心理カウンセラーのともです。
早速ですが、「胃が痛い」
これは体に出る症状なのですが、悩みや落ち込みが過ぎると、心の問題が体に症状として現れてきます。
よく知られているのが、悩み事など心にストレスがかかりすぎると、メンタル的な問題から胃潰瘍になってしまいます。
私の知り合いもずいぶん前になりますが、仕事で長期間に渡ってストレスがかかり、胃が痛くなるという症状が現れました。
病院を受診して、胃薬を処方され飲んでいたのですが、残業も多く、休日も仕事が入ったりと、ストレスが減ることはなかったようです。
その生活を続けているうちに、胃薬を飲むだけでは効かなくなったようで、胃潰瘍になってしまいました。
周りから見ていてもその知り合いの人は、とても疲れており、私の知っている人とは違って見えるくらいに気力を感じませんでした。
食欲もないようで痩せていってしまい、仕事を少しの間でもいいから休むことをすすめたのですが、そんな事はできないと言っていました。
そうしているうちに胃潰瘍が悪化して、下血したそうです。
もうこうなると入院となってしまいました。
その人は、入院することでやっと仕事を休む事ができたのです。
自分の意思では仕事を休む事ができず、仕事を続けているうちに心への負担がどんどん大きくなり、その結果、体に症状が強く出ることとなったのです。
そして、ドクターストップとなりました。
ある意味、自分が自分を休ませたのです。
きっと胃潰瘍が悪化して入院にならなければ、まだ大きなストレスを抱えながら仕事を続けていたのでしょう。
頭でわかっていたり心で感じていても、それを実際に体で行動する事ができない、という事があるのです。
それは仕事への責任感や、仕事を休む事への罪悪感、出世コースからの離脱への不安など、色々な気持ちが混ざっていたのかもしれません。
そういう思いが、考えが、仕事から一時的にも離れる決心をさせなかったのです。
人の心と体はつながっています。
心も体も健康でなければ、人は元気ではいられないのです。
仕事も続けることはできなくなるのです。
まじめな人ほど自分を追い込んでしまいがちですが、何事もほどほど程度がいいのです。100パーセント全力ではなく、60~80パーセントくらいの力でもいいのかもしれませんね。
学生の時のテストも、60点未満が追試だったりしたような。笑
そして心と体のバランスを保つためにも、楽しいこと、やりたいことをする、自分の時間をつくりましょう。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
心理カウンセラーのともでした。