俺の台湾BLドラマデビューを飾ったのは、「HIStory2 越界~君にアタック!」です。この作品から、抜けられない沼にハマりました。
2024年になり、たまたまAmazonプライムでサムネイルが気になったから見てみた作品です。俺と同じように、この作品を見て沼にハマる人が出てきてくれたらうれしいです。
いわゆるSEXシーンは皆無。(一部の妄想シーンはエロティックですが。) 基本的にはキスシーンしかありません。そんなところも、初心者の方にはおススメのドラマです。
俺は個人的にメインCPの笑顔に惹かれました。ここから沼が始まるなんて、当時は全く想像もしていませんでしたが、今見直してもさわやかさを強く感じられるドラマです。まだ見ていない方にも十分おススメできる作品です。
第1話のあらすじとメインキャスト
チョウ・ツーシュアン(邱子軒)
…ザック・ルー(盧彦澤)
シャ・ユーハオ(夏宇豪)
…フェンディ・ファン(范少勳)
ワン・ツェンウェン(王振文)
…ニック・ヤン(楊孟霖)
ワン・ツェンウー(王振武)
…パトリック・シー(施柏宇)
メインCP ①シャ・ユーハオ(夏宇豪)
シャ・ユーハオ(夏宇豪)はいわゆる札付きのワル。前の学校を退学して今の高校に転学しました。
しかし運動能力はとても高く、バレーボール部のキャプテン、ハー・チェンエン(賀承恩)と部長のチョウ・ツーシュアン(邱子軒)は彼がフェンスを軽々と超えていく姿を見ました。
ハー・チェンエンは能力に触れ込み、何とかしてチームに引き込もうと四苦八苦。最初は拒絶していたユーハオも、物理教師でバレーボール部コーチの先生からいわれ、しぶしぶバレーボール部に入部。
部員ともぶつかってばかりのユーハオ。ついにはツーシュアンを名指しで、サーブを受けることに。
怪我で引退を余儀なくされた元エースのツーシュアンが繰り出すジャンプサーブを見て、憧れを抱きます。
メインCP ②チョウ・ツーシュアン(邱子軒)
チョウ・ツーシュアン(邱子軒)はバレーボール部の元エース。けがをして左膝の靭帯損傷をしており、プレーヤーとしては致命的なため、部長としてチームを引っ張っていますが、ふとした時に攣ったり痛みがでてしまいます。
ツーシュアンはユーハオが練習に来ないので、彼のバイト先に行きました。そこでユーハオが喧嘩に巻き込まれそうだったため、助け舟を出しますが、ヤンキーたちに左膝を攻撃されてしまい大ピンチ。
ユーハオがツーシュアンの看病をしているうちに、二人は話をしながら、少しずつ心を開いていきます。ケンカでしか物事を片付けられないユーハオ。しかしツーシュアンの発言・行動、そしてそのかっこよさが頭を離れず、彼の気持ちは少しずつ変わっていきました。
ワン・ツェンウー/ツェンウェン兄弟
シャ・ユーハオのグループには、異母兄弟のワン・ツェンウー(兄・右)/ツェンウェン(弟・左)がいます。暴力が原因で退学になったユーハオに、一緒について転校してきました。
退学の原因を作ったのはチェンルー。彼女が絡まれた男子から、喧嘩をして彼女を守ったのがユーハオでした。そしてこのチェンルーは、ツーシュアンの妹だということが後に発覚しました。
メインCPの心境の変化・恋の進展
バレーボール部員として本格的に練習を開始したユーハオ。ツーシュアンの過酷なメニューにも耐え、その運動能力はみるみる向上していきます。
強がりからケンカばかりしてしまうユーハオが、徐々に変わり始めます。そこにはツーシュアンの存在がありました。
自分のことを気にしてくれるツーシュアン。マイボールを練習用に貸してくれるツーシュアン。そこに素直に感謝の気持ちが芽生えます。
ユーハオにとって、恋愛は「響くもの」があるかどうか。つまり一瞬のうちに、相手から目が離せなくなって、その人のことばかり気にしてしまうようなもの。それをツーシュアンに感じ始めました。
気になる相手だから料理も作ってあげたい。足が攣ったらケアしてあげたい。最初の印象とは違って、ユーハオは尽くす男という感じですね。
ところで、ワン・ツェンウー/ツェンウェンもバレーボール部に入ることになりますが、こちらは違う理由がありそう。
ツェンウェンは「お前が気になる」と兄に意味深なことを言ってるし。なぜか兄を避ける弟。しかし兄は兄で、避けられている理由を直接聞くのが怖い。どうもすれ違いが起こっている様子。
これよりネタバレエリアです
ネタバレ①合宿がメインCPの運命を変える
バレーボール部の合宿許可の条件は勉強との両立。試験で誰か一人でも欠点になってしまうと、合宿に行けなくなります。
