過日「Windows版「ニアバイシェア」でAndroidスマホと送受信(1)」記事、「Windows版「ニアバイシェア」でAndroidスマホと送受信(2)」記事でご紹介した「ニアバイシェア」アプリは、Windows PCと Androidスマホとの間でファイルを簡単にやり取りするものでした。
一方で、「AirDrop」は iPhone・iPad・Macとの間で簡単にファイル転送する仕組みでした。
ということは、Windows PCと iPhoneとの間とか、Androidスマホと iPadとの間などでは簡単な無線ファイル転送ができないということになります。

「LANDrop」アプリをインストールすれば iOS・Android・Windows・macOS・Linuxに対応していますので、ほとんどすべての端末同士で無線ファイル送受信が出来るようになります。
オープンソースで開発されており、無料で利用でき、アカウント作成も不要で使えます。

今回は、iOS・Android・Windowsの各デバイスに LANDropアプリをインストールするところまでをご紹介します。
次回に、その使い方をご紹介します。

LANDropアプリをインストール

A. Windows PCにインストール公式サイトにアクセスして Windows版 LANDropをダウンロードします。
LANDrop トップページの「Try it now」ボタンをクリックします。(下図)

 

すると、ダウンロードするデバイスの OS を選択する画面が現れます。(下図)

 

ここでは「Windows」をクリックします。
「LANDrop-latest-win.zip」というファイルがダウンロードされますので、それを解凍(展開)します。
解凍したフォルダの中にある「LANDrop.exe」をダブルクリックしてLANDropを起動します。
起動すると下図のメッセージが現れるので「許可」しましょう。

 

画面右下に通知が出て、タスクトレイに LANDrop のアイコンが表示されます。

B. iOSデバイスにインストール

AppStoreで「LANDrop」を検索し「入手」ボタンをタップしてインストールします。(下図)

 

インストール後アプリを起動すると設定画面が現れます。(下図)

 

初回起動時にローカルネットワーク上のデバイス検索を許可するよう求められたら「許可」してください。

この設定画面の「Name」項に初期値として「iPhone」となっていますので、自分の iPhone を識別しやすい名前に変更しておきます。

C. Androidデバイスにインストール

現時点では Google Playでは配布されていないので、Googleアプリや Google Chromeアプリなどから A.と同様に LANDrop の公式サイトにアクセスします。
LANDrop のページが開いたら「Try it now」ボタンをタップします。(下図)

 

A.と同様にダウンロードするデバイスの OS を選択する画面が現れます。
「Android」をタップします。
ダウンロードされ、「Files」アプリで探すと「ダウンロード」フォルダ内に「LANDrop-flutter-latest-android.apk」が見つかります。
このファイルの右端にある「…」から「インストール」をタップします。

インストールしようとすると「セキュリティ上の理由から‥‥」というメッセージが現れるのでその中の「設定」をタップします。
続いて「この提供元のアプリを許可」という画面が表示されるので、その許可スイッチをオンにします。
改めてダウンロードしたファイルをインストールします。

インストール後アプリを起動すると設定画面が現れます。(下図)

 

ここでも、必要であれば「Name」項の名前を変更しておきます。