これまで Androidスマホ同士で画像などのファイルを簡単に転送する「ニアバイシェア(Nearby share)」という機能がありましたが、Windows PCとの間でもやりとりできるようになりました。
ちょうど iPhoneや Macの AirDropのような感じです。
今回は Windows版「ニアバイシェア」アプリをインストールし、初期設定するところまでをご紹介します。
次回に「ニアバイシェア」を使って Androidスマホと Windows PCとの間でファイル転送の方法をご紹介します。
(1) Windows版「ニアバイシェア」アプリをインストール
適用できる PCは、64ビット版の Windows 10以降の PCで、ARMデバイスは利用できません。
スマホは Android 6.0以降が使えます。
両方とも Bluetooth と Wi-Fiまたはイーサネットがオンになっている必要があります。
まず、ニアバイシェア公式サイトにアクセスし、画面上の「はじめに」をクリックします。(下図)
「BetterTogetherSetup.exe」というインストール用のファイルがダウンロードされますので、適当な場所に保存します。
ダウンロードしたファイルをダブルクリックしてインストールします。
インストールが完了すると、タスクバーの端にあるインジケーターの中に「ニアバイシェア」のアイコンが常駐するようになります。
このアイコンをクリックすると、下図のログイン画面が現れます。
(2) 共有設定
上図にも記載されているように、連絡先に登録されている相手とのみファイル転送をしたいというときには以下の共有設定をします。
(共有設定をカスタマイズしない場合は[アカウントにログインせずに使用]をクリックします。)
上図の「ログイン」をクリックします。
Webブラウザに Googleのログイン画面が現れますので、あなたの Googleアカウントでログインします。
メールアドレスとパスワードを入力後、「2段階認証プロセス」画面が表示されたときは、スマホを操作して認証画面で「はい、私です」をタップします。
ログインしたら、「Googleのニアバイシェア」画面に戻ります。
他のユーザーに公開する表示名が表示されていますが、32文字以内で変更することも出来ます。(下図)
この画面の「受信する」項で共有を許可する相手を限定することができます。
ここをクリックすると「デバイスの公開設定」画面が開きます。(下図)
デフォルトでは「連絡先に限定」となっていますが、他に「全員」「自分のデバイス」「誰にも公開しない」が選択できます。
特定の人とだけ共有するなら、上図の下方に見えるスイッチをオフにして、有効にしたい人のスイッチだけをオンにします。
「全員」を選択すると、(連絡先に登録していない人も含めて)近くにいる全員が共有対象となります。
「自分のデバイス」とすると、同じ Googleアカウントでログインしているデバイスだけが対象となります。
「誰にも公開しない」とすると、このコンテンツ共有が出来ないようになります。
これで初期設定は終わりです。
元の「ニアバイシェアの設定」画面に戻って「完了」をクリックします。
次回に「ニアバイシェア」の使い方をご紹介します。