先日、寝室の壁に輸入壁紙を貼りました。

Before

After

 

その際、全ての工程を動画に撮影して公開しましたので、

ビニルクロスの上からフリース壁紙を貼る方法はこちらの動画をご参考にしてください。

 

 

動画よりも文字派!という方には、簡単な流れをこちらでご覧ください。

  1. 糊をつくる
  2. 必要量の壁紙をカットする
  3. 端から順番に貼る
糊をつくる
フリース壁紙のメリットは、いずれ綺麗にはがして原状復帰ができることです。
ただ、ビニルクロスの上に貼る際は、専用の糊を使わなければいけません。

 

私が使用したのは、スーパーフレスコイージーという粉末の糊です。

10mの壁紙を塗るためには、1ℓのお水と30gの糊が必要です。

 

糊が「ダマ」にならないように、お水の中にパラパラと振り入れ、

完全にすべての糊が沈み切ったら刷毛でかき混ぜます。

ざらざらした感じが消えて、透き通るような滑らかさになったら完成です

糊は前日からつくり置いても大丈夫でした。

当日あたふたしないためにも、早めに準備しておくと良いと思います。

 
必要量の壁紙をカットする

 

使用したのは10mの輸入壁紙。ドイツのraschというメーカーのものです。

 

壁の寸法は、タテ136㎝、ヨコ286㎝です。

タテは上下それぞれ5㎝ほどの余白を加え、1枚目を147㎝でカットします。

 

ヨコは286㎝なので、幅53センチの壁紙が…

286÷53=5と余り3㎝となり、6本分必要ということになります。

 

1枚目の柄に合わせて、2枚目をカットします。

 

3枚目以降も隣の壁紙と柄を合わせながらカットし、

合計6枚カットします。

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貼り始める前にここまで準備しておくと施工かスムーズに進みます。

 

端から順番に貼る

右利きの人は左端から、左利きの人は右端から貼り始めると、作業がしやすいです。

糊はローラーを使って、壁に塗ります。

 

今回、左端ピッタリから始めると右端の残りが3㎝だけになってしまうので、

貼り始めを少しずらして貼ることにしました。

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①撫でバケで空気を抜く

 中央から上下左右に刷毛を動かして空気を抜いてください。

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②上下の余白をカッターでカット

 カッター定規をカットラインに当て、カッターを滑らせるようにカットします。

 

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③柄を合わせて2枚目以降を貼り、つなぎ目をジョイントローラーで圧着

 輸入壁紙は柄を合わせて隣に貼り付けるだけです。

 重ねてカットする必要はありません。

 

④最後の右端は、縦のラインを先にカットしてから上下をカット

 上下を折り返した状態で、2枚重ねてタテのラインをカットします。

 その後上と下の余白をカットすればOKです。

 

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⑤左端も右端と同様にカットして完成

 左端のカットは、右利きの人には少しやりにくいので最後にカットすると良いと思います。

 

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壁がお洒落になると、ディスプレイも楽しくなりますし、

いつでも壁紙を張り替えられる自信があれば、壁の穴あけだって躊躇なくできますね。

 

素敵なお部屋づくりの一つとして、フリース壁紙に是非チャレンジしてみて下さい。

 

文章ではごくシンプルに作業の流れだけをご説明していますので、

より詳しくご覧になられたい場合は動画の方が分かりやすいと思います。

 

こちらの本でも詳しく書いていますので、是非ご覧になってください。

DIYインテリアプロデューサー…のmy Pick

 

先日おすすめビット(電動ドライバーの先端工具)の質問をお受けした際、

「DIYで使いやすいねじ」についてもお問い合わせがありましたので、

合わせてご紹介したいと思います。

 

ビットについては一つ前の記事をご覧ください。

 

ねじもいろんな種類やサイズがあるので、

これまた選ぶのが難しいですよね。

ホームセンターの通路で呆然としている方を何度か見かけたことがあります。

 

「お手伝いしましょうか?」ってちょっと話しかけそうになるんですが、

ちょっと危ない人に見られそうなので、遠慮しています。笑

 

ねじの話をじっくり話すと日が暮れてしまうので、

今回は使いやすねじのご紹介と購入時のポイントをお伝えしますね。

  1. DIYで使いやすいねじはコレ!
  2. 必要な長さの目安
  3. ねじを購入する時の注意

 

DIYで使いやすいねじ
DIYでと言っても目的は人それぞれなのですが、
木工のワークショップをやるときはいつも柔らかい木材を使うので、
スリムビス(スリムねじ)という細いねじを使用しています。

 

 

呼び径が3.3~3.8mmくらいで、

ねじ山が下から3分の2くらいまで、

先端に切れ目が入っているもの。

↑こんなふうにタテに切れ目が入っています。
 
細いので扱いやすいだけでなく、
ねじ山が無い部分を指で持ちやすい。
そして、先端に切れ目があることで
下穴をあけてない場合でも木材ににねじが入りやすい。
という利点があります。
 
