音楽鑑賞(バッハ) | キーボードのブログ

キーボードのブログ

ブログの説明を入力します。

 バッハ、モーツァルト、ベートーベン。彼らが残した数々の楽曲の多くは傑作として世界中の人たちに今なお大きな感動を与えています。私もまたそんなクラッシックのファンの一人で、主にバロックから古典時代の作品が子どもの頃からのお気に入りでした。


 とくにバッハの作品に耳を傾けていると、天上世界に続く光の階段を登っていくかのように錯覚したり、キリストの受難の姿が眼前に迫ってくるかのようで、自分自身の宗教心の一部はそういった作品によって養われてきました。


 だた例の教団の中ではバッハの作品であれモーツァルトの作品であれ、うかつに『あのミサ曲は本当にすばらしい』などとは言えない独特な空気がありますよね。一種のイデオロギーが歴然としている世界ですから、素直な感想をうっかり発したことが原因で面倒な人間関係に巻き込まれたり、不必要なストレスを抱えないよう気を付けなければなりません。


 しかし、バッハはルター派のプロテスタント信者だったはずですが、カトリック様式に則ったミサ曲の作品も少なくない。彼はイデオロギーの対立を乗り越えたところにある信仰を見出したのか、あるいは人間的なイデオロギーなどには鼻から無頓着だったのか、そのマインドにはとっても興味があります。バッハのBWV233をBGMにそんなことを思います。


 ちなみにバッハの最高傑作と言えば、私は迷うことなく「小フーガ ト短調(BWV578)」に一票!パイプオルガンの音と旋律が織り成す立体的な時空間は本当に格別です!フフフ