、計算が得意な人にお任せし、私は他のことをやれば良いと思うのです。
みんなが同じように仕事が出来るようにしなきゃいけないなんて、ないんですよね。
自分の得意を武器にし、自分の苦手は得意な人に委ねる。
こうやって周囲の人の理解と協力関係を築けば、障「害」ではなくなるのです。
最近は、コロナ前のように施設訪問をする機会が少しずつ増えてきました。
先日お伺いした障がい者福祉施設では、就労支援の一環として、一人一人の症状に見合った作業を行わせることで、自主性を育ませていました。
私はこれをヒントに、自分では無理だと思ったことは仲間に任せるようにして、逆に自分でできることは積極的に取り組むようにしています。
私の例は極端なので、よくある話としてこんな事例を紹介します。
ある日、とある企業の人事担当者から「報連相を徹底してもらうためにはどうすればいいのか話してほしい」という講演依頼を受けました。
部下からの悩みは…
「報連相をすると、お前はこの程度かと上司に叱られる」
「報連相をしても、何も反応されないから、伝わっているのかがわからない」
上司からの悩みは…
「報連相の意味がわかっていない。報連相しているつもりになっている」
「報連相を徹底しようと伝えても、誰もやってくれない」
とのことでした。私はその担当者に、
「最近は報連相だけではダメなんですよね。『ほうれんそうのおひたし』はご存じですか?部下に必要なものが『ほうれんそう』で、上司に必要なものが『おひたし』なんですよ」
と話すと、ポカンとされてしまいました。
みなさんは「ほうれんそうのおひたし」ご存じですか?
分からない方は、要チェックです!
ほう…報告
れん…連絡
そう…相談
お…怒らない
ひ…否定しない
た…助ける
し…指示する
部下が業務の進捗状況や問題点などを報告、連絡、相談してきたら、上司はその内容を怒らず、否定せずに話を聞いてあげて、アドバイスをして助けてあげたり、必要な内容を指示してあげてくださいね。と伝えました。
心理学を勉強されている方は、アンガーマネジメントや無条件の肯定的配慮といった「話を聴くテクニック」について学んだ方も多いと思います。
まさに、この時に私が講演したお話は、話の聴き方と伝え方でした。
一日の3分の1(一日8時間労働だとして)を過ごす職場で、自分の考えや価値観だけで人を判断し、怒ったり、否定したり、バカにして…それでみんなが楽しく快適に仕事ができると思いますか?そんな職場では、自分自身も辛いだろうし、苦しいでしょうね。
だから私は、自分の苦手な部分をさらけ出しても「大丈夫だよ!」「これは私がやるから、その代わりこっちをやってくれないかな」と言い合える者同士が、最高の仲間だと思います。
「助けて」と言った時に「オレに任せろ!」と言ってくれる人こそがヒーローです。
みんなと協力しながら、自分にできることを精一杯やっていく。
自分の得意と、みんなの得意を融合させ、イノベーションを起こしていく。
私はこんな職場環境を作りたいと常々思っています。
最後に、アブラハム・マズローの言葉を紹介します。
「真の人間関係は、弱さをさらけ出しても怖さのない関係だ」
弱さを出したらナメられる、バカにされるといった関係ではなく、辛い、苦しいと言った時に「よし!サポートしよう!」とみんなで補えるからこそ強い関係になっていけるのです。