トリガーポイント療法
レントゲンには写らない痛みの正体とはトリガーポイント(関連痛)です。
トリガーポイントとは頑固な凝り、痛みの根本の原因です。
筋肉の凝りでその中でより過敏な痛みや反応する個所です。
トリガーとは引き金のことで引き金を引くと弾が飛ぶように
そこから離れた部位で痛みを感じることから名付けられています。
これは神経障害の神経痛とは違い筋肉の硬直、疲労、緊張による
筋膜障害で「関連痛」と呼ばれています。
トリガーポイントの反応とは
押されるとズーーンと深部に重くなる痛み、周りに広がるゾワーッと感覚
押しているいる所から離れた個所が熱くなったり響いたりと
感覚は人それぞれです。
患者さんの声
「あ゛あーーそこそこ 効くーー」
「あー響くー 痛いけどもっと押して」
「押されると症状と同じ反応がする、これが腰痛の原因か」
「押していると痛いけど、離すとスーッと楽になる」
「足全体がドーンと重くなる」etc
トリガーポイントに当たると患者さんもここが症状の根本の凝りだとわかり
患者さんも手応えを感じるはずです。
逆に当たらないと、
「気持ちいいけどなんか違うな、効いていないな」
「もうちょっと奥なのに届いていない」
「もう少し右なので当たっていない」と感じてしまいます
トリガーポイント療法では
的確に当てること
ポイントを押してどんな反応があるのか、当たっているのか、ずれてるのか
患部や他の所が響くのか、熱くなるとか奥まで届いているのかの患者さんの
反応を確認しトリガーポイントに当たっているかどうかを判断します。
しっかりリリースすること
トリガーポイントに当たったら始めはほとんどの方は痛いので、辛くない範囲の
力加減で圧をかけてほぐします。
「イタ気持ちいい」が理想ですが、反応が出ていて我慢できるレベルで
じっくり、しっかりリリースします。
強い痛みも慣れると「イタ気持ち良く」なります、この痛みの変化が
ほぐれてきている証拠なのです。
患者さんに確認すること
トリガーポイントの確認と痛みの確認をします。
トリガーポイントに当たっているか、外れているか、どんな反応があるのか、
力加減が強過ぎて辛くないか、弱過ぎて効いてないか
始めと終わりで痛みがどう変化しているのか
患者さんとコミュニケーションがとても大事で、これがうまくいかないと
施術効果も薄れてしまいます。
施術者の一方的な治療では効果も上がりません。
コミュニケーションがうまくとれると患者さんからもう少し右とか、
もっと奥とか、当たりました、眠くなってきました、もう少し治る気がするとか
要望や感想をいっていただけます。
患者さんも受けやすくなるし、私もやりやすくなりお互いに充実します。
こうなると施術効果も上がりますので、お話しやすい環境をつくりながら
患者さんとの二人三脚で施術させていただいています。