夏の 日。じりじりと日差しの照りつける中、銀行へ両替をしに行く途中、大海のような真っ青な無地に、「海援隊」と、白い明朝体で大きく書かれたTシャツを着た人とすれ違った。それは、まるで、どこかの家から聞こえる風鈴のような、うだるような真夏に現れる陽炎のような、なんともいえない特殊なノスタルジックと涼を感じさせてくれた。