クマの散歩道  Vol. 75 クマが鬼怒川に架かる橋を紹介します。  ~その1 黄金橋 | クマの散歩道~大好きなふるさと日光市を紹介するブログです~

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日光市でも中北部にある鬼怒川温泉(きぬがわおんせん)と川治温泉(かわじおんせん)は、共に古くから栄えた温泉です。日光観光の宿泊拠点の一つとして、たくさんのお客様にご利用いただいております。

 

両温泉とも、藤原地域(旧藤原町域)にあって、その中心部を利根川水系の一級河川鬼怒川が北から南へと流れています。その鬼怒川には観光資産的にも珍しい橋や、橋上からの鬼怒川の渓谷美の素晴らしい橋がたくさん架かっています。今回はそんな鬼怒川に架かる橋を北から順番にご案内して行こうと思います。

 

そのまず1回目は鬼怒川と男鹿川(おじかがわ)の合流点に湧く川治温泉の、正にその合流地点に架けられた「黄金橋(こがねばし)」からご案内します。

川治温泉にはいくつかの旅館、ホテルがあるほか、共同浴場薬師の湯があります。黄金橋は、その薬師の湯の駐車場と対岸を結んで架けられた橋です。対岸にはあじさい公園もあります。また名勝龍王峡(りゅうおうきょう)へアクセスする遊歩道の最北端の入口でもあります。

この写真は、車で国道121号線(会津西街道)を北上して、川治温泉街を過ぎたところです。真っ直ぐ国道を進めば湯西川温泉(ゆにしがわおんせん)や三依(みより)地区を経て、福島県の会津地方まで行くことが出来ます。
 
今回ご案内する黄金橋と薬師の湯は、ここで左手方向の道へと左折します。写真の右手に見えるバス停は、湯西川温泉と鬼怒川温泉駅の間を結ぶバスのバス停です。
国道から左折してからすぐにまた道が分岐します。真っ直ぐ行った先に見える高架橋が野岩鉄道野岩鉄道(やがんてつどうあいづきぬがわせん)です。道の右手側に川治湯元駅があります。薬師の湯や黄金橋へは鉄道やバスといった公共交通機関でのアクセスも容易です。
 
ここをまた左方向へ下りて行きます。徒歩でも10分ほどで薬師の湯駐車場に到達出来ます。途中にある県営川治第一発電所までは長い坂道が続き、道が余り広くはなくて両側が崖になっているので車の方も徒歩の方も通行にはお気をつけください。
薬師の湯駐車場の脇に黄金橋があります。写真で見るとわかりにくいとは思いますが、橋のこちら側の水面(みずも)は鬼怒川です。奥鬼怒を源流として、川俣(かわまた)地区を流れ、川治ダムを通ってここまで流れてきています。橋の袂の手前側が男鹿川です。奥は鬼怒川が龍王峡方面へと流れる川下です。男鹿川は福島県会津地方との県境にある山王峠(さんのうとうげ)付近の山を源流として、三依地区を流れ、途中で湯西川を合わせ、五十里ダムを通って、ここに流れてきます。
黄金橋渡り口を正面から見たところです。右側に半分石碑が見えていますが、ここに黄金橋の由来が書かれています。そちらも撮影はしたのですが、石に彫られた文字は写真では読めないし、鏡面のようになっている石碑表面に僕ショボーンの姿が写っちゃってるんで載せませんww
ここは鉄道マニアにとっても(実は僕もちょっとだけそうなのでありますウインク)うれしいところ。この橋梁は野岩鉄道の橋梁です。コンクリート製の橋梁だし、高さは比較になりませんけど(そうはいってもここも実際現地で見ると写真で見るよりかなり高いとこに線路があると感じますよ)、兵庫県餘部町の餘部鉄橋を彷彿とさせますね。右側の山の陰になっているところに川治湯元駅があり、左側はトンネルを抜けたあと再度鬼怒川と国道121号線を橋梁で跨いで川治温泉駅に至ります。
 
僕が薬師の湯駐車場について車を下りたときに、ちょうど会津田島行の特急リバティが橋梁を渡っているところだったのですが、写真も動画も撮り損ねましたハートブレイク
 
ところで、3本見える橋脚のうち、真ん中の橋脚の根元部分の左側にみえている建物が川治第一発電所です。そして同じ橋脚の上のほうの左側、橋桁の下の山肌に小さく見えているのが、川治ダムの管理事務所の建物です。
 
奥から流れてきている川は当然鬼怒川です。
同じ場所でズームで撮影するとこんな感じに撮れました。これなら川治第一発電所は鉄塔まではっきりとわかりますし、その上のほうに川治ダムの管理事務所もはっきりと見えますね。それどころか管理事務所の左側にダム堤体の天端も見えています。
 
