前回お伝えした基本チェックリストですが、各質問項目についてそれぞれの判定が行われます。
「基本チェックリスト25項目」
1から20のうち10項目以上に該当する場合
→(複数の項目に支障あり)
6から10ののうち3項目以上に該当する場合
→(運動機能の低下)
11と12のすべてに該当する場合
→(低栄養状態)
13から15のうち2項目以上に該当する場合
→(口腔機能の低下)
16と17のうち16に該当する場合
→(閉じこもり)
18から20のうちいずれか1項目以上に該当する場合
→(認知機能の低下)
21から25のうち2項目以上に該当する場合
→(うつ病の可能性)
以上のように判定されます。
この情報をもとにケアプランを作成したり、介護予防のサービスを紹介したりするのです。
「介護認定」と違い、介護の必要がなくても介護予防のサービス(総合事業)を受けることができます。
総合事業という新しい介護予防事業が始まって、サービスの種類や選択肢が増えています。
今後はより、要介護状態にならないように事前に高齢者の状態を把握して、予防していく方向へとシフトした制度になってきているようです。
そのために「基本チェックリスト」などを活用して、如何に事前に状態を把握し、対処するかが重要になってきますね。
自治体や住んできる地域によっても変わってくると思いますし、もし家族や周囲の高齢者が基本チェックリストに該当しているようだったら、地域の包括支援センターへ相談するといいと思います。
65歳以上は、今すぐに介護の必要がなくても介護予防サービスが受けたり、活用することができるのですが、ここ最近のコロナの影響で高齢者の状況把握はできているのでしょうか?
実際は、なかなか難しいと思いますので、まずは家族や周囲の方が、できる限りサポートすることが大切ですね!