皆さんこんにちは!
突然ですが、クイズです。
子どもの頃、学校で5大栄養素を教わりましたよね!?覚えていますか?
さて、何でしたっけ? (答えは一番最後にあります)
最近、まだ暑かったりちょっと寒くなったりと、気候の変動が大きくなってきましたね。
気圧や天候の変化で、体調を崩されている方を多く見かけます。
日々の疲れた身体を少しでも楽にしてもらえたらと思い、前回から引き続き食について書こうと思います。
前回の内容は、鉄分不足を解消することでうつやパニック障害の予防が期待できる旨をお伝えしましたね。
今回はビタミンやタンパク質についてもスポットを当てたいと思います。
ビタミンは、全部で13種類あります。
脂に溶けるタイプが4種類、水に溶けるタイプが9種類あり、体内で生合成されないため、全て食物から摂取しなければなりません。
主な働きを簡潔にご紹介します。
ビタミンAの働きは、粘膜を守り、骨や皮膚のつくりかえに役立ち、視力のもとにもなると言われています。不足すると、胃・子宮などのがんになりやすく、胃腸が弱くなったり、婦人科系に影響を与えてしまうこともあります。また肝硬変のリスクも高くなるそうです。
ビタミンB群(ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、ビタミンB12、葉酸)は、代謝ビタミンとも呼ばれ、いったん身体の中で働ける形に変えられます。働ける形になるにはいろんなビタミンB群がお互いに関係するため、どれかひとつではなく一緒に摂ることが望ましいそうです。
ビタミンB群の主な働きはエネルギーの産生、脂質の分解や代謝、糖質やタンパク質の代謝、皮膚や粘膜の代謝や保護などがあります。
ビタミンCは抗酸化に優れ、血液や目の水晶体など体の水溶性の部分でサビをとってくれるほか、コラーゲンをつくるのにも必須です。風邪などの感染症を予防したり、色黒やシミ、ソバカスができにくくなります。
さらに、人はストレスを感じた時にビタミンCが必要となります。興奮系の神経伝達物質であるノルアドレナリンを合成するのに関わるため、ストレスを感じたら良質なタンパク質とパントテン酸、そしてビタミンCを補給すると良いでしょう。
ビタミンDはカルシウムのバランスを整え、骨の健康を保ちます。また最近では、免疫力アップ効果やガンや糖尿病、自閉症、妊娠しやすい体作りなどに有効ではないかと研究されているそうです。
ビタミンEは体内の脂の部分を活性酸素から守ってくれる役割があり、このときビタミンCが一緒にあると、抗酸化で疲れたビタミンEを元に戻してくれるのです。
ビタミンKはあまり聞きなれないかもしれませんが、「血液凝固」を意味するドイツ語「Koagulation」にちなんで名付けられ、血を止める効果や骨粗鬆症予防、動脈の石灰化の予防が期待されています。胆道閉鎖、肝不全の人や抗生物質を長期間飲んでいる人、乳幼児は不足しやすいと言われています。
このように、ビタミンだけでもその働きは多岐にわたります。
だからといって、ビタミンばかり意識すれば良いわけではありません。
人間の身体は、頭の先からつま先まで全てタンパク質でできています。食べたり、見たり、動いたり、考えたり、病気になるのも、すべてタンパク質が関わっています。
タンパク質は日々分解され、新しくつくられているため、その分量が同じレベルで保たれるときは健康でいられるそうです。1日当たり体重1kgにつき1~1.5g程度のタンパク質が必要といわれており、例えば、体重60kgの人は1日約60~90gのタンパク質が毎日必要なのです。
がん患者、甲状腺機能亢進症、ストレス亢進時、成長期、妊娠期・授乳期、アスリートなどは特に必要とされています。
タンパク質は、ビタミンAや鉄を運んだり、鉄や銅を貯めたりする作用があるのですが、他にもこんな作用があります。
人間が飲む薬は、アルブミンというタンパク質にくっついて移動するため、薬の効果を高めるためにも投薬治療をされている方にはタンパク質が必要です。
また、新型コロナウイルスのワクチンを接種した方も多いと思います。このワクチン効果を高めるためにもタンパク質は重要です。
ワクチンを接種すると、からだの中に抗体が作られます。この抗体はタンパク質でできています。そのため体内に十分なタンパク質がないと抗体が作れず、注射しても無駄になってしまう可能性があるのです。
さらに、セロトニンやGABAといった神経伝達物質の材料もタンパク質なのです。
ストレス対策のためにも、タンパク質をしっかり摂取しましょう。
ストレス対策と言えば、グルタミンというアミノ酸が大切です。
グルタミンは免疫細胞の活性化に深く関与し、筋肉に貯金されているアミノ酸の40%を占めます。ストレスによって筋肉から取り出されて使われるため、体内で作られた分だけでは足りなくなる恐れがあるのです。
また、アスリートが行うような過剰な運動時には筋肉は充分なグルタミン供給ができずに血中のグルタミンが少なくなり、その結果、免疫低下、上気道炎、損傷治癒遅延、疲労感、怪我による感染症などへのリスクが高まるおそれが出てしまうのです。
ですので、アスリートの方にはタンパク質とともに、グルタミンの摂取もオススメします。
一般的に、タンパク質は筋肉を鍛えている人に必要なイメージがあるかと思います。
しかし、タンパク質はストレスや免疫にも作用したり、消化したり物を運んだりと、からだを作るうえで大切な働きをしています。
バランスの良い摂取を心がけ、いつまでも健康で楽しい毎日を送っていきましょう。
最後に、5大栄養素の答えは…
炭水化物、タンパク質、脂質の3大栄養素に、ビタミン、ミネラルを加えたものです。