ドクターきよしのブログ -14ページ目

歯を見ないで掃除はダメ!

完璧だと思う清掃をした後、自分の口腔内を赤い色素で
染め出していつも驚きます。
私が右利きなので、どうしても右の上下の小臼歯部の
裏側歯肉の側に磨き残しができてしまったのです。

$ドクターきよしのブログ-磨き残し

なぜこんな磨き残しができてしまったのでしょうか?
答えは、清掃器具が届いていないだけです。
歯列が丁度カーブするところなので歯ブラシが届き
にくいのでしょうか。
それだけではなく、
1)患部を見て清掃していないからです。
なぜ見ていないで、清掃してしまうのか?
それは、口の中が暗くてとても見にくいからです。
口は入り口が5~7センチくらいの小さな
穴で、大きく口を開けても、3横指くらい
しか開きません。
おまけに、口の中には歯の他に、舌、頬、
喉、といった清掃時に邪魔な組織もあります。
2)歯は大きさが5ミリ~12ミリくらいの小さな
組織で、普段見慣れていない大きさです。
さらにピッタリと20~28本の歯が生えています。
だから、口の中を大きく拡大して見る照明付きの鏡
が必要になります。
そこで、当院では写真の様なLEDライト付きの
3倍拡大鏡を作って、患者さんの指導の時に
使用して効果を上げています。

ドクターきよしのブログ-付ける前

上は3倍の拡大鏡とライト付き1倍のミラー
下は1つにまとめたライト付き3倍のミラー


$ドクターきよしのブログ-付けた後

象を撃つ を見て

先日、テレビでたまたま象をライフル銃で撃つシーンを
見てしまいました。
大きな雄象が正面にいてこちらを警戒、
けん制しているシーンでしたが、突然ライフル銃
の音がして、象の眉間に大きな穴があき、象は両膝を
ガクリと落として前のめりになりました。
その後の
画像は正視できないので急いでチャンネルを変えて
しまいました。

$ドクターきよしのブログ-象

恐らく、ジョージオーウェルの、「象を撃つ」の中に
書かれているようにその後、象は何時間も意識は無くても
苦しんで死んでいったことでしょう。
密猟者は、象の肉を食べるために象を殺したのでは無く、
象牙を切り取って売るために何の罪も無い野生の
象を殺戮したのです。
ただ象牙を得るために、また銃の威力を知るための
ハンティングがスポーツのように扱われているのは
とても悲しく思います。
今中国の富裕層にアフリカでの象撃ちのハンティングが
人気だそうです。

人は原罪として、他の生き物の命を頂いて自分の生命を
維持するということがありますが、食べるためにではなく
どんな小さな生き物でも、その命を奪うことは大きな罪
だと思います。

今ノーベル賞の話題でひとしきりですが、ノーベルが
自分の発明したダイナマイトの悪い応用面を知って
この賞を平和のために作ったそうですが、飛び道具
のライフル銃や、戦争の兵器も化薬がなければ
発明されなかったでしょう。

お口が臭いわけ!

ヒトはたくさんの細菌と共生しています。
たとえば、腸内にはおよそ100~300種類以上、
約100兆個の細菌が生息していて、口の中にも
300種類以上の口中細菌がいるといわれています。
歯の汚れであるプラーク(歯垢)1ミリグラムの中には、
なんと1億個以上の細菌がいるのです。
これは、1ミリグラムの大便の中にいる細菌の10倍の数です
だからお口の中はおしりより10倍汚いといわれているのです
患者さんに汚れを取って見せて、この白い糊みたい物は
何だと思いますかと質問すると、たいていの患者さんは
ご飯の食べかすと答えます。
$ドクターきよしのブログ-プラークを取る
でも顕微鏡で観ると生きている無数の細菌の
集まりであることが分かります。
$ドクターきよしのブログ-細菌
位相差顕微鏡でみた口腔内細菌。

さらに舌にはたくさんの細菌が住み着いていて、
舌の清掃も今では専用のブラシがあるほでです。
口には歯と歯肉と舌という細菌が貯まり易い組織が
あり、おしり(肛門)に比べたらとても大きな
部位です。だから口は歯と歯肉と
舌を充分に時間をかけて清掃しないと
臭いのです

しかも口臭は身内の人しか教えてくれない
本人にとってとてもマイナスな要素なのです