「世界は椅子取りゲームだって。でも実際は、立ってても良い、床に座っても良い」
受験はとかく「どこに合格したか」で評価されがち。
この学校に行けたら成功、それ以外は失敗、そんな空気に、親も子も知らず知らずのうちに飲み込まれてしまいそうになる。
でも、社会に出てからの現実を考えると、その見方はシンプルすぎるように思える。
どの会社に入ったら成功で、それ以外は失敗、という世界ではないと考える。
同じ会社の中でも、配属される部署や任される仕事はさまざま。
「この部署に行かなければ終わり」などということもなく、遠回りに思った経験が、後から効いてきて今やっていることに役に立つことも実際には結構多いと感じる。
受験も同じようなところがないだろうか。
一本道しかないと考えると、少し外れただけで「すべてを失った」気持ちになってしまう。
でも実際にはその過程の努力が無駄になるということはない。
椅子に座れたかどうかだけで人生は決まらない。
親自身が社会で感じてきたその実感を、受験の場面でも忘れずにいたい。
結果は大事だが、「結果だけがすべてではない」ということを伝えるのも親の役割ではないかと思う。