●酒精(しゅせい)とは
エチルアルコールのことでお酒のアルコールと同じ成分。成分は醸造用のエチルアルコールと同じで、食品添加物に指定されています。原材料表示では酒精の他にアルコールやエタノールと記載されることもあります。
●酒精の用途
酒精はアルコールのことなので殺菌に使用されます。また酵母の働きを抑える作用があるので、発酵を止め、二酸化炭素(炭酸ガス)の発生を抑える効果があります。
●酒精の原材料は
酒精は発酵アルコールなので、糖蜜やサトウキビなどの糖質と、とうもこし、さつまいも、じゃがいもなどのデンプンを原料とし、それらを糖化、発酵後、蒸留して作られています。
●酒精が使われている食品
酒精は味噌のほか、魚介類の加工品や麺類、お菓子などさまざまな食品に使われています。
また、みりんや醤油といった調味料にも、日本酒やワイン(酒精強化ワイン)、焼酎といったお酒にも使われていますし、さらには消毒用のアルコールなどにも使われています。
そういえば、病院の給食室にも添加物のアルコールが使われているな…。
酒精はお味噌などの発酵食品に使われることが多いのですが、菌を抑制するために入れるって少し違和感を感じませんか⁈
味噌は、本来、大豆・麹・塩のみで作られる発酵食品。発酵させることで発酵の過程で食材に含まれるでんぷん質やたんぱく質を分解し、アミノ酸や糖分などの新しい栄養成分を生成します。麹菌や酵母菌の微生物の活動によって、元の食材にはない美味しさや、人間にとって有益な栄養成分が加わった食品へと生まれ変わったのが発酵食品です。発酵食品を摂ることで、ガンんの予防や生活習慣や認知症の改善、骨粗鬆症や老化を防いだりなど様々な効果あると様々な文献などで健康効果は立証されています。酒精を添加することで、そういったせっかくの効果、効能も台無しになってしまいます。