必要な長さの目安

私が持っているねじの長さは、10mm、12mm、15mm、16mm、20mm、25mm・・・

全部で15種類くらいあります。

板の厚みによって使い分けるのですが、

使うねじの長さは板の厚みの2倍を目安にしています。

 

例えば、厚さ19mmの1×4材(ワンバイフォー)だったら長さ35mmのねじ。

厚さ38mmの2×4材(ツーバイフォー)だったら、長さ75mmのねじ。

 

私は上記の2種類のほかに30mm×40mmの赤松をよく使うので、

その際は長さ65mmのねじを使います。

 

とりあえずそろえておくなら、

35mm、65mm、75mmの3種類でOK。

 

35mmと65mmは常に引き出しにある感じ。←マニアック話

 


 

 

 

 

 

 

それとアイアンなどの装飾金物を付けるための黒い15mmのねじもよく使うので

ストックしておくと良いかもしれません。

 

ねじを購入する時の注意

ホームセンターの通路で呆然としないための3ステップはこれです。

 

木ねじを選ぶ

ビットを購入する時のポイントでもお伝えしましたが、

ねじの通路に行ったらまず「木ねじ」のコーナーに行ってください。

「金属用」、「コンクリート用」のコーナーにも

似たようなものがあるので危険です。

 

サイズを確認する

長さだけでなく、呼び径にも注意します。

呼び径4㎜以上のものは太くて使いにくいことがあります。

 

色を選ぶ

色はゴールドの方がねじ頭が目立ちにくい気がしますが、

シルバーでも特に問題ありません。

木材の色に合わせられるカラーねじもあるのでそれもおすすめです。

 

屋外で使用する場合

屋内なら上記3点でOKですが、屋外で使用する場合は

ステンレス素材のものを選んでください。

普通のスリムビスより割高ですが、

錆びてしまうと外せなくなったり折れやすくなったりします。

 

 

 

 

 

 

 

こういう真面目な話は講座でしかお話しないので、

ちょっと写真も少なめですが、よろしければご参考にしてみて下さい。

 

私が普段使っているドライバーについてはこちらの記事でご紹介しています。

こちらも是非ご覧ください。

 

 

 

 

 

より詳しく学びたい場合は、オンラインレッスンも行っています。

ドリルドライバーの基本的な使い方や、家具の組み立ての基礎はこちらの本にも掲載してます。

DIYインテリアプロデューサー…のmy Pick

 

先日はじめて電動ドライバーを購入された方から、

「ビット(先端につける工具)のおすすめはありますか?」

というご質問を頂きました。

 

今回は私がおすすめしたいビットについてお話したいと思います。

  1. ビットって何?
  2. おすすめのビットはこの3本
  3. ビットを購入する時の注意

 

ビットって何?

通常、電動ドリルドライバーでもインパクトドライバーでも

ビット(先端につける工具)は付属されていないので、

別に購入する必要があります。

 

これは私が持っているビットの一部。

 

全て木工用ですが、穴をあけるためのドリルビットや

ねじを締めるためのドライバービットをよく使います。

 

ホームセンターにはもっとたくさんの種類のビットが販売されていますが、

使用する材料や目的によって違うので、間違えて購入しないように注意が必要。

 

とりあえず木工がしたい!という方なら、

最初は厳選した2~3本のビットがあれば十分作業ができます。

 

おすすめのビットはこの3本

・シンプルな木工DIYをする

・壁に棚を取り付ける

このくらいの作業なら、必要なビットは3種類あればOKです。

 

+2(プラス2番)のドライバービット2種類と、3㎜の下穴ビット。

 

まずはドライバービット

 

+ドライバービットには、+1、+2、+3のサイズがあります。

ほとんどのねじが+2で、小さなねじは+1の場合があります。

ただ、小さなねじは電動ドライバーより手回しのドライバーを使った方が良いので、

最初は+2だけで充分だと思います。

 

 

VESSELのゴウサイビットは、ねじにしっかり入って外れにくいです。

短いものだけでもいいですが、電動ドライバーが入りにくい場所には

長いビットがあるとすごく便利。

 

このゴウサイビットを使うまでは、ドライバービットはどれでも同じだと思っていました。

先端が摩耗しても買い替えもせず、ずっと同じものを使っていて、

ねじからビットが外れることがあっても普通の事だと思っていたんです。

 

HiKOKIの研修センターにお伺いした時に初めてゴウサイビットを使用して、

ビットでこんなに違うのか!と、その使いやすさに目からウロコ。

帰宅してすぐに買いに走ったくらい使い易かったです。

 

そして3ミリの下穴ビット

ねじを締める前には、下穴をあけるようにしています。

木割れを防いだり、ねじを入れやすくするためです。

このひと手間を省くと、思わぬ失敗をすることも…

 

 

 

TOPシャンクテーパー六角錐

 

仕事で10種類以上の下穴ビットを使い比べて検証しました。

3ミリの下穴ビットは細いので、柔らかい素材のものだと「たわむ」「しなる」

というような入り方になり、下穴がゆがみやすくて使いにくい。

 

ご紹介したビットは少し価格が高めですが、

これを一度使用したら他の種類は使えません!

