毎日ほんとに忙しく

イタチやアライグマ防除に走り回っております。

 

季節柄この時期に

有害獣防除のご依頼をくださいますお客様の

ほとんどのお宅の家屋内にて侵入動物が

子育て中となっております。

この時期は頻繁に動物の侵入のあるお宅は要注意ですよ。

 

本日お伺いいたしました大阪府内のお客様宅は

木造と鉄骨造りをリフォームにより繋いだ住宅で

アライグマが2階壁内で子育てをしているケース。

 

お客様が言われるには足音の感じからして

この2・3日間は母アライグマが赤ちゃんアライグマのもとを

離れたまま帰って来てないようで、

母アライグマの足音がしなくなった頃から

壁内から聞こえる赤ちゃんアライグマの鳴き声が

日に日に弱くなってきているとの事。

 

育児放棄か?

それとも母アライグマが餌をとりに

外へ出た際に事故にあったか罠で捕獲されたか?

 

などなど母アライグマが何らかのアクシデントに

遭った可能性が考えられます。

いずれにしろ残された赤ちゃんアライグマは

壁内で死んでしまいますので

腐敗などの二次被害が発生しますので

急いでなんとかしないといけませんわ!

 

母親と赤ちゃんが共に生息している状態では

母アライグマに赤ちゃんを1頭づつ咥えて

家屋外へ連れて出て行かすように親子セットで

忌避施工をする事が可能ですが、

赤ちゃんだけ取り残されている場合は

人の手で直接取り出さなければいけません。

 

アライグマは特定外来生物に指定されている動物で

外来生物法により原則として無許可での捕獲は勿論、

運搬などの行為も禁止されています。

 

特に野外に放つ行為は、とてもとても重い罪になります。

大阪府では各市町村で登録手続きを行う事で

外来生物法に基づく捕獲が可能となります。

 

お客様宅の管轄する農林水産課に

朝一番に事情を説明、相談し

赤ちゃんアライグマを壁内からの取り出し捕獲許可を

もらいましたので作業開始。

 

アライグマを含めた野生動物を捕獲しようとする場合は

許可や登録の手続きが必要です。

 

取り出しましたアライグマ赤ちゃん。

 

鳴き声の聞こえる壁に点検口を作成。

開口すると赤ちゃんアライグマが見えましたので捕獲。

 

リフォームで木造と鉄骨を繋いだ箇所の

壁内空間に4頭生息していました。

 

捕獲については僕が出来るのは法的にここまで。

農林水産課の職員さんが

すぐに回収に来て下さり無事に引き渡し完了となりました。

 

今後は2度とこのような事がおきないように

侵入口を封鎖する事が重要となります!

 

現在、特定外来生物に指定されるアライグマは

日本の野生にはいてならない動物とされます。

農作物の被害も深刻で生態系の問題もあり

国は予算を組んで駆除に取りかかっています。

 

しかし、本来は外国の動物で勝手に海を泳いで

日本に来たわけではありません。

日本に持ち込んだのは人間。

 

様々な害がありますがこれって

アライグマを安易に輸入した人間の責任ですよね!

 

アスワットの害獣防除は、

お請けした全てのお客様に例外なく

5年の侵入保証をお付けいたしますので

ご安心下さい!

 


 

ベル鳥獣管理士準1級の福永健司が運営するアスワット公式HPベル

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  いたちものがかり