その条件をクリアするために、超問題児のユーハオを、ツーシュアンはつきっきりで面倒を見はじめます。ユーハオにとっては幸せな時間でした。気になる相手と一緒にいられるからです。この辺りからユーハオの表情は見るからに明るく変わっていきます。
ツーシュアン、やたらと顔を近づけたがります。このシーンも目を傷めたのではないか、と見ているだけ。でもその度にユーハオはドギマギして、恋心が隠せない。そりゃこんなことばかりされたらたまらないでしょうね。
全員無事に試験に合格し、いよいよ地獄の合宿が始まります。
ユーハオも、ケンカばかりしていたチームメイトと打ち解け、技術も高まってきました。
夜になり、一人でシャワーを浴びているツーシュアン。ところが足が攣り、一人で歩けなくなってしまう。そこに助けに来たのがユーハオ。足のケアをしてあげるうちに、裸同然のツーシュアンを見て、思わず告白しそうになったユーハオ。タイミングを逃してしまいますが、好きだという気持ちを再認識します。
それはこのあと取り上げるサブCPも同様。兄のことを思って離れようとする弟。思いを伝え、そばにいたいと願う兄。ここら辺はすれ違いが切なかったですね。
練習試合前日。バレーボールのコートでネットを挟んで話し合う二人。バレーボールが好きだという強い思いを聞くうちに、ユーハオは彼への想いが抑えられなくなり、ネット越しに思わずツーシュアンにキスをし、告白してしまいました。
しかし試合前日の大事なタイミングでの告白にツーシュアンはユーハオを拒絶。
第3話がこれで終わるんです…。最終回はどうなってしまうのか⁉とドキッとしてしまったタイミングがありました。
それにしても、台湾BLドラマはライティングとかにこだわりますね。きれいなキスシーンが大変多いです。
ネタバレ②サブCPの進展
一方の兄弟CPにも進展?が。
ツェンウェン、兄のツェンルーが女の子とデートしている姿を尾行中に、シュアンとユーハオに見つかり、思わず兄が好きだとカミングアウトしてしまいます。
兄には彼女がいるのに、自分に付きまとう兄。ツェンルーを振り払うため、ツェンウェンは兄を避けてみたりバレーボール部に入ったのでした。
ここからは過去の回想。ある兄弟喧嘩した日、兄がバレーの練習に行った際、弟が誘拐されて怪我を負ってしまいました。そのことに兄は責任を感じているため、好きなバレーをやめ、弟を守るように付き添っているのでした。
しかし兄のことが好きで、でもその思いを押し殺そうとしている弟にとってはそれがまた辛いんです。
夜、兄が寝ている時に、弟が兄への気持ちを告白します。自分のせいで好きなバレーを諦めさせたことをずっと引きずっていること。兄だと思えない恋心を抱いていること。今後二度と口にしない、秘めた思いでしたが…当然のことながら、兄も起きていて、全てを聞いていました。
練習試合が始まり、ユーハオは、ツーシュアン仕込みのジャンプサーブを繰り出します。序盤はうまくいったものの、相手の猛攻を受け、ユーハオはプレイ中に捻挫をします。ツーシュアンによるケアを受けながら、バレーの魅力、そして相手への恋心もお互いに再認識。
ネタバレ③サブCPの恋の行方は?
兄と付き合っていると思っていた女の子。実は弟のことが気になっていて、兄にコンタクトをとっていたのでした。
兄も自分でよくわからない感情が巻き起こるものの、弟との関係について、きちんと時間が欲しい、と伝えます。
避けることなく、お互いが幸せと思えるようにやっていくことにしました。その後は急速に仲直りしました。
ネタバレ④メインCPの恋の行方は?
チェンルーがユーハオへ告白すると言い出しました。ユーハオには好きな相手がいるといって暗に諦めさせようとしましたが、ツーシュアンも一緒に告白の場所に行くことに。
当日、プレゼントを渡すと、ユーハオは自分にとって好きな人はツーシュアンだと宣言。
ハー・チェンエンにも男同士のカップルも不自然ではないと励まされ、ついに決心。
ユーハオに、「僕は先に卒業する。それでも、足が攣ったら来てくれる?」と、ツーシュアンはようやく自分の気持ちを伝え、ユーハオを受け入れるのでした。
いかがでしょうか。基本はバレーボールに打ち込む男子高校生の青春ドラマです。でも、そこに相手に対する恋心が見え隠れして、目が釘付けになってしまいました。HIStoryシリーズは、本当に魅力的な俳優さんが、とても素晴らしい脚本で自然に演じてくれます。「HIStory3 那一天~あの日」は踏破しましたが、今度は別のシリーズも見てみたいと思います。