7歳スパルタコミュニケーション指導 | ピータとパータ、両極端な性格をもつ兄弟の育児日記

ピータとパータ、両極端な性格をもつ兄弟の育児日記

ピータ(繊細・10歳・男の子) VS パータ(野生・推定8歳・オス)。

性格が対極な2人が繰り広げる愉快な?

毎日に振り回される母の育児日記です。

スパルタコミュニケーション講師・けぴです。

 

 

2年生になった長男ピータ。

 

 

自己紹介の紙を宿題でもって帰ってきたので、

覗いてみると・・・

 

 

「好きな食べ物・・・パパイヤ」

 

 

おい!

 

 

パパイヤなんて食べたことないぞ!!

 

 

つっこまれたら、どーするんだ!!

 

 

というか、質問の意味は分かってるのか!?

急に不安が襲ってきた・・・

 

 

パパイヤを今すぐ買おうか一瞬迷った、

愛が溢れる自分にノックアウト!

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

さて、ピータが療育に通っていた時、言われた言葉があります。

 

 

「子供の成長は、綺麗な階段ではない。

 たくさん溜めて、一気に階段をのぼる子もいる。」と。

 

 

確かにピータは、ふと気が付くと、一気に成長しているタイプです。

 

 

そんなピータが苦手なもの。

 

 

コミュニケーション@とくに電話

 

 

早速、ピータの電話の場面を見てみましょう。

 

 

ばーちゃんとの電話です。

 

 

 

 

イエスノーの質問には答える。

 

 

しかし、質問スタイルには・・・。

 

 

 

 

無になる。

 

 

おーい、ピータ、帰ってこーい。

 

 

 

 

給食表を見に行くため、

無言のまま立ち去るピータ。

 

 

 

 

言おうする努力は感じる!

 

 

しかし、無言のまま行くでなーい!

 

 

その後・・・

 

 

⇒ ばーちゃんは返事がないと思い、次の話を始める

 

 

⇒ ピータは、まだその会話を続けているつもりなので、話そうとする

 

 

そして、すれ違う2人。

 

 

・・・・・・・・・・・

 

 

そんなピータの電話コミュ力を上げるために、

俺様は立ち上がった。

 

 

1年生の授業で使った、1冊のファイル。

 

 

その中に、コミュニケーションのコツがあったのだ。

 

 

 ‘’話し合い名人’’のコツ
★受け止め言葉
「確かに いいね おお~ 分かるよ ~なんだね(相手の言葉を繰り返す)」

★(受け止めてからの)質問
「どれが~なの? 何をしているの? 」

★態度
「うなずく 相手の顔を見る」
 

 

 

イイ感じのことが書いてあるじゃねえか。

 

 

さて、これを片手に、今日もばーちゃんに電話だ!

 

 

ばーちゃん 「ピータ、元気?」

 

 

ピータ 「うん」

 

 

 

 

ピータ 「ばーちゃんは?」

 

 

よし!!

 

 

さぁ、話をつづけたまへ!

 

 

ばーちゃん 「ピータ、今何してたの?」

 

 

ピータ 「・・・。」 ←無言

 

 

 

 

ピータ 「えーと。」 ←ファイルを見ながら

 

 

 

 

なぁ、ピータ、これが、会話だ!いいだろう!

ガハハハハハ!

 

 

スパルタ教育を施していたら、

ばーちゃんからひと言。

 

 

「ねぇけぴこ、うるさいわよ。ねぇピータ。」

 

 

ピータ 「うん。」

 

 

ばーちゃんは、ピータとの穏やかな会話が好きで、心が救われるんだと。

 

 

こうしてスパルタ指導は、早速終わりを告げたのであった。

 

 

がしかし、その数日後。

 

 

奇跡が起きた。

 

 

またばーちゃんと電話をしている時。

 

 

 

 

滑らかに喋るピータ。 

質問までしちゃうピータ。

 

 

お前は誰だ!

 

 

貴様、ピータに乗っ取って、何するつもりだ!

 

 

えええええーーーー

まさか、ピータァァァァ!?

 

 

前まであんなに無言だったのに、何があったの!?

 

 

は、さては母ちゃんのスパルタ指導のお陰だね!

 

 

ピータ 「違うよ。何かできるようになったの。」

 

 

そこは、「そうだよ」って言っておかんかいーー!

 

 

次は、お世辞を言う練習だ!

 

 

スパルタ母ちゃんより。