クマの散歩道 Vol.157-2 クマ、ヤシオツツジと栗山ダムを見学するツアーに参加する(2) | クマの散歩道~大好きなふるさと日光市を紹介するブログです~

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皆様こんにちは。
 
クマの散歩道  Vol.157-2 クマ、ヤシオツツジと栗山ダムを見学するツアーに参加する(2)は、前回の続きです。
 
この編では、ツアーの2つ目の見どころである栗山ダム(※2)の普段は入れない場所を見学するツアーをレポートします。
 
 
※2 栗山ダムを上池、今市ダムを下池にした、東京電力の揚水式発電所、今市発電所の取水ダムです。
 
今回のツアーで普段は立入禁止のダム堤体の上でみんなで万歳!をした集合写真です。
 
さて、駐車場から上がってきた分岐点まで戻ってきました。今回は月山登山道尾根ルートのほうから来たので、右手に更に坂道を上り、栗山ダムまで行くことになります。
 
ここからの坂道が今までの中では一番急かもしれませんが、そうはいっても路面はアスファルトで、極端な急坂ではないので、個人でいらしてもダムまで行ってみると、きっと自然の素晴らしさに感動出来ると思うのでぜひ。
 
分岐点に小さいけれど案内標識もあります。実は月山には栗山ダム経由でも登ることが出来ます。残念ながらまだ僕も登ったことがないのですが、今回ご案内いただいた東京電力の方のお話では、栗山ダム経由のルートのほうが登りは楽なのだそうです。
 
この標識にも右の尾根ルートのほうには、「岩場、急坂アリ」と書かれていることからも登るの大変なのかも。まあ登山としてはそうして登ってこその醍醐味なのかもしれませんけどね。ただ、月山も栗山ダム前の登山口はずいぶん頂上に近いので、下から(今市ダムがある辺りが麓です。そちらにも登山口があります)登るよりは楽だろうと思います。
 
栗山ダムまでこんな感じの坂道です。上の写真の分岐点から少しだけ急な坂を登り、あとはこんなふうな段だら坂になります。
 
さあ、今回のツアーの第二目的地栗山ダムまで到着しました。この写真はまだ普段でも撮影可能な、左岸のダム堤体脇(柵外)からの撮影ですよ。こんな山の上にこれだけ大規模なダムを建設したってすごいことですね。竣工は1988年です。
 
ダム堤体左岸で東京電力ホールディングス株式会社 リニューアブルパワー・カンパニー鬼怒川事業所の担当者の方から、揚水式発電や栗山ダムについての説明がありました。
 
当日は風が強めだったので風切り音が入って聞き取りにくい部分もありますが、とても親しみを持てる方で、わかりやすく説明してくださっています。ダムに詳しい男の子との掛け合い漫才みたいなやり取りも周りを和ませてくれました。お話の中で川俣で地熱発電所の調査が行われていること。僕も初めて聞く話です。
 
ここでちょっとマニアックなお話になりますので、発電所などに興味のない方はここは読み飛ばしてください。
 
今まで何回か個人的に栗山ダムに行ったのは、時間的にみて午前中なのに、やけに水が少ないなあと思っていた点、それがなぜか今回の東京電力の方の説明でわかったのです。電気が一番使われるのはオフィスや工場が動いている昼間、それも13:00~14:00頃がピークであることは、発電所マニアでなくともご存知だと思います。だから一番電気が必要な午後に発電を開始するためには、午前中という時間帯には、上池である栗山ダムには、たくさんの水が貯水されていないといけないのではないの?元々は出力調整の難しい原子力発電所や火力発電所で、深夜も作り続けている余剰電力を使って、水を上池に揚水するんでないの?などとマニアック過ぎるがゆえの疑問を持っていました。マニアックでないとここまで疑問持ちません(笑)
 
今は原発はほとんどが止まっている(東京電力管轄では全て)一方で、最近は大規模なソーラー(太陽光)発電所が多いので、昼間はむしろ電気が過剰気味なのだそうです。だから昼間のピーク時はその電気を利用し揚水をして、太陽が沈んだ夕方に不足してくる電力を補うために、揚水型水力発電所が発電を始めるんですって。だから上池である栗山ダムは、午前中から午後に向けて段々と今市ダムからの揚水で水位が上がっていくのだそうです。なるほどなあ。納得!

この文章は少し僕なりの解釈も入ってしまっているので、一字一句が説明を受けた通りではありません。詳しくは本文上に貼ったYouTubeの動画を見てみてください。東京電力の方が、揚水型水力発電所の仕組みから、このこと、更には東京電力が今計画中の地熱発電所の話までしてくれていて、とても参考になりますから。
 
かねてからの疑問の1つ目解決!
 

