3本の指8 3月3日 | オランダの村で暮してました

オランダの村で暮してました

オランダ南部のお城村で暮らしたお節介からメッセージ
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昨日は3.3の日(ひな祭り、日本では)だったが恐らく3という数字に反応した大きなデモ、それにMがかなり本格的に介入してきたようで、死傷者の数が増えた。公式の数しかないから実数はわからない。

 

そして、私はなによりも憎しみの連鎖が(かつては恐怖で50年以上仕切られていた国で)とならないことを祈る。たとえ、Mに対しての憎しみであっても、憎しみが若者を駆り立てるのに簡単な手段であっても、憎しみが勝利することは結局はないと思っている。

 

2001年から2007年の(2002年から2006年にこちらに赴任されていた丸山大使もおっしゃっていたが)ミャンマーにとっての一番の暗黒時期に私は児童中心型という教育プロジェクトに従事した。今から思うと非常に未熟な 手法も多々あったと思う。日本でやっている簡単な実験を紹介するように指導書を作成したのだから。でも息が詰まるような国家状況・教育統制の中の教室で、こんな簡単な実験でも生き生きと活動していた先生方、子供たちの姿が忘れられない。一緒に活動していた絵本作家の田島伸二氏は「心に灯がともった」といった。

 

次に続く、民主主義はここにつながっていたと田島氏も私も信じている。

 

この事態憎しみではなく、またこういった「心に灯をともすこと」が必要と強く思う。

 

犠牲者への心よりのお悔やみを込めて、あなた方の尊い犠牲がこの国の希望につながりますように