田沢型6銭切手(Red Brown)の使用例 混貼・第1種3倍重量便 | 郵便・切手から 時代を読み解く

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切手コレクター必見! 経済評論家にして郵便・切手評論家でもある池田健三郎が、辛口トークと共に「ゆうびん」や「切手」を通じて時代を読み解きます。
単なる「切手あつめ」や「郵便物コレクション」とは次元の違う、奥深き大人のライフワークの醍醐味をお伝えします。

田沢型6銭(Red Brown)の使用例の整理を続けています。

 

これは、書状3銭の3倍重量で9銭料金となった使用例です。

 

 

この重さになると、さすがに封筒も大型化して扱いづらくなりますね。このサイズでギリギリA4判リーフに収めることが出来ます。

 

できれば4倍重量で、6銭切手2枚貼というのがお洒落で良いのですが、みたことがありませんし、あったとしても封筒が大きすぎて扱いに困ることでしょう。

 

このカバーの差立ては東京の京橋局(大正9年4月29日)で、配達局(千葉・瀬戸 大正9年4月30日)の到着印も鮮明に押捺されています。白封筒というのも悪くありません。