お話の最後の頃に、ダムに詳しい男の子が質問したのが、この余水口のことなんです。

 

僕も揚水型発電所の上池で余水口って必要なのかなと思っていたりもしました。揚水型発電所の上池でもダムによっては、たくさんの水が流れ込む沢を持ったダムもあるのかもしれませんけど(下郷発電所の上池大内ダムなどそうっぽい)、少なくとも山の頂上部に限りなく近い栗山ダムでは必要ないのではなどと思っていました。だって上池、下池全体で水が多ければ放水設備がきちんと整った下池の今市ダムから放流すればいいわけですから。それについても説明してくれています。男の子の質問がなければ、この説明が聞けなかったと思うと、あっぱれボク!

 

栗山ダムの管理棟と取水口。前回書いたブログで、発電に使う水の取水口がわからないと書いていますが、何のことはない。管理棟のすぐ裏にあるこの背の高い建物が取水口でした。こちら側から見ると、今市ダムの放水口(揚水運転中は取水口)のように、明らかにそれらしく見えないんだもの。こちらも東京電力の方の説明から疑問2つ目解決!
 
→過去記事
 
左岸中程より。ここまで来ると堤体も管理棟も遠く小さく見えます。
 
この写真は、上の写真から管理棟と取水口の部分をトリミングによって拡大したものなので画像が粗いですが、こうして見てみると、確かにクレストゲートが見えます。でもクレストゲートが見えても、今市ダムのように放水口(揚水時は取水口になる)そのものは、護岸には見えないから、前回のブログではちょっと場違いな場所を写してはいても、水面下に取水口が隠れているということに関しては、当たらずとも遠からずだったようです。
 
同じく左岸の中程で対岸の右岸の様子を望んだところです。向こうに見える山は、夫婦山だったと思います。月山と並んで、栗山ダム近辺で登山の楽しめる山のようです。栗山ダムに着く直前に割と長いトンネルを潜るのですが、その手前に夫婦山登山口の看板をみたような気がします。
 
左岸中程には、月山に登山道の栗山ダムルートの登山道があります。尾根ルートからこちらに下山してくることも出来るそうですが、東京電力の方によると、こちらから登ったほうが頂上まで楽に登れるそうです。
 
同じ場所から大笹牧場方面の景色をズーム撮影してみました。

ツアー参加者の多くの人が感嘆していましたが、この日は湖面の水がエメラルドブルーがっかっていて、とてもきれいに見えました。まるで沖縄の透けて見える海のようでしょ。
 
これも勉強になったことです。
 
前回のブログで疑問を持った、ダム周囲にいくつかあるこのパイプ。詳しくはリンク先のブログを見てほしいのですが、集水計測盤とか書かれた計器があって、湖面に伸びるパイプから、ジャージャーと結構勢いよく水が流れていたんです。今日は流れていませんでしたけど、これって何?

そこを東京電力の方に個人的に質問してみたら、栗山ダムがあるところは地下水がとても多くて、ダムの水が抜けているとき(発電して下池の今市ダムに水があるとき)、周りにある地下水のレベルが上がり過ぎると、その圧力でダムの遮水壁を破ってしまう恐れがあるので、上がり過ぎた地下水をダム湖に流す装置なのだそうです。ダムの周囲に全部で5箇所、同じような装置があるそうです。

疑問の3つ目解決!参考になりました。ありがとうございました。
 
ダム湖最奥部付近は、ダム堤体が大笹牧場のある山の景色と相まって素晴らしいロケーションなので、3枚目の集合写真を撮影しました。
 
ダム湖最奥部付近にも、例の地下水排水のパイプがありました。
 
最奥部付近からダム堤体を望んでみたところです。僕みたいに、発電所マニア、ダムマニアでなくとも、こんな景色が見られるのであれば、栗山ダム湖周囲を歩くだけでも、立派なトレッキングになると思いませんか? 栗山ダム湖周囲は許可がなくても歩けます。
 
ダム湖最奥部はきれいに護岸壁が施行されていますね。
 
最奥部からちょっと右岸に入った所から堤体を望んだところです。
 
この写真は、ダム湖右岸から月山を望んだところです。遠目にもヤシオツツジがきれい。
 
右岸には慰霊碑が建てられていました。こちらでも東京電力の方から説明があったのですが、ダム建設工事はもちろん安全第一で工事を執り行ったそうですが、これだけの大規模工事であるだけに、協力企業の職員の方に殉職者が出たそうで、その慰霊碑だそうです。合掌。
 
これは、右岸でももう最終段階の部分。トンネル手前からダム堤体を望んだところです。後にダム堤体の天端でみんなで万歳をする集合写真が出て来ますが、その写真はこの辺りから撮影されました。
 
