7月、8月は夏休み期間ということもあり、
通常ルーティンとは違うからなかなか図書コーナーには行けなかったんだけど
ちょうどぴったり1冊読了。
宮部 みゆき さんの『荒神』(こうじん)
ハード版と文庫版じゃ装丁の絵が違ったんだなー
朝日新聞の朝刊で連載されてたものらしいです。
宮部みゆきさんの本って考えてみると、そんなに読んだことがなかったな。
『ドリームバスター』とか、『ステップファザー•ステップ』は読んだけど
どちらかというと、『ICO』とか、『模倣犯』とか『ブレイブストーリー』とか映像化されたものをみる方が多い気がする。
ICOはプレステ2か!
図書コーナーでなんとなーく宮部みゆきさんのところが目にとまって、レビューの★の数も4以上だし!と、読み始めてみたんだけど
時代小説みたいなのをほぼほぼ読んでこなかったから
まーーー時間がかかる!笑
言い回しが独特だし、その時代の役職とか単語とか、スッとはいかないから、最初の章でだいぶ費やしちゃった
あとは登場人物の名前ね。これは時代小説に限らずですが 笑
でも序盤は時間がかかったけど、
あとは面白くてあっという間に読み終わりました
【ここからネタバレ注意】
というのも、時代小説なんだけど
怪物が出てくるファンタジー?というかSF要素がかなり強めの作品で。
さらに、正体は?!真相は…!?みたいなハラハラ要素もあるからサクサクいけたんだと思う
最初は、自然の怒りとかそういうものかなーと思ってたけど、あれよあれよと『呪い』とかそっちにいくとは思いませんでした。
そういう意味ではホラー要素もあるか
人間という生き物の業の深さを感じつつも、登場人物それぞれが魅力的で面白さや美しさも感じたり。
中盤さらに面白くなってきたあたりで、この作品のことをネットで調べていたら
NHKでスペシャルドラマ化されたものだったと知って。
ちょろっと調べてみると予告を発見!
YouTubeでみてみたのですが、これがかなりのネタバレになっててビックリ…
あ!やばい!と思って途中で止めたからギリ間に合ったけど…
この予告はダメだと思う!笑
しかも“目がない”って小説にあるのにめちゃくちゃ目があって、怪獣っぽくて…特撮系映画みたいな感じになってる?!
実際どうだったんだろう?
これはこれでみてみたい!気になるー。
内田有紀さんは雰囲気ピッタリだなーと思いました
と、そんなこんなでなかなか楽しめた作品でした
さて、次は何を読もうかな