今日取り上げてみる本はこちら。
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皆ご存知、名作中の名作。
恥ずかしながら、この本社会人になってから始めて
読みました。小学生の時分には周りで流行っていたんですが、ズッコケ3人組シリーズに首ったけだった僕は「ズッコケさん以外の本に浮気するなんて硬派じゃないぜ!」などと息巻いてました。バカですね、ほんとバカ。
本の内容は、主人公「モモ」が街の人の時間を奪おうと画策する「灰色の男たち」と向き合い、時間を取り戻していくというもの。社会人になってから自分の時間が無くなっていたときにこの本を読めたのは幸運でした。
何より日々消費される他無い「時間」に「利子」という考え方を持ち込んだのが新鮮だなあ。
我々は死に向かうまでの間、膨大な時間を所有している。ならば、それを漫然と消費するのではなく、貯蓄して利息を増やそうではないか!という言葉のトリックで街の人々は時間を奪われてしまう訳です。そして、皆だんだんとゆとりを無くしていく。結果として、生活は便利になっていくけれど誰かとゆっくり語らうこと・ゆっくり食事をすることすらままならなくなっていく。今の社会そのものですね。
生産性を高めればそれにかかっていた時間は短縮されるけれども、同時に大事なゆとりを失っていくよという当たり前のことに意外と気がつけない。
勿論効率化されるべき事象は沢山あると思う(公務員の労働内容とか)。それ以外に、家族との団欒や友人とのおしゃべり、削ってはいけない時間まで削る必要があるのか?ということを著者のミヒャエル・エンデ氏は言いたかったのでしょう。
ところでこの本の本意ではないかもしれないですがちょっと私見を。
経済にはキャッシュ・フローなんて考え方があるわけですが、この本で気づかされたのがタイム・フローの重要性。
時間は貯蓄しておいて、後で使えるものではないから自分の時間を誰のために・どのように使うかということが非常に大事なんですね。物事を先送りしがちな僕は今更ながら目から鱗がぼっろぼろ。この本はアイボンですよ、心のアイボン。
ゆとり多い毎日と、先送りすることは全くの対極。反省せねば。
「明日やろうはバカ野郎だ!」






