前回のブログで「駅ピアノ・空港ピアノ」のことを書きました。
この番組、とっても好きだし、ピアノを弾く皆様のひとりひとりが個性的で魅力的でとってもステキ。
でも、観ながらふと、なんとなく、気になってしまったことがありました。
それは、クラシックの基礎がある人はわかるよなぁってことです。
音のひとつひとつがきれいで、聴いててとっても心地よいのです。
それで、ふと思ったのでした。
大人になってバレエ習ってみたけれど「何か違う」のは、似たようなことなのかなぁ?
そういえば子どもの頃にピアノ習ってた時、たった一つの音が「違う」って言われて、何度も何度も繰り返し練習させられた。
その頃は、何が違うのかもよくわからず、とにかく先生の見よう見まね、OKをもらえるまで只々練習したものです。
※当時は(今でもあるかな?)、ピアノに限らず、教える教わるの全般が、まぁそんな感じでしたけどね
子どもの頃は、わけもわからず長時間くりかえす、そんな練習がめんどくさくてうざくて、もういやいやでした。
でも昨日のバレエのレッスンで、地味な基礎を繰り返しやりながら・・・
楽しい~!
不思議なもんです。
以前は、ただ楽しくバレエごっこできればいいやと思ってた。
それがなぜだか今、やたらと基礎に一生懸命。
ほんの少しずつでも、「なんか違う」を解消して、ごっこじゃないバレエに近づけるのはすごく楽しい。
でも一方で、こうも思うんです。
バレエにピアノにしろ、基礎はとっても大事だけれど、それは手段であって目的じゃない。
目的はたぶん表現することなんじゃないだろうか?
たとえ、どんなレベルだとしても、表現したいから弾いたり踊ったりするのかも。
それでいいと思います。
ただ、それでも、弾くにしろ踊るにしろ、クラシックの基礎はやって損ない。やるべき!っていうかやった方が絶対いいと思う。
結局は、その方が楽しくなると思うんだなぁ・・・って、私はそうなんですけれど、まぁ人はそれぞれだよね。