標題の書籍が、JAPEXでの一般販売を前に届きました。今回、執筆者には事前に献本があるようで、一部しか関わっていないわたくしにも届けられたことには少々驚きましたが、有難く拝領しました。
さて、これにて、このカタログは戦前編、戦後編と並び3冊が出揃ったことになるのですが、如何せん、この巻も紙幅が僅か240頁しかないため、従来の『日専』+『郵便印ハンドブック』に取って代わる最新号というわけにはいきません。
したがって、日本切手および郵便印について深く知りたい人は、引き続き旧刊の『日本切手専門カタログ』と『日本郵便印ハンドブック』を温存したうえで、さらに『日本普通切手専門カタログ』の1・2・3巻を併用する必要に迫られますので、古い『日専』も大切に保存し活用し続けなければなりません。
こうなると、どの情報がどの書籍に掲載されているかを瞬時に判断することは難しく、何か調べものをする際には、上記の書籍類を総動員し、あちこち探して漸く知りたい情報に辿り着く、という作業を繰り返すことは避けられそうにありません。
実際、わたくしもそのような体制を構築すべく、さっそく書架の整理をして、情報に漏れが生じないような対策をとることにしました。
いずれかのタイミングでよいですから、これらの全てのカタログ掲載情報を一冊に集約した「百科事典」のような書籍を出してもらえないものかと思っています。