硬くてまっすぐに入る使い心地が最高です。

 

すでに使っているものがあるという方でも、騙されたと思って使ってみて下さい😆

ビットを変えるだけで全然仕上がりが違います。

 

ビットを購入する時の注意

ご紹介したビットを探しにホームセンターに行かれたとしても、

取り扱っていないこともありますし、似たようなビットを買い間違える危険もあります。

 

まず、ビットを購入する時に気を付けて欲しいことは、

「何に使うためのビットなのかを確認する」ということ。

 

ホームセンターのビットコーナーの前に立ったら、

迷わず「木工用ビット」のコーナーに行ってください。

「金属用ビット」、「コンクリート用ビット」のコーナーにも

似たようなものがあるので間違えないこと。

 

そして、サイズを確認する。

ドライバービットなら+何番を選ぶのか?

下穴ビットなら何ミリのものを選ぶのか?

 

価格を選ぶのは一番最後にしてくださいね。

安いものを選んでも、間違って購入すると結果無駄になりますから。笑

 

ホームセンターはいろんな種類のものを実際に手にとってみられるのが嬉しいですが、

さっと帰りたくても悩んで1時間・・・ということは多いですよね。

 

選ぶべきものがはっきりわかっているなら、

Amazonや楽天市場などで購入するのが迷わなくていいかもしれません。

 

お買い物のご参考にして頂けたら嬉しいです。

 

 

 

私が普段使っているドライバーについてはこちらの記事でご紹介しています。

こちらも是非ご覧ください。

 

 

 

 

 

 

より詳しく学びたい場合は、オンラインレッスンも行っています。

ドリルドライバーの基本的な使い方や、家具の組み立ての基礎はこちらの本にも掲載してます。

DIYインテリアプロデューサー…のmy Pick

 

電動工具は男性が使うイメージが強いと思いますが、DIYをするなら力の弱い女性こそ電動工具を味方につけて欲しいです。

 

かくいう私も、

以前は工具についての知識が全く無く、

最初はどれを買ったらいいのかもさっぱりわかりませんでした。

 

DIYを始めて、アドバイザーの資格を取り、

初心者向けにDIYを教える会社で働いたことで、

色んなメーカーさんの研修を受けて、実際に試すことができました。

 

ワークショップで使い方を教え、組み立て方を教え、オーダー作品をつくる。

かなりの時間を「工具を試す時間」に充てることができたので、

今なら工具について色々お話が出来そうです。

 

工具のプロ目線というよりは、何も知らなかった頃の私が

「これが知れたらよかった!!」と思える視点でお伝えしたいと思いますので、

是非ご参考にしてみて下さい。

 

今回は、一番ポピュラーな電動ドライバーについてです。

 

  1. 電動ドライバーには2種類ある
  2. ドリルドライバーとインパクトドライバーの特徴
  3. 選び方のポイントは?

 

電動ドライバーには2種類ある

電動ドライバー

画像にはドリルドライバーインパクトドライバーが写っています。

左上:10.8Vドリルドライバー

右上:10.8Vインパクトドライバー

左下:10.8Vインパクトドライバー

下中:10.8Vドリルドライバー

右下:36Vインパクトドライバー

※全てHiKOKI(ハイコーキ)製。

※ちなみに紫はDIY用で緑はプロ用とされています

  

形はほとんど同じように見えますが、

ドリルドライバーインパクトドライバーは違います。

見分け方は、先端の近くに

数字の付いたダイヤルがついてるかどうか。

ドリルドライバーにはパワーを調節するダイヤルがついていますが、

インパクトドライバーにはダイヤルがついていません。

 

 

ドリルドライバーとインパクトドライバーの特徴

ドリルドライバーの特徴は?

<メリット>

・ねじを締め付ける力が調節できる

・インパクトドライバーほど強くないので安全

・インパクトドライバーに比べて作業音が静か

・丸軸のビットが取り付けられる

<デメリット>

・ビットの交換に時間がかかる(ビット…先端につける工具)

・作業中にビットが外れやすい

・厚みのある木材にねじを入れるにはパワー不足

 

 

 

インパクトドライバーの特徴は?