川治ダムは、国道121号線で川治温泉街に入る手前辺りでも山間(やまあい)にダム堤体と管理事務所を見てとれます。ここから見ると、いかに山と山が迫った部分にダムが作られたかがよくわかります。
 
また川治第一発電所の取水元は五十里ダムで、右手の山の上辺りにそのダムはあります。
黄金橋の上から川治温泉のほうを望んだところです。奥から流れてきているのが男鹿川です。左手の橋の下が鬼怒川です。ここでも黄金橋が正に鬼怒川と男鹿川の合流点の真上に架けられた橋であるかがおわかりいただけるかと思います。
 
鬼怒川と男鹿川の間の奥に見える切妻屋根の建物が薬師の湯、その隣が市営プールです。それと今は水が出てないので、僕の情報も不確かなのですが、写真でその建物の下のほうの川辺、川の中にいくつかの岩がある部分の手前左側が水面がちょっと左に入り込んでいるように見えるところが川治第一発電所で発電に使われた水の放流口のはずです。今は取水先である五十里ダムが、ダムの貯水を抜いて堤体の工事中であるため、発電所での発電も停止中なので放流水は出ていないのでしょう。あ、すっかりマニアックな話になってしまいましたねてへぺろ
この記事の主題である黄金橋はレポートを終えて、最後に近くにある薬師の湯をご紹介しましょう。

まずは薬師の湯については、まず日光市のホームページ内の薬師の湯についての記事をご覧ください。ここは市営の公共浴場です。現在はこのきちんと男女別になった近代的な施設がメインのお風呂になっています。じゃあ、「〝現在〟じゃないのは?」、「昔は混浴だったの?」ってことになりますよね。それをこのあとご案内ぃ~爆  笑
その前にちょっとだけ薬師の湯共同浴場の前にあるものをいくつか紹介させてください。まずは「鬼怒川・川治温泉郷観光マップ」と銘打たれた看板です。鬼怒川・川治温泉郷となっていますが、実際には龍王峡までしか掲載されていないようです。川治温泉と鬼怒川温泉は最近でこそきちんと分けて呼ぶことが多くなりましたが、元々両温泉とも旧藤原町にあった関係で、便宜的に〝鬼怒川川治温泉〟とまるで一つのつながった温泉かのように呼ばれていたりもしました。この看板もその名残りかもしれませんね。
こちらは書いてある通りに本当にこの近辺のみ描かれた遊歩道の案内図ですね。
そして男鹿川側には、薬師の湯と彫られた銘票と道祖神様が祀られております。
はあいパーこちらが〝昔からある薬師の湯です〟。はい、もちろん混浴です。はい、対岸のホテルからも丸見えですww それで川治温泉のほうに渡る橋の上から無意識に撮影してから、ガ~ンガーン・・・お、おじさんが3人ほどご入浴中ではあ~りませんかあせるあせる し、し、しかもこのまま掲載したら、写真を拡大したときに〝おいなりさん〟が見えてしまいそうなアングルびっくりびっくりびっくり まあタオルを浴槽内に入れるのは禁止だろうから頭の上に乗せてるんだろうけどモロ見えっぽいんでマーカーを塗りましたウインク 
 
宣伝としては逆効果だけど、僕がここに来てこちらに入ってるところ初めて見たんだもん。昔はみんな当たり前に入ったんだろうけどなあ。
 
僕には入る勇気はありません。その昔、東北地方の某温泉で内風呂だけど、混浴の温泉で割と若い女性が入っていてドギマギしてしまった、初心(うぶ)ラブラブな僕だも~んww
 
今日は「鬼怒川に架かる橋シリーズ」の第1回目で、川治温泉にある黄金橋と、すぐ隣の薬師の湯のレポートでした。次回は小網ダムと小網大橋のレポートを上げます。
 
※黄金橋は龍王峡遊歩道の最北端の入口と書きましたが、龍王峡の遊歩道はいくつかの出入り口があります。それぞれ駅かバス停へのアクセスが良いようになっています。詳しくは下記の3つのリンク先をご参考になさってください。

 ①龍王峡の案内サイト(トップページにリンクしますので、そこから「ハイキングコースを選択するとモデルコースが見られます)

  →「日光国立公園 水と岩の公園 龍王峡」

 ②東武鉄道のお出かけ情報サイトの龍王峡に関する部分

  →「電車の旅 東武沿線おでかけ情報 電車でハイキング 東武沿線自然ハイキング 龍王峡コース」

 ③日光市ホームページ内の龍王峡ハイキングに関するページ(ハイキングマップとハイキングコースのみどころという資料をPDFファイル 

  で見ることが出来ます)

  →日光市ホームページ 観光の情報 鬼怒川川治エリア 龍王峡ハイキングコース

 

 
 
〈取材日:2018年5月26日〉