ぐるっと左岸側からダム湖を一周してきて、さあこのトンネルをくぐれば、いよいよダム堤体へと抜けます。ヤシオツツジと並んで、今日の見どころの始まりです。
 
少しトンネル入ったところです。ここはまだ外光が入っている部分です。
 
 トンネルの真ん中辺り。トンネルの中はもっと暗いのかと思ったらかなり明るかったです。もっとも常時これだけ明るいとは思えないので、正規な見学者の僕たちのために明るくしてくれていたのでしょうけど。
 
 出口が見えてきました。もうすぐ待ちに待った堤体の上に出ます。僕はここで心うきうき、ボルテージも最高までアップしました爆  笑
 
 ダム堤体側からトンネルを見たところ。今までだと、左岸側からズームで撮影していたトンネルが目の前にあるのも、マニアックな僕にはうれしいこと(笑)。
 これが、ダム堤体の天端です。栗山ダムは中心の遮水性のある粘土層の周りに、ダム湖を掘り返したときに出た岩石を組み上げて作った、ロック・フィルダムです。何か天端だけど見ると、田んぼのあぜ道みたいですね。
 
 トンネルを出た辺りから、下流側を見下ろしたところです。岩を積み上げた堤体の下に、月山登山口駐車場が見えます。
 
 これはダム湖側を見たところ。フェンスなどの遮蔽物が一切写らずに撮影出来るのは、きちんと許可のもとに入ったればこそのことです。
 
 堤体長は340m位あるので、更に進んでみたところで天端を見てみたところ。月山が正面に見えています。
 
 端のほうよりは同じような砂利敷きでも、整然として見えますね。
 
 ダム湖側の堤体をズーム。これこそ入らないと撮れません
 
ダム堤体を作る岩石を写してみました。前出のように、ダム湖を掘削した時に出た岩石を使っています。
 
いやあ、栗山ダムの堤体天端から見るこの景色は、普通なら東京電力の社員の方か、協力企業の社員でなければ見ることの出来ない景色ですから、僕が興奮するのもわかりませんか?
 
そして来た方向の右岸側を見たところ。参加者は20人ほどで、三々五々、普段は入れない堤体上からの景色を楽しんでいます。この一つ上の写真でもわかるように、ダムマニアでなくとも、ここは景色の素晴らしさに心が弾みます。ツアー参加者の皆様も堤体の上から見える景色に嘆息していました。
 
これは堤体天端でも東より(もう栗山ダム周回トレッキング出発地の近くまで戻ったところ)から、駐車場を見てみたところです。
 
そして同じ場所からダム湖を望んだところです。最初の頃に同じようなアングルの写真を載せたもの、そちらは立ち入りが禁止されていない堤体脇から撮影したものですが、これはまだ立入禁止の柵の内側ですから、このアングルも普通では撮れないものです。
 
これも前から疑問に思っていたことだったのですが、この構造物はダム堤体の中を通る点検用トンネルの入口なのだそうです。ダム堤体のほぼ底である約90m地点(ダム堤体の高さは97.5m)まで500段の階段で下りるそうです。底の部分には地震計が設置されているそうです。
 
東京電力の今回案内してくださった方の足でも最下部まで下りるのに20分かかるそうです。震度3以上の地震が発生すると、夜中でもここに出向き、ここの500段の階段を下りて、異常がないか確認するのだそうです。これだけの設備を維持するということは、本当に大変なお仕事だと感じました。
 
ダム堤体の上でみんなで万歳!
 
これが上で書いた場所から写した写真です。
 
2枚目は自由なポーズでどうぞということで、みんなが思い思いのポーズを取ってみました。
 
あっ!普段は閉ざされている柵が開きました。もう閉めるという時点で、この珍しい光景を写真におさめておこうと焦って指が写りこんでしまいましたww
 
ここからは、来た道を下りて駐車場まで戻りました。
 
帰りがけに写した栗山ダム堤体です。この堤体の天端まで上ったと思うと感慨もひとしおでした。
 
東京電力ホールディングス株式会社 リニューアブルパワー・カンパニー鬼怒川事業所のお二方、Kuriyama Go Travel(栗山ゴートラベル)のスタッフの皆様、今回このツアーに参加させていただいて非常に楽しかったです。栃木ディスティネーションキャンペーンでなくとも、これからもこのツアーをぜひ継続してくださるとうれしいです。地元日光市民として参加させていただいて、この時季に皆様にこの地をぜひ見ていただきたいなあと思いましたから。
 
 
(取材日 : 2019.5.5)
 
 
 
 
 
 

 

 

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