田沢型6銭切手(Red Brown)の使用例 単貼・書状2倍重量便 | 郵便・切手から 時代を読み解く

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切手コレクター必見! 経済評論家にして郵便・切手評論家でもある池田健三郎が、辛口トークと共に「ゆうびん」や「切手」を通じて時代を読み解きます。
単なる「切手あつめ」や「郵便物コレクション」とは次元の違う、奥深き大人のライフワークの醍醐味をお伝えします。

田沢型6銭切手(Red Brown)のもっとも典型的な使用例をご紹介します。
 

画像は書状の2倍重量便の使用例です。この切手が発行されたときには、書状料金は基本料金3銭でしたので、その2倍で6銭となる際に1枚で使用できたことから、この切手の役割としてはもっとも一般的なものといえましょう。

 

 

ただ、そうなると少しは捻りの利いたものを集めたいと思うのはコレクターの当然の心理というものなので、これは外地(台湾)から内地(愛知県名古屋市)に宛てたものです。

 

引受局は台北で、日付は大正9(1919)年11月19日です。