皆さん疲れていませんか?
最近、きちんと休んでいますか?
身体だけの話ではなく、心もですよ!
その疲れを家庭に持ち込んでいませんか?
今回は、親子関係の相談について書いてみました。
数年前のある日、私はこんな相談を受けました。
学童保育で仕事をされている方からの相談で、その方が面倒をみているお子さんにこんなことを言われたそうです。
「パパとママ、いつもケンカばっかり。ボクがテストでいい点取れないと、パパはママのせいにするんだよ。パパは遅くまで仕事してるから、ボクのことママに任せてるって。ボクが成績悪いのはママの教育のせいなんだって。でもママだって仕事しているのにパパは家のこと全部ママにやらせてるの。それでママが家のことできないとパパは文句言っていつもケンカになってるんだ。」
「パパもママも大変って言ってる。大人って大変なんだね。だったらボク大人になりたくないな。」
「この前ね、パパに遊ぼうと言うと仕事で疲れてるからママのところへ行きなさいって言われて、ママに遊ぼうって言うと家のことやらないといけないからパパと遊びなさいって言われたの。二人ともボクのこと嫌いなのかな。」
小学校低学年の男の子で、両親がいつも大変そうにしている姿を見て「大人になりたくない」と言い、両親に甘えたいのに甘えられず「ボクのこと嫌いなのかな」とまで言っている。どう声かけてあげればいいのかわからない…
といった相談でした。
この家庭は両親ともに公務員で、お子さんは学校が終わると学童保育へ預けられています。
学校や学童では友人も多く、学校でのトラブルは特になさそうですが、家に帰りたくない。帰ると両親がボクのことでケンカするから家には帰らないと言っているそうです。
まだ小学校低学年でありながら、親の目を気にし、顔色をうかがい、自分の存在価値まで失いかけている状況でした。
家族というのは、社会における最も小さな単位です。
そして人間に限らず、動物は皆「群居本能」というものを持ち、「群れ」で生活をするための「集団欲」があります。この集団欲があるからこそ、人や動物は食欲も性欲も満たされるのです。
自分のことを守ってくれる人がいてほしい!救ってくれる人がいてほしい!という欲求は、生きる上で、あって当たり前の欲求なのです。
本来であれば「家族」という群れで生活することで満たされる欲求ですが、この子は満たされていないのです。
両親とは同じ屋根の下にいるというだけで、いつも一人で過ごし、母親はその様子を見て、「うちの子は家では大人しいのよ。子どもっぽく甘えてこないし、騒がしくしてこないから助かってるの。仕事で疲れても旦那がいなければ静かに休めるのよ!」
と周囲に話していたそうです。
子どもは甘えたいと思っているのに、それを抑圧している子に対し「甘えてこないから助かっている」と思っている。
つまり母親は自分の息子の欲求に気付いていないのです。
自分たちの振る舞いに原因があるということにすら…。
ご両親の仕事が大変であることには理解できます。
ましてや公務員となれば尚更です。
家庭を顧みず民のため(このご両親の場合は都民のため)に仕事しなければならない。父親は何時に帰れるかわからない日々が続いているため、奥様に息子を任せてしまう部分も理解できます。
しかし、これは大人の事情…なんですよね。
まだ数年しか生きていない子どもにその状況を理解させることは困難です。
では、どうしていくべきなのか…ですが…。
私がカウンセリングをするかどうかはこのご家族からの相談の依頼があるかどうかにかかってきますが、残念ながらなかったので、その後どうなったのか気になっていました。
ただ私は、この話を聞かせてくれた学童の先生にこう伝えました。
「大人たちが暗い顔をしていては、子どもは明るくなれません。まずは学童の先生方が笑いましょう。そして、大人って楽しいんだよと伝えるのです。好きなゲームやり放題!宿題もない!好きなものを好きなだけ食べられるんだぞ~!等、何でも良いです。何か楽しいことを伝えてみてください。そして、大人になりたいと思わせることが出来たら、息子さんからご両親に質問させてみてください。パパの好きなことは何?ママの好きなことは何?って。パパとママの好きなことを知って、息子さんにも同じことをやらせてみてください。そしてその姿をご両親に見せてあげるのです。そうすることで、ご両親は息子さんに興味関心を持つようになると思いますよ。」
この方法には一つ注意が必要です。
もし息子さんがご両親の好きなことに興味を持てなかったら、無理にやらせないことです。
ご両親が好きなのと同じくらい、「ボクはこれが好き」と思えることを一生懸命取り組む姿を見せてあげるのも効果的です。
その後、先生からは「パパとママから好きと言ってもらえたみたいです」と連絡があり、一安心したのを覚えています。
大人たちは、忙殺された日々の暮らしの中で、自分自身が闇の世界で生きていることに気付いていないことが多いのではないでしょうか。
それが当たり前となってしまい、毎日がこんなもんなんだと諦めに似た感情を持ち、夢も希望もなく、淡々と日々を過ごしてしまうのだと思います。
こういったマイナスの感情は、子どもにも伝わってしまいます。
子どもは大人を見ています。
そして、一番身近な存在である親(もしくは親代わりの大人)からの影響をもろに受けます。
あなたはマイナスの影響を与えたいですか?
いや、そんな人、きっといませんよね。
きっと誰もがプラスの影響を与えたいと思うんじゃないかなと。
さあ、大人の皆さん!笑って過ごしましょう!
笑えばナチュラルキラー細胞(NK細胞)が活性化され、免疫力もアップしますよ。
心と身体の健康のためにも、思いっきり声を出して笑ってみてください。
ただし、今だけは…
周囲に誰かいたら、ソーシャルディスタンスを保ったうえで声を出して笑ってみてくださいね。



















