JAPEX2021作品「大東亜戦争に関連する返戻郵便」から(13) | 郵便・切手から 時代を読み解く

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切手コレクター必見! 経済評論家にして郵便・切手評論家でもある池田健三郎が、辛口トークと共に「ゆうびん」や「切手」を通じて時代を読み解きます。
単なる「切手あつめ」や「郵便物コレクション」とは次元の違う、奥深き大人のライフワークの醍醐味をお伝えします。

11月5日からの全国切手展(JAPEX2021)出展作品「大東亜戦争に関連する返戻郵便」のプレビューです。

 

13ページ目のリーフをご覧に入れます。10-13ページは、本コレクションのハイライトである「原爆罹災による送達不能に伴う返戻」を提示しています。

 

画像は昭和20(1941)年8月差立ての神奈川 葉山から長崎市内宛ての書状です。

 

長崎原爆による返戻便は、ヒロシマのそれよりもはるかに現存数が少なく、格段に希少です。

 

長崎局の「罹災返戻」朱印つき使用例は、僅かに葉書1点、封書3点(このカバー含む)が知られているに過ぎません。