先日おすすめビット(電動ドライバーの先端工具)の質問をお受けした際、

「DIYで使いやすいねじ」についてもお問い合わせがありましたので、

合わせてご紹介したいと思います。

 

ビットについては一つ前の記事をご覧ください。

 

ねじもいろんな種類やサイズがあるので、

これまた選ぶのが難しいですよね。

ホームセンターの通路で呆然としている方を何度か見かけたことがあります。

 

「お手伝いしましょうか?」ってちょっと話しかけそうになるんですが、

ちょっと危ない人に見られそうなので、遠慮しています。笑

 

ねじの話をじっくり話すと日が暮れてしまうので、

今回は使いやすねじのご紹介と購入時のポイントをお伝えしますね。

  1. DIYで使いやすいねじはコレ!
  2. 必要な長さの目安
  3. ねじを購入する時の注意

 

DIYで使いやすいねじ
DIYでと言っても目的は人それぞれなのですが、
木工のワークショップをやるときはいつも柔らかい木材を使うので、
スリムビス(スリムねじ)という細いねじを使用しています。

 

 

呼び径が3.3~3.8mmくらいで、

ねじ山が下から3分の2くらいまで、

先端に切れ目が入っているもの。

↑こんなふうにタテに切れ目が入っています。
 
細いので扱いやすいだけでなく、
ねじ山が無い部分を指で持ちやすい。
そして、先端に切れ目があることで
下穴をあけてない場合でも木材ににねじが入りやすい。
という利点があります。
 
必要な長さの目安

私が持っているねじの長さは、10mm、12mm、15mm、16mm、20mm、25mm・・・

全部で15種類くらいあります。

板の厚みによって使い分けるのですが、

使うねじの長さは板の厚みの2倍を目安にしています。

 

例えば、厚さ19mmの1×4材(ワンバイフォー)だったら長さ35mmのねじ。

厚さ38mmの2×4材(ツーバイフォー)だったら、長さ75mmのねじ。

 

私は上記の2種類のほかに30mm×40mmの赤松をよく使うので、

その際は長さ65mmのねじを使います。

 

とりあえずそろえておくなら、

35mm、65mm、75mmの3種類でOK。

 

35mmと65mmは常に引き出しにある感じ。←マニアック話

 


 

 

 

 

 

 

それとアイアンなどの装飾金物を付けるための黒い15mmのねじもよく使うので

ストックしておくと良いかもしれません。

 

ねじを購入する時の注意

ホームセンターの通路で呆然としないための3ステップはこれです。

 

木ねじを選ぶ

ビットを購入する時のポイントでもお伝えしましたが、

ねじの通路に行ったらまず「木ねじ」のコーナーに行ってください。

「金属用」、「コンクリート用」のコーナーにも

似たようなものがあるので危険です。

 

サイズを確認する

長さだけでなく、呼び径にも注意します。

呼び径4㎜以上のものは太くて使いにくいことがあります。

 

色を選ぶ

色はゴールドの方がねじ頭が目立ちにくい気がしますが、

シルバーでも特に問題ありません。

木材の色に合わせられるカラーねじもあるのでそれもおすすめです。

 

屋外で使用する場合

屋内なら上記3点でOKですが、屋外で使用する場合は

ステンレス素材のものを選んでください。

普通のスリムビスより割高ですが、

錆びてしまうと外せなくなったり折れやすくなったりします。

 

 

 

 

 

 

 

こういう真面目な話は講座でしかお話しないので、

ちょっと写真も少なめですが、よろしければご参考にしてみて下さい。

 

私が普段使っているドライバーについてはこちらの記事でご紹介しています。

こちらも是非ご覧ください。

 

 

 

 

 

より詳しく学びたい場合は、オンラインレッスンも行っています。

ドリルドライバーの基本的な使い方や、家具の組み立ての基礎はこちらの本にも掲載してます。

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