<メリット>

・打撃を与えながらねじを締め付けるのでパワーが強い

・ねじ締めのスピードが速いので作業性UP

・錆びたねじでも外せることがある

・ビットの交換がワンタッチでできる(ビット…先端につける工具)

<デメリット>

・作業音がかなり大きい

・力が強いので締め付けすぎることがある

・回転スピードが速く、ねじからビットが外れやすい=ケガに注意

・六角軸のビットしか取り付けられない

 

 

 

 

選び方のポイントは?

ドリルドライバーインパクトドライバーそれぞれメリットとデメリットがありますが、

簡単に選び方をお伝えするなら…

 

・作業音が心配

・電動工具は怖い

・2㎝以下の厚みの木材しか使わない

という方なら、ドリルドライバー使いやすくておすすめです。

 

・3㎝以上の木材(2×4材など)や硬い木材を使うことがある

・手先が器用

・作業音は大きくても問題ない

という方なら、インパクトドライバーがおすすめです。

 

どちらを選ぶにしても、

実際にグリップを握ってみて

手の大きさに合ったものを選ぶのも重要です。

海外製の大きなものは、

小さな手の女性には使いづらいことが多いです。

 

またパワーの違いやバッテリーの重さも気を付けて下さい。

10.8V、14.4V、18V、36V、40V・・・

最初は10.8Vでも十分ですが、

同じメーカーで共有できるバッテリーをお持ちの場合は、それに合わせて本体のみを購入する方法もあります。

 

私が普段使っているドライバーについては一つ前の記事をご覧ください。

 

 

 

 

 

 

 

より詳しく学びたい場合は、オンラインレッスンも行っています。

ドリルドライバーの基本的な使い方や、家具の組み立ての基礎についてはこちらの本にも掲載しておりますので、是非ご覧下さい。

DIYインテリアプロデューサー…のmy Pick

 

遅ればせながら、新年あけましておめでとうございます。

2022年最初の投稿は・・・

 

DIY用に電動ドライバーが欲しいと思われている方向けに

「私が自宅工房でいつも使っている工具」

「こだわりの収納方法」についてご紹介したいと思います。

 

電動工具はマニアのごとくたくさん持っていて、

電動ドライバーだけでも10台以上…

image

画像にはドリルドライバーインパクトドライバーが写っています。

 

この機種の比較を語ると長くなるので、

それは別の記事で書くことにして…

 

ワークショップショップの時や、DIY関連の取材の時に

「おすすめの工具はどれですか?」

と聞かれる事がすごく多いのですが、

コレです!って即答できなくていつも悩みます。

 

初心者向けと言うと安くて手軽なものと思いますが、

使用する板の厚みによっては

力が強いものの方が良い時もあるし、

使う目的を聞いてみないと何とも言えません。

 

だから、人に聞かれたときは「初心者におすすめのもの」というよりも

「私が一番気に入っている工具」をご紹介しています。

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2台とも10.8Vのドリルドライバー

・パワーがインパクトドライバーほど強すぎない

・ねじを締め付ける強さを調節できる

・作業音もうるさくない。

・グリップが細くて女性でも握りやすい

 

ここまでは2台とも共通ですが、

特に右側のDB12DD(HiKOKIハイコーキ)が1番使いやすくて

気に入っています。

・形がすっきりコンパクト

・インパクトドライバーじゃ無いのにビット交換がワンタッチ←レアな仕様

 

HiKOKI(ハイコーキ) 旧日立工機 コードレスドライバドリル スライド電池4.0Ah 手締め機構付 10.8V 急速充電器・ケース付 DB12DD(2LS)

 

力を調節できるドリルドライバーでこのワンタッチ交換ができるのは

HiKOKIのこの機種以外見たことがありません。

 

※バッテリーと充電器をお持ちの方は本体のみがお安いです

 

収納は専用の工具箱があるのですが、

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ドライバーは頻繁に使うので、

下穴用とねじ締め用の2台はすぐ使えるように

引き出しにセットしています。

 

右側の引き出しの底には穴が開いていて、

充電器のコードが棚の外へ出せるようにしてあるので、

引き出しの中でバッテリーの充電ができます。

 

交換用のビットは棚の上の飾り棚に。

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ビット以外にも、細かいねじや蝶番や取手も収納。

「いかにもDIYする工房」という感じで並べているのもカッコいいですが、

私はインテリア雑貨のように見せたい派なので、

いつでもすぐ使えるようにしつつ、見た目はスッキリさせています。

 

グレーの棚の中には、

・マスキングテープ

・各種接着剤

・ペンチなどの手工具

を入れています。

 

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普段よく使うペンキはフタに色名が

書いてあるので引き出しの中で保管。

 

 

試行錯誤して作った工房収納と

普段使いの工具などご紹介してみました。

何かのご参考にして頂けたら嬉しいです😊

 

 

 

 

 

 

DIYインテリアプロデューサー…のmy Pick