小谷村での土曜日。
午前中は、珈琲とジェラートでゆっくり過ごし、他に予定もないので村の中を車で走り、国道沿いの道の駅へ。
きれいな施設。
温泉も併設してるようです。
この辺りの温泉、どんな感じなんだろ。
早く温泉に浸かってだらだらしたい
な、と宿に向かいます。
ナビを使わないので、入る小道がわからなくて通りすぎてしまって後戻り。
え、こんなところに宿あるの?
というような山の中の、秘湯の一軒宿。
染み出るお湯の成分のためか、入口のコンクリートは赤茶けてます。渋い。風情ありです。😃
ここは、金~月曜日までの週4日のみの営業。
別所温泉の宿に続き、やはり電話予約のみの受け付けで、基本1日4組のみ。
部屋に案内され、早速温泉へ。
含有した鉄分のため、赤茶色のお湯です。
で、源泉かけ流し。お湯はザバザバと常時溢れてます。
いいお湯だわ~。いつまでも入っていたくなる。
翌日帰るまで、他のお客さんには一度も会わずの独泉状態でした。
温泉入ったり部屋で呑んだりしてるうちに、夕食の時間です。
料理の評判がよくて「酒呑みにぴったりの食事出てきます」とのネット情報からここを予約。ネットってすごいな。昔だったら絶対知ることはない。
最初のお皿たちが並べられます。
左上:「イラ」という山菜。山菜の王様と呼ばれてる
そうです。初めて食べます。
左下: 青唐辛子胡椒漬けの漬け物。
右上: チーズ豆腐。
右下: いかとウニの和え物。
う~どれも旨い。
これは日本酒でしょでしょ。🍶
ということで、地元のお酒呑んでます。
連れと「日本酒を呼ぶ、いいつまみだねー」と。
あわびが登場します。いいねえ。
しゃきしゃきで新鮮。
わさびはわさび漬けを使っていますね。
山の中なのに海のもの? と思ったけど、ここは日本海に面した糸魚川に近い場所。海のものも山のものも味わえるんですね。
”料理人のご主人と奥様? のふたりで切り盛りする宿“ なので、ふたりが交互に料理を運んできてくれます。
ご主人が「カマトロの酢の物です。初物のスダチをかけてどーぞ」と。
へーっ、カマトロを酢の物で。
クレソンに隠れてますが、折り畳まれたマグロが何枚も入っていて、その下にお酢のタレと茗荷やメンマ。
旨~い。こんな酢の物、日本酒に合わないわけない。
大きなあさりがたくさん乗っていて、その下の茶碗蒸しはあさりと海苔の出汁がたっぷりで、めちゃよい味わい。
芋焼酎に切り替えます。
食事処のお客さんを見渡すと、登山してきたおじさん (リュック背負ってチェックインしていた) など、男性の一人客3人。あとは高齢男性のふたり組。
女性はおいらの連れのみ。雨飾山が近いので、登山後に温泉と美味しい食事で呑もうというお客さんが多いのかな。
ここで、蟹が入った小鉢がそれぞれに。
鍋に投入。
味噌仕立ての鍋ですね。今日は海のものが多いですが、泊まった人のブログとかを見ると、ジビエなどもよく出るようで、その日によって内容はかなり異なっており、何が出るかはお楽しみ。
わらびとコシアブラのご飯。
「鍋の出汁をかけて食べると美味しいですよ」とのことでそうしてみます。
うん、確かに。😁
やまうどの天婦羅。
コリコリしてよい歯ごたえ。
そして、ご主人手打ちの蕎麦。
やはりわさびはわさび漬けで。
お腹いっぱいなのに、旨い蕎麦なのでするする入ります。
で、食べ終わると、おかわりを勧められ。
「もう食べられません」とか言いながら、「少なめで」と、おかわり蕎麦しちゃいました。
食事も終わり、部屋に戻ります。テレビのチャンネルは限られ、山奥でwifiもなくて、あとは温泉入って寝るだけ。
それでいいのだ。😁