「郵趣」10月号が9月の最終日になってようやく到着していました。
注目したのは巻頭カラーで、チェコの専門家である市川さんの手になる特集です。敢えていえば、この記事はプラハに旅立つ前に読みたかったです(別にこれは私の個人的希望にすぎませんが)。さすれば、今夏のプラハの旅はさらに素晴らしいものになっていた気がします。しかし流石にこの記事はスペシャリストによる寄稿だけに読み応え十分、ハイクォリティな素晴らしい記事でした。
他方で、同じ筆者による「PRAGA2018 レポート」はタイムリーであり、とても楽しく思い出に浸りながら拝読しました。
「郵趣」誌は、ひと頃はフィラテリーに関係ない外縁部分ばかりを彷徨い歩くが如き「郵便局趣味」・「郵政ビジネス愛好」の雑誌に偏向してしまっていたきらいがありましたが、このところ正常軌道に復しつつある感じがしてよいと思います。関係者のさらなる奮起に期待します。
なお毎回トーンが低くて元気が出ない「クローズアップ」のコラムは、以前そうであったように、来年1月からは役員が持ち回りで書くことに改めてはどうかとの印象を持ちました。そろそろ来年の企画も決める時期なので、丁度良いタイミングでしょう。
例えば山田さんの英国事情も気になるし、精力的に各種イベントに顔出ししておられる金川さんの活躍振りも知りたいし、池原さんの研究会活動情報も共有したいし、玉木さんの四方山話も読みたい、という具合なのです。同じ感想を持っている読者は少なくないように感じています。