2018年 新春にあたり | 郵便・切手から 時代を読み解く

郵便・切手から 時代を読み解く

切手コレクター必見! 経済評論家にして郵便・切手評論家でもある池田健三郎が、辛口トークと共に「ゆうびん」や「切手」を通じて時代を読み解きます。
単なる「切手あつめ」や「郵便物コレクション」とは次元の違う、奥深き大人のライフワークの醍醐味をお伝えします。

謹んで新春のお慶びを申し上げます。

今年も本ブログのご愛読をよろしくお願いいたします。

 

池田健三郎は、本年も従前どおり堅確な組織運営と筋の通った言論を通じ、フィラテリー振興に邁進する所存です。

 

旧2017年はフィラテリック活動面においては、9年目となったJIPPのスターオークションの4回にわたる公開セールを無事に終えることができ、その収益を全日本切手展はじめ各種郵趣行事への助成等に充てることができました。

 

また、欧州展FINLANDIA2017、FIP展BANUGDUNG2017の両国際展に加えて、11月末から12月初めにかけてモナコで開催されたMONACOPHIL2017にも参加する機会を得るなど、3度の国際行事参加がかない、多くの皆様のご協力の下で知見の深化や人脈の涵養を図ることができました。

 

さらには2016年7月に、行徳国宏氏、吉田敬氏、有吉伸人氏とともに立ち上げた、新団体「郵趣振興協会」の特定非営利活動法人(NPO法人)としての認証手続も滞りなく完了し、2017年4月からは郵政博物館において、郵便制度史展をはじめとする「郵博 特別コレクション展」を年8回にわたり同博物館と共催する事業がスタートするなど、順調な活動の滑り出しを図ることができました。

 

この間、国際切手展については、学生時代から研究・収集を続けてきた喜望峰郵便史(5フレーム)を初めてFIAP展Melbourne2017に出品して大金銀賞(89ポイント)を獲得したほか、これに続くFIP展BANUGDUNG2017でも大金銀賞(85ポイント)を得ることができ、メダルを2つ増やすことができました。

 

一方で国内展では、昭和12年の急速郵便制度改革を扱った作品(5フレーム)を初めて全日本切手展に出品して金銀賞(84ポイント)を得ることができました。

 

以上の成果を踏まえて2018年は、昨年は出品をお休みして大規模なメンテナンスに取り掛かっていた「急速送達郵便史」を、春のイスラエルFIP展に出品(チャンピオンクラス)するほか、他の国際展にも引き続き積極的にチャレンジしていく所存でございます。

 

上述のような諸活動を展開するに際しましては、引き続き皆様のご理解とご協力が欠かせません。どうか、旧年に倍するご指導ご鞭撻をよろしくお願い申し上げます。


年頭にあたり平素の御厚誼に心から感謝申し上げるとともに、各位の御健蒐を祈念いたします。


2018年1月1日

      池田 健三郎


特定非営利活動法人 日本郵便文化振興機構(JIPP) 代表理事
 TOPHEXスター☆オークション オークショニア

特定非営利活動法人 郵趣振興協会 代表理事