時間の流れ方について | キーボードのブログ

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「時間は過去から現在に向かって流れている」
こんなふうに漠然ととらえていました。


 例えば、高校物理に登場する物体の落下運動をグラフ化した場合、横軸を時間軸としてその方向に時間が進むように描きますよね。理系サイドの人たちにとっては至極一般的なことですが、横軸方向に時間が進行する系なので横軸上のある地点から原点を眺めたとき、それは過去の事象ということになります。物体の運動に限らず、歴史年表も地球平均気温のグラフもほぼ同じ骨格で作成されており、そこには「時間は過去→現在→未来に流れる」という暗黙の前提があります。


 一方で、昔お世話になった人たちに手紙をしたためておりますと、文面に「あっという間に歳月が過ぎ・・・」とか「過ぎ行く月日の中に・・・」とか、定番のフレーズがしばしば登場する。こういう場面では「時間は過去に向かって流れて行く」という概念が心理的には非常にしっくりくる。また、多忙なスケジュールの中で仕事に追いまくられていると、未来の〆切日が現在に向かってどんどん押し寄せてくるように感じることもある。


 確かに、科学実験結果を視覚化したグラフでは時間は過去から未来に向かって流れているように描写しますよね。しかし、それは便宜的な表現方法の一形態にすぎないってことはないですか?時間の方向は本当に科学的に証明されていますか?そもそも時間なるものは実在するのですか?実在するならどんな物質、システムですか?


 何か、、おかしい。。。


 熱力学の第二法則であるエントロピー増大則が時間の方向性を決定づけているんだと言われると、ウ~ン、そういう理屈も成立するのかもしれませんが、何かしっくりこないところがある。


 実は先日数年ぶりに出席した会合で、時間の流れ方についてチョロッと話題になった瞬間があり、それによって私の知的好奇心は大いに刺激されたんですよね!とっても興味深い、物理学的にも、聖書預言的にも、フフフ・・・。こういう良い刺激があると、同様の会合にまた参加したいという気持ちが倍増しますね。