日光市藤原地域(旧藤原町域)の川治温泉、鬼怒川温泉にある鬼怒川に架かる橋をご案内するこの企画、今回は川治温泉の入口に当たる小網(こあみ)地区にある小網ダムと小網大橋をレポートします。
小網ダムを地図で見るとこんな場所です。川治温泉の玄関口川治温泉駅の目の前にあります。
前回(その1)では川治温泉街、鬼怒川と男鹿川の合流地点に架かる黄金橋を紹介しました。その時もご案内しましたが、名勝龍王峡の遊歩道の最北端の入口は黄金橋が架かる薬師の湯(こちらも前回の記事で紹介しています)駐車場になりますが、龍王峡の遊歩道は途中にもいくつかの入口が設けられていて、それぞれに駅またはバス停があって公共交通機関でも容易にアクセスできるようになっています。ここ川治温泉駅も拠点の一つです。東京方面(東武鉄道の浅草、北千住、春日部等の特急列車停車各駅)からは、時間帯によっては特急リバティ(特急リバティ会津)で直通で川治温泉駅に降り立つことが出来ます。j時刻表などへのリンクを文末に掲載しましたのでご参考に。
ここは駅から出てすぐの国道121号線(会津西街道)です。写真手前が川治温泉街、先が鬼怒川温泉方面です。道路右側にある青い屋根のお宅の向こう側に、小網ダムに下りる通路があります。
上のお宅のところから石段を下りると小網ダムがあります。ここは〝橋〟ではありませんが、ダム堤体の天端を自由に通行出来ますので、実質上は橋の役目を果たしています。上でリンクを張った龍王峡ハイキングコースの正式なルートにもなっています。
国道のほうから下りてきてすぐのところ、左岸の堤体部分は、河川維持放流水を利用した発電設備、小網発電所になっています。金網の向こう側にその説明がされた看板があります。その看板の右下に見えているのが発電所の設備の一部です。
僕のブログを見ると、ダムとか発電所のことを熱く書いている記事があるので、ダムマニア、発電所マニア(実際は〝ダム好き、発電所好き〟程度ですが)だということがわかると思います。何かこういうのを見るとわくわくするのですww
小網発電所は、まず川治第一発電所の逆調整池の役目を担っています。逆調整池というのは、発電所で発電に使われた水をそのまま川に放流すると生態系に影響を与えたり、場合によっては洪水になる(発電に使う水量くらいでは洪水になりませんが、大雨で増水している時に更に放流水を流すと危険な場合もある)のを流量を調整して防ぐ目的で作られる貯水池(ダム)です。そして、上に書いた河川維持放流を利用した発電だけでなく、ここから1kmほど川下にある川治第二発電所の発電用水の取水も大きな役目です。小網ダムもこれらのダムも全て栃木県営の設備です。
うわあ、やっぱりマニアックかな?
ダムや発電所のことを詳しく書くとマニアっぽいですが、一般の方にとってもこのダムの景色には心癒されませんか?今はちょうど新緑がきれいな時季ですから、周りの緑とダム湖の緑が相まって素敵な景色を見せてくれています。もちろん紅葉シーズンにもそのロケーションは最高です。
この写真はコンジットゲート(大雨が降って川の水が増えた時に放流するための水門のよううなもの)の上から撮影しています。写真の右側にコンジットゲートを支持するためのコンクリートの構造物が写っています。
そしてこちらは同じ場所から下流の様子を撮影したものです。山が幾重にも重なっている辺りが龍王峡の北端部になります。
我が地元日光市はハッキリいって田舎ですけど、こんな自然を見ると本当に日光市に住んでいて良かったなと思います。若いころは長く東京に住んでいたこともある僕も今はこんな日光市が大好きです。このブログを始めたきっかけも、そんな日光市を紹介したいからです。場合によっては都会からの移住をしてくださる方もいらっしゃったらうれしいなあ。
いつもブログでは話が逸れがちな僕ですね
