私は先ほど書いた記事にて、 「花を捨てて実をとる、アジアの美徳」と書いたがアジアにはまた「顔をつぶさない」という黄金のルールがある。誰か義理のある方が仲介に入り、その方への「顔を立てる」ことで、己の顔をつぶすような譲歩も顔をつぶさない、許されることもある。
昨日、以下のニュースを受け取って、この「義理のある方=仲介役」に丸山大使はピッタリでは、と思った。
https://news.yahoo.co.jp/byline/takahashikosuke/20210220-00223695/
日本は1962年以来、国際社会がミャンマーを封鎖しても支援をやめなかった。私がこの国で働けた理由である。
そんなことからミャンマーの人々も日本へ比較的、好感情をもっていると感じる。未だにかっこよく見せたい商品名に不思議な日本語が使われていたりする。そして、日本人は欧米諸国や中国と違って「顔をつぶさない」という政治・文化を理解していると考えられているし、日本人ならそうしてくれることを¥寛容する、とMも敬愛する女史の党も受け入れそうである。アセアンはあまりにもMに近い、それは2011年前からメンバーであったし、タイなど軍事政権である。
そして丸山大使のお人柄、、、デモ隊の前に現れ、ミャンマー語を理解し、ミャンマー語で語り掛ける。
血気盛んなデモ隊も大使のいうことなら「民主主義の完全勝利」ではないとしても、グッとこらえて聞いてくれるような雰囲気をお持ちである。
恐らく多くの人が上記を期待しているように思う。
もし丸山大使が交渉に成功したらこれは今年のノーベル平和賞でしょう。