今どきの糖尿病治療薬のハイフンの有無。どちらが正しいか | 血糖知を上げてみる?

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糖尿病から得た「血糖知」を語るブログ。

GLP-1受容体作動薬 (Glucagon-Like Peptide-1 agonist)
SGLT2阻害薬 (Sodium/GLucose coTransporter 2 inhibitor)
DPP-4阻害薬 (DiPeptidyl Peptidase-4 inhibitor)

ウェブサイトによっては「GLP1」と表記されていたり「GLP-1」と表記されたりしていて、ハイフンの有無については統一性がありません。他の薬剤も然りです。

なんでハイフンがあったりなかったりするのかについては、Wikipediaを調べてもよくわかりませんでした。遠い記憶では、有機化学における表記上のルールがあったように思いますが、何を見たらそれがわかるのかも思いつかないありさま。

そんなときはGoogleで多数決をとることにします。

たとえば、Google検索で、キーワード「
GLP1受容体作動薬」で検索すると、結果は「約 33,900 件」。「GLP-1受容体作動薬」だと「約 31,800 件」です。

一見、GLP1のほうが優勢のように見えますが、「GLP1・・」の検索結果に上がったページの内容を見ていくと、「GLP-1」という表記が使用されているページが結構多いことに気付きます。

Googleは結構おせっかいなので、「こいつ、GLP-1のことを調べてるんじゃなかろうか」と、勝手にGLP-1にまで範囲を広げて検索しているからです。

まあ、そういうおせっかいをしてくれるので知りたい情報に行き着ける可能性が高くなるという側面もあるのですけど、多数決をとるときにはちょっと邪魔くさい。

そんな時にはGoogleのフレーズ検索を活用します。キーワードをダブルクオーテーションマーク(")で括ることによって、キーワード通りの表記を使用しているページを探すことが可能になります。

結果は以下の通りです。

"GLP-1受容体作動薬"(約 192,000 件)
"GLP1受容体作動薬"(約 1,840 件)

"SGLT2阻害薬"(約 78,300 件)
"SGLT-2阻害薬"(約 59,500 件)


"DPP-4阻害薬"(約 488,000 件)
"DPP4阻害薬"(約 85,300 件)

GLP-1についてはハイフンありが圧倒的に優勢。ただし、なぜフレーズ検索の方が通常検索よりも跳ね上がる(
31,800件→192,000件)のかについてはよくわかりませんけどね。

SGLT2は僅差とも言えますがハイフンなしが優勢。DPP-4はハイフンありが優勢でした。

というわけなのでこのブログでも、多数決にしたがって表記をすることにいたします。ってか、いままでの記事でも(偶然)そういう表記になっていたので、これから
特別に変更するということでもないのですけど・・。