これもダム湖の様子です。こちらは2つ上のコンジットゲート上から少し進んだもうすぐ右岸に着く辺りの天端で撮影したものです。取材の際はたくさん写真を撮ってその中から必要なものきれいに撮れているものを選んで掲載しますが、同じような写真でアングルを変えただけのものを掲載したのは、この美しさを存分に味わっていただきたいからです。でも写真で見るより実際にはもっときれいですし、現地では川のせせらぎの音、鳥のさえずり、新緑の匂いなど現地でしか味わえない良さがあります。
こちらは右岸からダム堤体を写したものです。金網越しに撮影していますが、右側の金網は写っていますが写真部分にはうまく金網の針金が写り込まずきれいに撮れました。いつものヘッポコレポーターにしては上出来、上出来
ダム堤体の天端を渡り切った右岸n様子です。放流警告板も見えますね。ここからこうして見るとダム堤体そのものが橋の役目を果たしているのもよくおわかりいただけると思います。
放流警告版のこちら側に車数台が停められるくらいの駐車スペースはあります。僕みたいなダムマニアでなくとも渓谷美を楽しむためにダムだけでも訪れたい方もいると思います。川治温泉駅のところでも書いた通り、ダムを見学する位の短時間でしたらここに車を停めてもOKだと思いますが、ハイキングで利用する場合は長時間の駐車になりますのでお避けください。
ここは龍王峡ハイキングコースが分かれる部分で、上で見てきたように、小網ダムを渡って行けば、川治温泉駅はすぐそこです。一方写真の少し手前でこちら側に曲って来ずに直進すると、あじさい公園を経て、黄金橋及び薬師の湯へと至るルートです。
ちなみにここで県道を左に行くとすぐに小網大橋があって、この橋を渡った先で国道121号線にT字路で交差します。T字路を右に行けば三ツ岩トンネルを潜って龍王峡の大駐車場、鬼怒川温泉方面へ、左に行けば上で写真を載せた川治温泉駅の前を通って川治温泉へと至ります。
今日は、「クマが鬼怒川に架かる橋をご案内します」シリーズの2回目で、川治温泉手前の小網地区にある小網ダムと小網大橋をレポートしました。次回は浜子橋をレポートします。
※龍王峡のハイキングコースについては次の3つのサイトを参考にしてください。
①龍王峡の案内サイト(トップページにリンクしますので、そこから「ハイキングコースを選択するとモデルコースが見られます)
②東武鉄道のお出かけ情報サイトの龍王峡に関する部分
→「電車の旅 東武沿線おでかけ情報 電車でハイキング 東武沿線自然ハイキング 龍王峡コース」
③日光市ホームページ内の龍王峡ハイキングに関するページ(ハイキングマップとハイキングコースのみどころという資料をPDFファイル
で見ることが出来ます)
→日光市ホームページ 観光の情報 鬼怒川川治エリア 龍王峡ハイキングコース
※電車でのアクセスについて。
東武鉄道ポータルサイトの特急列車時刻表をご参照ください。なお上でも書いたように特急リバティ会津のご利用が便利ですが、特急スペーシアをご利用の場合は川治温泉駅までは直行しておらず、時間帯によって乗り換える駅が異なります。東武日光、下今市、鬼怒川温泉など日光市内各駅から普通電車ご利用の場合は昼間時間帯のほとんどの列車は東武線から直通しています。その他ご不明の点、ご質問などは東武鉄道各駅、もしくは東武鉄道お客様センターにお問い合わせください。お客様センターへのリンクからは、お電話またはメールを発信出来るようになっています。
※お車ご利用のお客様へ
川治温泉駅にも車が数台停められる駐車スペースはございますが、この駐車場は電車利用者のためのものです。お車での龍王峡遊歩道ハイキングについては、龍王峡駐車場か川治温泉薬師の湯駐車場をご利用ください。お問い合わせは日光市観光協会までお願いします。
ただ小網ダムを見学するだけなのであればそんなに時間はかからないはずですから、停めさせていただいてもOKでしょう。小網ダムを見るだけなら堤体右岸側にもちょっとした駐車スペースはありますが、こちらも長時間の駐車はお止めください。
〈取材日:2018年5月26日〉





